体験型アートが楽しめる江戸東京あかり展

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2019年12月02日 10:02  オズモール

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オズモール

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◆ゲストの選択でストーリーの結末が変わる!神田明神で初の体験型展覧会「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」を開催

「伝統×革新」をコンセプトに、新たな文化を創出する交流の場として昨年誕生した施設、神田明神文化交流館「EDOCCO STUDIO」では、2019年12月7日(土)〜2020年2月9日(日)まで、「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」を開催。あかりとアートを融合した、新感覚の展示が楽しめる。伝統の地である神田神明で、日本のあかりの美しさを感じてみて。



「結末」と「みられる作品」「演出効果」が変化するアート系アトラクション
展示は、パワースポット神田神明ならではのストーリーで展開。物語を導くのは、人形浄瑠璃(文楽)および歌舞伎の演目のひとつ「忠臣蔵」で有名な悪役、吉良上野介(きらこうずけのすけ)。元禄14年、江戸城松の廊下で播州赤穂藩主・浅野内匠頭が、高家・吉良上野介を斬りつけ、のちに「忠臣蔵」で描かれる赤穂事件の発端になったと言われている。 

名君としての評判がある反面、「仮名手本忠臣蔵」など創作ストーリーの影響によって刷り込まれた「悪」のレッテルは今も強く、積年の葛藤にとらわれた吉良が異界の門へとゲストを誘い出す。

ストーリー中には、ゲスト自らが選択を迫られる場面もあり、ゲストの選択で迎える「結末」とその後に「みられる作品」や「演出効果」が変化するアート系アトラクションが体験できる。




MIRRORBOWLER (ミラーボーラー)
アナログな立体作品×デジタル技術の融合が楽しめる
日本を代表するトップクリエイターたちの技を終結した、ゲストの呼びかけにアナログな立体作品が呼応するアナログインタラクティブな展示も展開。

「ガラスに投影された水彩画のモーショングラフィック(若き吉良)」とゲストが自由な会話を楽しむ作品のほか、ねぶた師の北村春一が手掛ける、身長を超える巨大ねぶたをゲストの代表が手渡されたアイテムで点灯させることができる。

また、人気イラストレーター 山田全自動による作品や、光と反射の空間作品を創りだすアート集団 MIRRORBOWLER (ミラーボーラー)の作品も展示される。



ストーリーによって異なる表情を見せる日本のあかり
展示ゾーンは全7つで構成され、ストーリーの展開とともにあかりがもたらす世界観はさまざまに変化する。展示の序盤は、日本らしい余白感のあるあたたかな光の展示が楽しめる。

中盤の見どころは、怪しい光に彩られた百鬼夜行の姿。切り絵作家の早川鉄兵氏(滋賀県)や妖怪絵師の満尾洋之氏(千葉県)、こけし作家の林貴俊氏(宮城県)などが創り出す、鬼や妖怪たちのパレードの様子はまるでゲストも行列に入り込んだ気分になる。

終盤は、吉良上野介の怒りを日本の伝統的な祭りのひとつ「ねぶた祭」のねぶたで表現。ねぶた師の北村春一(青森県)の迫力ある作品に、光演出のデザインを手掛ける西条信広氏が息を吹き込む。

移りゆくあかりの深淵なる世界にどっぷりと浸りたい。







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