親子でのル・マン参戦も視野。ヤン・マグヌッセン、WECルーキーテストに参加へ

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2019年12月06日 18:41  AUTOSPORT web

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父、ヤン・マグヌッセン(右)が出場した2018年IMSA最終戦プチ・ル・マンを訪れたケビン・マグヌッセン(左)
2019年限りで長年所属したコルベット・レーシングを離れることになったヤン・マグヌッセンが12月15日に、バーレーンで行われるWEC世界耐久選手権のルーキーテストに参加することが分かった。

 マグヌッセンは元F1ドライバーでル・マン通算4勝、北米IMSAシリーズでもプラット・アンド・ミラーが運営するコルベット陣営で4度のチャンピオンを獲得しているベテラン。ハースF1で活躍するケビン・マグヌッセンの父であることは周知のとおりだ。

 46歳となったデンマーク人ドライバーは今年10月、2004年に加入したコルベット・レーシングを離れることになったが、2020年のル・マン24時間レースへの参戦を計画。その一環としてWEC第4戦バーレーンの決勝翌日に行われる、ルーキーテストに参加することとなった。

 マグヌッセンが加わるのは山下健太をレギュラードライバーに起用しているハイクラス・レーシングだ。これは、彼がはGTカーではなくLMP2カーのオレカ07・ギブソンを初めてドライブすることを意味する。

 ハイクラス・レーシングは2020年のル・マンに、WECにフル参戦している33号車オレカと、オール・デンマーク人ラインアップでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズを戦う20号車オレカの計2台を投入する計画を立てている。元ワークスドライバーであるベテランは後者の一員に加わる予定だが、残る2名のドライバーについては現在までに決まっていないという。

「バーレーンでのルーキーテストの間、ハイクラス・レーシングのオレカ07のステアリングを握れることに興奮している」とマグヌッセン。

「最後にプロトタイプカーをドライブしてから随分と経った。だが、2017年のデビュー以来、大成功を収めているオレカ07のシャシー特性を知るのが楽しみだよ」

「また、ハイクラス・レーシング(のプログラム)に参加することは僕にぴったりだと思っている。僕はチームと長年に渡る関係を持っているんだ。だからオール・デンマークのラインアップの一部として、ふたたびル・マンに戻るチャンスを断るなんてことはないだろうね」

 また、チームマネージャーを務めるニコライ・ヨハンセンは「ヤン・マグヌッセンがバーレーンで、我々とテストをすると発表できたことをうれしく思う」とコメント。

「LMP2クラスから2020年のル・マン24時間レースに出場し、将来は息子のケビンと一緒にサルトに戻ってくるという彼の夢の中に、ハイクラス・レーシングが含まれていることは光栄だ」

 コルベットとともにデイトナ24時間優勝、4度のル・マン制覇など数々の記録を残してきたマグヌッセンを迎えるハイクラス・レーシングは、計5時間の走行時間が与えられるWECルーキーテストにおいて、別のデンマーク人ドライバーであるマイケル・マークセンにも走行機会を与える予定だ。

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