セリエA第15節が7日に行われ、ラツィオとユヴェントスが対戦した。
試合は25分、パウロ・ディバラからの縦パスをクリスティアーノ・ロナウドがワンタッチで右サイドに展開。ロドリゴ・ベンタンクールがエリア右からグラウンダー性のクロスを供給すると、ゴール前のC・ロナウドが押し込んでゴール。アウェイのユヴェントスが先制に成功した。
ホームのラツィオは前半終盤の45分、左CKを起点にルイス・アルベルトがエリア外からゴール前に向けて浮き球のクロスを上げる。ルイス・フェリペが頭で合わせると、ゴール右下に決まってラツィオが同点に追いついた。
後半に入り68分、ラツィオがカウンターを仕掛けて得点を狙うと、フアン・クアドラードがスライディングでマヌエル・ラッツァーリを止める。すると、クアドラードのプレーに対してレッドカードが提示されて一発退場となった。
74分、セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチが相手DFの裏に抜けてゴール前へ走り出すと、それに合わせてルイス・アルベルトが前線へ長いパスを送る。ミリンコヴィッチ・サヴィッチは右足でボール収めると、そのままシュート。ボールはゴール右に流れ込み、ラツィオが2−1と逆転に成功する。
カウンターを仕掛けるラツィオは77分、チーロ・インモービレのスルーパスにホアキン・コレアが反応。コレアはボックス内までドリブルで持ち込むと、ユヴェントスGKヴォイチェフ・シュチェスニーと接触。ラツィオがPKを獲得した。インモービレはゴール右へシュートを放つが、GKシュチェスニーが弾き出して得点とはならない。
さらに後半アディショナルタイムの90+5分、ラツィオはカウンターの流れから、ラッツァーリがGKとの1対1の場面に。ラッツァーリのシュートはセーブされたものの、こぼれ球をフェリペ・カイセドが押し込んで、ラツィオが追加点を挙げた。
このまま試合は終了して、3−1でホームのラツィオが逆転勝利を収めた。この結果、ラツィオはセリエA第9節のフィオレンティーナ戦からリーグ戦7連勝(10勝3分2敗)で3位となっている。
一方、ユヴェントスは今季公式戦初黒星(11勝3分1敗)。首位インテルとの勝ち点差は「2」となっており、今節での首位浮上のチャンスを逃した形となった。
次節、ラツィオはアウェイでカリアリと、ユヴェントスはホームでウディネーゼと対戦する。
【スコア】
ラツィオ 3−1 ユヴェントス
【得点者】
25分 0−1 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
45分 1−1 ルイス・フェリペ(ラツィオ)
74分 2−1 セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ(ラツィオ)
90+5分 3−1 フェリペ・カイセド(ラツィオ)