WEC:Rモータースポーツ代表、ハイパーカーを走らせることは「不可能ではない」

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2019年12月02日 12:51  AUTOSPORT web

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アストンマーティンとレッドブル・アドバンスド・テクノロジーが共同開発している『アストンマーティン・ヴァルキリー』
Rモータースポーツのフロリアン・カメルガー代表は「あらゆることが我々に味方をするならば」2020/2021年シーズンのWEC世界耐久選手権のグリッドに、アストンマーテインのハイパーカーを着かせることができる可能性があると述べた。

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権や、ブランパンGTシリーズなどでアストンマーティンを走らせているRモータースポーツは、2020/21年からスタートする“ハイパーカー規定”に参入するアストンマーティンの新プログラムに関与している。しかし、その役割の詳細は明らかにされていない。

 Sportscar365はイギリスの高級スポーツカーメーカーがハイパーカークラス最初のシーズンに向けて、当初4台のアストンマーティン・ヴァルキリーを走らせる計画を立て、この内の2台をマルチマチックが運営するファクトリーチームとしてエントリーさせ残りの1組をRモータースポーツに委ねようとしたことを理解している。

 ただし、実際に2020/21年シーズンのグリッドに着くのは前者が担当する2台のみとなりそうだ。

 その一方でチーム代表を務めるカメルガー氏は、RモータースポーツがWECの次のシーズンに出場する可能性は確実にあると言う。

 2020/21年シーズンに、スイスチームが世界選手権のグリッドに居る可能性があるかのかを問われたカメルガー代表は「すべてのことが我々にとって有利に働きハイパーカープロジェクトの味方をするのであれば、私たちの手で走らせるクルマを見ることができるだろう。私はそうなることを願っている」と述べた。

「一緒にプレイしなければならない場所は明らかにたくさんある。私はいつも、ル・マンのグリッド上でRモータースポーツのマシンを見たいと言ってきたが、WECに挑むことは明らかにその場所でレースをするための方法のひとつだ」

「我々はアストンマーティンと、レッドブル・レーシングのハイパーカープロジェクトのパートナーであり、プログラムを促進させるためのドアを持っている。(メーカーから)そうするように言われれば、私たちはそのための準備は整えてある」

「だが、それにはクルマの準備ができていなければならない。ACOフランス西部自動車クラブ、アストンマーティン、Rモータースポーツのいずれであっても、関係するすべての利害関係者から出されるあらゆる条件を満たしていなければならないんだ」

 このように語ったカメルガー代表は、チームがハイパーカープログラムに資金援助を行っているかについてはコメントしなかったが、彼はプロジェクトの詳細を含む発表が「まもなく」行われる述べている。

 アストンマーティンは2019年6月に、“ハイパーカー規定”と呼ばれる正式名称がきまっていない新規定へのコミットを発表し、その際に今後数カ月以内に追加情報をアナウンスするとした。しかし、プログラム全体の進展について沈黙を守っている状態だ。

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