妻の不倫ブログを数年間追い続ける“サレ夫”……「財産はビタ一文渡さない」離婚への執念

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2019年12月07日 21:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

(C)いしいのりえ

 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。どちらの呼び名にも大差はない。パートナーがいるのにほかの男とセックスする、それを仰々しく “婚外恋愛”と言わなくても、別に“不倫”でいいんじゃない? しかしそこには、相手との間柄をどうしても“恋愛”だと思いたい、彼女たちの強い願望があるのだろう。
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 最近、パートナーに婚外恋愛をされた夫を「サレ夫」、妻を「サレ妻」と言うらしい。これらのワードはネット上で広く知れ渡り、「サレ夫」「サレ妻」が集まる掲示板では、パートナーへの愚痴や復讐方法について、日夜盛んに意見交換がされていることもある。

 この連載では、いつも婚外恋愛をしている女性に話を聞いているが、今回は趣向を変えて「サレ夫」に取材を行った。

「ようやく私の我慢が実る時が来る……そう考えると今からワクワクしますよ。もしかしたら僕も、生涯最後の恋愛ができるかもしれない、なんて考えたりして」

 そう語る仁さん(仮名)は、現在妻と家庭内別居中だ。結婚して20数年、郊外に家を建て、2人の子宝にも恵まれた。専業主婦である3歳年上の妻と不仲になったのは、今から約2年前のことだという。

「上の子どもが独立して、自宅を出ていき、下の子が成人した頃からですね……原因は、妻の様子が次第に変わってきたこと。もともと妻は気が強い方だったのですが、年を重ねるごとにヒステリックになってきて」

 仁さんは当初「更年期障害なのかな?」と思っていたというが……。

「そうではなく、潜在的にそういう性格だったんでしょうね。最近の言葉だと『毒親』っていうんですか? 思い返せば、昔から、子どもたちに対しては威圧的な態度で接することも多かったです」

 奥さんの高圧的な態度の矛先が、子どもから仁さんに向けられるようになったということなのかもしれない。「あなたの帰りが遅くて食事の片付けができない、風呂に入れない」など、朝から晩までガミガミと仁さんに当たるようになったのだという。

「妻の言い分もわかりますが、とにかくヒステリックな態度がきつくって。下の子も、母親にあれこれ高圧的に言われるのがストレスになるようで、春からは一人暮らしをすると言っています。でも、怒りの矛先が子どもから私に向き始めたのには、上の子が家を出たから以外、別の理由があったんですよ」

 それは、奥さんが長年交際していた男性と別れたからだという。仁さんが妻の婚外恋愛を知るきっかけになったのは、近所のパパ友からの忠告であった。専業主婦である仁さんの妻を、「営業先のターミナル駅で何度か見かける」と教えてくれたそうだ。

「僕たちの住む場所とは明らかに無関係のところですしね……しかもあそこは、都内では有名なラブホ街じゃないですか。僕と妻は、年に数回はセックスをしていたし、それほど仲が悪いわけではなかったんですが、パパ友からその話を聞いた時、どこか『あぁやっぱり浮気してたんだ』と腑に落ちる部分があった。実はそれ以前から、妻の些細な行動に疑いを持っていたんですよ。携帯電話を風呂場まで持ち込んだり、無駄に元気で明るい日があったり。デイタイム会員だったジムの会員を終日会員に変更して、家で夕食を食べた後にもジムに行くようになったりとか……」

 妻の不倫に疑いを持った仁さんは、証拠を掴むために妻が使用しているSNSなどをしらみつぶしに当たった。

「決定打だったのは妻のパソコン履歴でした。妻は自分の不倫日記をブログで公開していたんですよ」

 それから仁さんは、妻のブログを日夜追い続けるようになった。2人の子どもが社会人になったら離婚し、「妻からはもちろん、相手の男からも慰謝料を取るため」だという。

「でも、今年の春から、ぱったり更新がなくなっちゃったんですよね。そして、妻のヒステリーが激しくなったのはそれからなんです」

 関係に終止符が打たれたことを確信したのは、夏が来る前に不倫ブログで公開された「最後の更新」というエントリーだったそうだ。

「ブログを知ってから、妻の行動とブログの内容を全てメモしてあります。下の子どもが来年の春に家を出たら、これを持って弁護士の方に相談しに行くつもりです。私はこう見えても、結構、収入があるんですよ。この金も財産も全て子どもたちに託したい。妻にはビタ一文も渡しません。むしろ金をふんだくってやりますよ……そのためにこの数年我慢をして、妻がほかの男と浮かれているブログを追い続けていたんです」

 そう語る仁さんの笑顔は、どこかたくましく輝いてすらあった。令和初めてとなる来年の春、仁さんには穏やかな日常が訪れているのだろうか。
(文・イラスト/いしいのりえ)

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  • ビタ一文も渡すつもりがないなら今でしょ�ͺ����� 不倫は止まらんからね�ܥ����äȤ����� 違う男捕まえて繰り返すだけ���ä���
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