フェラーリがルクレール車の燃料量申告で違反、600万円の罰金科される。3位は剥奪されず

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2019年12月02日 06:01  AUTOSPORT web

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2019年F1第21戦アブダビGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2019年F1最終戦アブダビGP決勝前に、フェラーリのシャルル・ルクレールのマシンに搭載された燃料量が申告された量と大幅に異なることが発覚したとして、スチュワードは決勝後に詳しい調査を行うことを決めた。ルクレールが3位表彰台を獲得した後、スチュワードは調査を行った結果、フェラーリに50,000ユーロ(約600万円)の罰金を科すことを発表した。ルクレールの結果に対するペナルティはない。

 今年、FIAは技術指令書を発行、チームに対し、グリッドに向かうラップ、フォーメイションラップ、レース、インラップ、エンジン点火のために必要なものとしてマシンに入れる予定の燃料量を明らかにすることを求めた。

 アブダビGP決勝前、ルクレール車がピットレーンを離れる前にFIAが燃料量を調べたところ、フェラーリが申告した量と4.88kgもの差があることが分かった。

 決勝後、フェラーリの代表者およびFIA技術部門責任者らから話を聞いた結果、スチュワードは、チームの申告は不正確であり、技術指令書に対する違反、国際モータースポーツ競技規則第12.1.1.i条への抵触にあたるという結論を出した。これに伴い、チームには不正確な申告に対して50,000ユーロの罰金が科された。

 ルクレールのリザルトに対して何らかのペナルティが与えられるのではないかという予想もなされていたが、処罰は罰金のみで、ルクレールは3位を維持することができた。

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