ホーム > mixiニュース > ゲーム・アニメ > アニメ・マンガ > 「ガンプラW杯」世界一決定へ

『ガンプラW杯』世界一が本日決定、歴代日本代表が語る「進化するガンプラの“現在地”」

60

2019年12月08日 07:00  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

写真【左】MG νガンダム Ver.Ka/制作:シュン【中】ガンダムエクシアリペア2-胎動-/制作:ウツギ【右】麗しの覇王/制作:Re-ta(C)創通・サンライズ
【左】MG νガンダム Ver.Ka/制作:シュン【中】ガンダムエクシアリペア2-胎動-/制作:ウツギ【右】麗しの覇王/制作:Re-ta(C)創通・サンライズ
 本日8日、東京・お台場のガンダムベース東京で『ガンプラビルダーズワールドカップ2019(ガンプラW杯)』の世界大会決勝戦表彰式が行われる。来年40周年を迎えるガンプラは1980年7月の発売以降、累計4億5000万個以上を出荷。80年代前半の“ガンダムブーム”を牽引した後も、HG、MG、RG、PGといったカテゴリー分けで試行を実施し、今なお成長し続けている。今回、その“ガンプラ進化”を支えるモデラーの代表とも言える、『ガンプラW杯』歴代日本代表3名のコメントから、ガンプラの“現在地”を考える。

【写真】「ガンプラW杯」日本代表ほか、ファイナリストの作品をとことん見る

■世界一となって感じた「ガンプラに優劣はない」(シュン)

 2011年、初となるガンプラの世界大会『ガンプラW杯』が日本で開催された。それをネットニュースで見て、ガンプラの世界大会があることに驚いたというシュン氏。「子どもの頃に作っていたガンプラがいまや世界でも売られていて、そしてその世界大会があることに驚いた」という。

 しかし、記念すべき同大会で日本人モデラーの最高位は3位。それに対してシュン氏は「ガンプラはMade in Japan。自分にとって小学生時代のキラキラした思い出なので、外国人の方に取られるのはすこし悔しかった」と率直な想いを吐露。そして、その感情がガンプラ制作を再開する大きなきっかけになったようだ。

 シュン氏はその後、2年間のガンプラ研究期間を経て第3回大会で見事優勝。受賞作品は、『ガンダム』の生みの親・富野由悠季監督が手がけた映画『逆襲のシャア』に登場するνガンダム。ただ、そのクオリティが評価される一方で、自身の感情の変化を感じたという。

 「当初は『ガンプラ世界一を日本に持ってきたい』という想いで参加しました。ですが今は、モデラーにはそれぞれの作り方やこだわり、楽しみ方があって、それは上手い下手で語るのともすこし違うと思っています」と、心境の変化を明かす。ガンプラを作り始めてモデラー仲間もでき、それぞれがガンプラに対して熱い思い入れやこだわりを持っていることを知り、「そこには優劣はないんだ」と思うようになったと振り返った。

■裏テーマとして映画『2001年宇宙の旅』のエッセンスを注入(ウツギ)

 昨年開催された『ガンプラW杯2018』で世界大会優勝を果たしたウツギ氏は、同大会の印象について、「よくSNS上で“年に一度のお祭り”と形容している事がありますが、正にそれだと思います」と回答。続けて、「見る立場でも応募する立場でも楽しめるので。応募する場合、他の応募者の途中経過を気にしながらしていくことになり、みんなで作っているお祭りという感じがあって楽しいですね」と笑顔を見せた。

 さらに、“お祭り”的な面だけでなく「モデラーとして自身を成長させる場所」でもあると話すウツギ氏。

 「海外ではガンプラが輸入品のため日本よりも高価になるそうで、そのガンプラに心を込めて作っている海外の方たちは発想力も豊かです。オブジェ的な感覚で親しんでいる方も多いと感じました。それらに太刀打ちできる作品を作るうえで、頭を捻ってトライアンドエラーを繰り返し、結果的に以前よりも感性が養われたのではと思います」

 そんな、“意識の変化”によって誕生したのが、2018年度の世界大会優勝作品なのだという。そのコンセプトは「全方向型の作品を作ろう」というもの。シュン氏はその意図について、「見た目自体ではなく性別、年齢、ガンダムに興味ある人ない人関係なく皆さんに『凄い』と言ってもらえる様な作品という意味です。こだわりはスケール感と、映画のような情景の再現、無重力下のモビルスーツの改修作業の表現です」と解説。

 その言葉通り、ウツギ氏の優勝作品を見た人の中には「『2001年宇宙の旅』のようだ」という声もあり、まるで映画のようなスケール感と奥行きのある構図が印象的だ。

 実際、本作には裏テーマとして映画『2001年宇宙の旅』を参考にしたのだそう。「この映画の監督スタンリー・キューブリックは、構図に一点透視図法を用いることが多くあります。この一点透視図法をジオラマで表現するのが裏テーマでした」と説明するウツギ氏。まさに、モデラーの発想力と、それを具現化する“匠の技術”の結晶と言える作品だ。

■海外勢の強みは“ガンダムのセオリーに囚われない自由”なアプローチ(Re-ta)

 そして、本日開催される『ガンプラW杯2019』の世界大会決勝戦表彰式に臨む、日本代表のRe-ta氏。『ガンプラW杯』で上位に入るために求められるものを聞くと、「正直、これをすれば確実に上位に入れるわけではありません」と率直に明かした。なぜなら、その年に発売されたキット、バンダイの販促、その他にも応募者やファイナリストに残った作品のテーマやメインカラーによって、入賞できるかどうかが変わるからだという。

 昨今の『ガンプラW杯』における傾向については、「本大会の審査基準である工作・塗装・アイデア、この3つのバランスが非常に大切だと感じます」と教えてくれた。どれかひとつが秀でるのでは無く、この3つのバランスを取りまとめて作品を作ること。そして、自分が何を作ったのかを分かりやすく明確に伝えることが重要なのだそう。

 世界大会決勝戦においては、「海外のモデラーさんの作品は“ガンダムのセオリーに囚われない自由”なアプローチの仕方が“強み”」と話す。そんな、海外勢の自由な発想が新しい『ガンダム』の在り方を生み出し、作品に落とし込まれていると感じているようだ。何より、自身の作品にもそうした面を強く意識し、その結果「日本代表」になれたのだと強調した。

 『ガンプラW杯2019』の世界大会決勝戦表彰式は本日、東京・お台場のガンダムベース東京にて行われる。今年はどの作品が“ガンプラ世界一”の栄誉を勝ち取るのか楽しみだ。

(C)創通・サンライズ

このニュースに関するつぶやき

  • 『日本人はなんでも芸術にしちまいやがる』っていうパトレイバーのセリフを思い出しました。
    • イイネ!1
    • コメント 0件
  • 溜息が出るほど綺麗に作って称賛を受けるガンプラもアリだとは思う…が、オレはぶっ壊れるまでガシガシ動かして遊ぶ方が好きだ。だってプラモって玩具だもん。
    • イイネ!20
    • コメント 2件

つぶやき一覧へ(40件)

あなたにおすすめ

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定