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幼児期、そして小学生になっても、「できな〜い! ママやって〜」とグズグズすることがありますよね。
スケジュールが詰まり余裕のない時など、「この忙しい時に……」とついイラっとすることもあるのではないでしょうか。
この記事では、17年間様々な立場から教育に携わる長岡さんの経験を元に、子どもの「できな〜い!」に関する対応法をお伝えします。
ボタンをかける、靴紐を結ぶなど、普段は自分でできていることや、その子にとって簡単なことについて、「できな〜い、やって〜」とグズグズする場合は、次のような理由が考えられます
1.体調が万全でない(疲れている、眠い、お腹がすいているなど)
2.ママの注意を引き甘えたい
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体調が原因の時は、「今日はしてあげるね」とさっと手伝い、体調を整えることを優先しましょう。
甘えたい場合は、膝に座らせながらボタンをかけたり、くすぐってふざけあったりと、少しスキンシップを心がけてみるとよいと思います。
その時点で時間がとれない場合は、別の時に、一緒に楽しむ時間を少しでもとるよう心がけると、しだいに、ママの「自分でできるかな?」という言葉を、聞き入れるようになっていくと思います。
ちょっと難しいことや新しいことについて、「できな〜い、やって〜」とグズグズする場合は、次のような理由が考えられます
3.その子の発達からみてまだ難しい
4.失敗や完璧にできないことが嫌
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こうした場合は、次のような言葉をかけてみましょう。
●まだ、できないね
「今はできないかもしれないけど、時間をかけたり、もう少し頑張ることで、できるようになるね」と声をかけます。
「ちょっと前は二輪車に乗れなかったけど、今は乗れるようになったでしょ?」と、以前はできなかったけれど、時間をかけて頑張ることで、できるようになったことを思い出させてみるのも方法です。
また、「ジャングルジムのてっぺんまでのぼる」や「揺れるブランコからジャンプする」など、他にも「したい」けれど、「まだ、できない」ことを話し合ってみるのも、頑張りたい気持ちが高まります。
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●「他にどんなやり方があるかな?」
「積み木を高く重ねられない」「算数の問題が解けない」などの場合、ひとつのやり方にこだわるより、積み木の向きを変えてみたり、図を書いてみるなど、少し違った角度から眺め、工夫するよう促してみます。
「う〜ん」と、ママも一緒に考える様子を示すと、子どもの好奇心も倍増しますよ。
あれこれと工夫することに夢中になり、失敗を過度に恐れることも減っていくでしょう。
以下のような失敗の“良い面”について話し合ってみます。
・何度も繰り返し取り組むうちに深く理解できるようになる
・失敗しても頑張って立ち上がると、強くなれる
・失敗したあと成功すると、すんなりできるよりも、もっと嬉しい
「折り紙の折り方を何度も失敗しちゃったけど、お手本を見ないでも折れるようになったね!」「徒競走の途中で転んじゃったけど、すぐに立ち上がって走れたね」など、過去の失敗を例に、話し合ってみましょう。
また、輝かしく完璧に見える人々にも、必ず失敗した過去があるもの。失敗を重ねた末、成功した人々の伝記をお子さんと一緒に読んでみるのもいいですね。
「できな〜い!」の背景には、様々な理由があります。また、いくつかの理由が絡まっている場合もあるものです。まずはその背景に目を向け、それぞれの状況に適した対応を実践していきたいですね。
【画像】
※ Madhourse、Oksana Kuzmina / Shutterstock
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