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大人がAmazonのFire HDやKindle「キッズモデル」を買う理由

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2019年12月06日 11:02  ITmedia PC USER

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写真Fire HD 10 キッズモデル(左)と通常版(右)のパッケージ
Fire HD 10 キッズモデル(左)と通常版(右)のパッケージ

 振り返ってみれば、2019年はAmazon端末の“キッズモデル祭り”の年だったように思う。3月7日発売の8型タブレット「Fire HD 8 キッズモデル」に始まり、6月の7型タブレット「Fire 7」、10月には10.1型タブレット「Fire HD 10」だけでなく、6型の電子書籍端末「Kindle」にもキッズモデルが追加された。



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 いずれのキッズモデルも、子供が多少乱暴に扱っても本体を傷つけないようにキッズカバーが標準で付属し、子供向けのアプリやビデオ、児童書などを楽しめる「Amazon FreeTime Unlimited」(詳細は後述)を、通常の“大人向け”端末に追加したかのような仕様となっている。



 これを大人が購入して使うメリットはあるのだろうか。今回は、Fire HD 10とKindleの各キッズモデルを入手して、細かくチェックした。



●大きくて重いが安心感は半端ない本体



 まずは、Fire HD 10とFire HD 10 キッズモデル、またKindleとKindle キッズモデルの異なるところをピックアップしておこう。



 興味深いのは、Kindleのキッズモデルと通常版でストレージ容量に差があることだ。Fire HD 10では、通常版が32GBと64GBがあるのに対してキッズモデルは32GB固定なのに、Kindleでは通常版の倍となる8GBとなっているのだ。



 これは想像に過ぎないが、Fire HD 10では外部ストレージ(microSDカード)を使えるが、Kindleでは使えない。しかも、子供向けコンテンツはテキスト単体よりイラストなど画像が多い分、データ容量も食ってしまう。だから、外部ストレージを追加できないKindleでは、初めからストレージ容量を倍にしているのではなかろうか。



 外観では、キッズモデルの方がカバーがある分だけ大きいし重量も増している。約778gという重量は、子供が手で保持するのに重すぎでは? と心配になるが、室内で床やテーブルの上に、また車の中などで膝の上に載せて使うのであれば問題はないだろう。キッズカバーにあるスタンド機能のおかげで、手で全重量を支える必要がないからだ。



 筆者はかなりそそっかしく、いろいろなものを物理的に落としてしまう癖がある。本体をつかんでいるつもりでカバンの上や膝の上から落とす、ヒジやカバンを引っ掛けてテーブルの上から落とす、カバンのチャックが閉まっていなくて落とす……などなどだ。



 この前はMacBook Airを銀座の交差点のど真ん中で角から落とし、ヒンジ部分が曲がったときには、かなり“へこんで”しまったこともある。



 その点、Fire HD 10およびKindleのキッズモデルはカバーが付属しているので安心だ。しかも、Fire HD 10のキッズカバーは本体の4辺をそれぞれ1.5cmずつ上回る大きさなので、衝撃をしっかりと吸収してくれるに違いない。



 一方のKindle キッズモデルは、一般的なフロント付きカバーといった体裁だ。



 キッズモデルで安心できるのは、カバーが付いていることだけが理由ではない。アクシデントがあって本体を壊してしまったとしても「2年間の限定保証」で、無償交換してくれるのだ。落下以外でも、牛乳など液体をこぼした、クリームたっぷりのケーキを端末の上に落としてしまった、といった子供(またはそそっかしい大人)特有の事案も対象になる。



 これは、Kindleのキッズモデルでも同様で、落としたり、ぬらしたりして本体が壊れてしまったら、Amazonに返却することで期間内は無償交換してくれる。手軽に携帯しやすい端末だからこそ、保証の手厚さは安心感につながることだろう。



●大人の年齢でも子供として登録可能



 キッズモデルを購入しなくても、Amazon FreeTimeで子供向けプロフィールを登録可能だし、子供向けコンテンツ(児童書や絵本、学習マンガ、アプリやゲーム、ビデオ、知育コンテンツなど)を使い放題のAmazon FreeTime Unlimitedを契約できる。



 ただし、30日の無料体験後は、プライム会員で480円、非会員で980円の月額料金が必要だ。その点、キッズモデルであれば、12カ月無料で全機能を体験できるので、かなりお得度が増すだろう。



 子供向けアカウントであるFreeTimeプロフィールは、大人向けAmazonアカウント1つに対して4つまで作成可能だ。設定すると、大人側の端末でも子供に渡した端末を制御できるようになる。例えば、就寝時間後に布団の中で使わないようにする「ベッドタイム」の設定や、学習系コンテンツを利用する目標時間の設定、夕食時には端末利用を一時的に強制停止する「端末の一時停止」機能などだ。



 ペアレントダッシュボードで「学習タイムを優先」にしておけば、学習系コンテンツを指定時間こなさないと、その他のコンテンツを使えない。大人でも、設定次第で学習に使えるのでは? と考えたが、意志が弱ければFreeTimeからログアウトして大人アカウントで使い放題で使ってしまうだろうから、これはやはり子供向けだと思い直した



 キッズモデル側でも、プロフィールごとに学習系コンテンツをどれだけ利用したかを確認できる。特にKindleでは、読書量に応じて「バッジ」が付与されるし、数値化もされる。これは、大人であっても読書の励みになるのではないかと感じた。



 とはいえ、これができるのは、FreeTimeでログインしているときのみだ。となると、Amazon FreeTime Unlimitedにない大人向けコンテンツを読んだり見たりすることができない。しかし、大人向けアカウントからコンテンツを追加することは可能だ。ペアレントダッシュボードや、Fire端末のFreeTimeアプリから子供用のFreeTimeプロフィールに“共有”するだけでいいのだ。



 FreeTime Unlimitedの対象年齢は3歳から12歳までだ(設定自体は2歳から13歳の範囲で可能)。もっとも、用意されているコンテンツがその範囲内のものというだけで、その枠を超えた年齢でもFreeTimeプロフィールを登録できる。



 実際、1998年10月30日を生年月日とした架空の“子供”のプロフィールを登録してみたが、問題なく設定を終えられた。キッズモデルであれば、Fire HD 10もKindleも複数のFreeTimeプロフィールを登録できるので、1つの端末を夫婦で使い回そうとすれば、できなくはない。



 後は、それぞれのプロフィールに、大人用アカウントからコンテンツを追加しておけばいいのだ。万が一、外出先で追加し忘れに気づいたとしても、FreeTimeを一旦ログアウトして大人用アカウントに切り替え、そこから追加すればいい。



 なお、Fire HD 10にはEcho ShowモードやハンズフリーでAlexaを呼び出す機能が搭載されているが、FreeTimeにログインしている状態では使うことができない。その点でも安心だといえよう。



●お得感が半端ないキッズモデル



 前述の通り、Fire HD 10とKindleの通常版とキッズモデルの異なるところはごくわずかである。カバーを外し、FreeTimeアカウントからログアウトすれば、それぞれ通常モデルと見た目も変わりなく、フル機能を使えるようになる。



 これはかなりお得だといえよう。それぞれ2年間使った場合にかかる金額を計算した下の表を見てほしい。算出にあたり、キッズカバーはKindle向けの単体のものがなかったため、似たようなカバーから推定した概算を、2年限定保証はそれぞれ1年間限定保証がついているので、それに3年分の延長保証を3で割った額をプラス1年分として計算した(Fire HD 10で4380円、Kindleで1780円が延長保証3年分の料金)。



 キッズモデルでは価格に含むサービスを通常版に積み上げていくと、7000円以上もお得になるのだ。しかも、FreeTime Unlimitedはプライム会員以外だと年間で1万1760円に跳ね上がるし、Kindleの広告なしモデルだと+2000円なので差はさらに広がる。加えて、現在開催中の「サイバーマンデー」などの大型セール期間を活用すれば、より安価にキッズモデルを入手可能だ(何せ、広告なしKindle キッズモデルのセール価格は7980円だ)。



 もちろん「大人だから、FreeTime Unlimitedはいらないよ」と思うかもしれないが、児童文学などを童心に帰って楽しんでみるのも一興だろう。また、子供向けコンテンツでも、『6年分を総復習! 小学生の漢字1026字 書き取りドリル 中学に上がる前に完全マスター』などのコンテンツは、「小学生の時ってこんなに難しい漢字を習ったっけ?」と思い出すきっかけにもなるし、勉強にもなる。1年間は無料なので、折を見て勉強し直したくなるほどだ。



 届いたときは「大きい! 重い!」と驚いてしまったが、手になじむホールド感が心地よい。道理で大人にも、このカバーの愛用者が多いはずだ。



 来年以降発売される第10世代でもキッズモデルをAmazonが作るのであれば、次回はそちらを買ってしまうかもしれない。ただ、現モデルはFire HD 10もKindleもキッズモデルの本体色が黒だけなので、カバーで隠れるとはいえ、次世代では選べるようにならないかなぁと、淡い期待を抱いている。


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  • 安いからね、ブログ用としては高性能です(笑
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