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阿部寛との“競演”話題のパグ犬・田中太郎、『まだ結婚できない男』P&飼い主が明かす“神シーン”の裏側

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2019年12月10日 08:10  ORICON NEWS

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写真ドラマ『まだ結婚できない男』(関西テレビ・フジテレビ系)第3話より。まるで語りかけるかのような表情で主演の阿部寛(右)を見つめる、タツオ役の田中太郎くん (C)カンテレ
ドラマ『まだ結婚できない男』(関西テレビ・フジテレビ系)第3話より。まるで語りかけるかのような表情で主演の阿部寛(右)を見つめる、タツオ役の田中太郎くん (C)カンテレ
 13年ぶりに復活したドラマ『まだ結婚できない男』(関西テレビ・フジテレビ系)が、視聴率・満足度ともに上々の支持を得ながら、まもなく最終回を迎える。その人気は、偏屈すぎる主人公・桑野信介を絶妙なさじ加減で演じる阿部寛の好演によるところが大きいが、桑野の隣人が飼うパグ犬・タツオの“演技のうまさ”も視聴者の関心を集めるポイントとなっている。タツオ役を演じているのは、田中太郎くん5歳(撮影当時は4歳)。作中で阿部と対等に渡り合う様からはベテランの風格が漂うが、太郎くんにとっては本作が俳優デビュー。阿部らとの競演の裏側や太郎くんのプライベートについて、同作プロデューサーの米田孝氏、飼い主のケイコさんらに聞いた。

【写真】紙袋からひょっこり! お茶目な太郎くんの私生活(31枚)

◆表情豊かな演技が好評、主演・阿部寛と演技で渡り合う

 2006年7月期に放送された『結婚できない男』は、偏屈で独善的で皮肉屋だがどこか憎めない40歳独身の主人公・桑野(阿部)が、1人の女性との出会いをきっかけに恋愛・結婚を模索していくコメディドラマ。前作では、夏川結衣演じる女医の夏美と“良いムード”で物語を終えていたのだが…。続編『まだ結婚〜』では、53歳になってもなお独身の桑野が、女性たちとのひょんな出会いから再び人生を見つめ直していく様子を描き、『コンフィデンス』誌によるドラマ満足度調査「オリコン ドラマバリュー」では、100Pt満点中平均87.6Ptと続編も高い満足度を獲得している。

 そんな本作で、バツグンの存在感を放っているのが太郎くん演じるタツオ。第1話では、ペットショップで売れられているタツオが、桑野に向け甘い視線で「僕を買って」アピール。第3話では、飼い主の早紀(深川麻衣)との散歩中に脱走したタツオを桑野が発見し、公園のベンチで一息つくと、両者見つめ合いながら心の声で会話を交わす。太郎くんの感情表現豊かな演技に、ネット等では「タツオの表情がたまらない」「阿部さんとタツオの絡みが面白い」「タツオがメインのサブストーリーが観てみたい」との声が上がっている。

◆「パグの中でもトップクラスのイケメン」と米田P、現場では“陰の座長”として活躍!?

 太郎くんは今回、書類選考と対面でのオーディションを経て、30匹の中から役を射止めた。『まだ結婚〜』プロデューサーの米田孝氏は、オーディション時を次のように振り返る。「太郎は本当に人懐っこく、初対面のスタッフにも怖がらずに接してくれたので、撮影も絶対にいけるなと思いました。また、太郎はパグの中でもトップクラスのイケメンだと思いますし、目に表情があって顔の愛くるしさに人気が出ると確信しました」(米田氏)

 米田氏の“勘”は的中。実際に撮影をはじめると、「太郎は本当に賢くて。中途半端な場所で止まったり、人のセリフや動きとタイミングを合わせて動いたり、歩き去る桑野の方を振り返ったりと、高度なお芝居をたくさんこなしてくれました。いろいろな表情を持っていて、微妙な心情の機微を表現できる名優だと思います」(米田氏)。演技指導は、基本的には助監督が担当。音を収録しないシーンでは、カメラ横に飼い主のケイコさんや“太郎担当”の助監督が身をかがめ、芋を片手に「太郎ー!! 太郎ーーー!!!」と呼びかけながらの撮影がいつもの光景だったという。また、時には阿部や深川が指導にあたることもあったそうだ。

 太郎くんの名演が際立ったのが、前述にもあった第3話の散歩中の脱走シーン。あのシーンの撮影は8月の暑い日に行われたそうだが、パグは暑さに弱い。どうやってあの“神シーン”が生まれたのか。「熱さに弱いパグにとっては大変な撮影になると予想していたため、なるべく木陰のある公園を探し、スタンバイ中は太郎専用のプールを用意して、涼しく過ごしてもらえるよう気を配っていました。そのおかげか、ものすごい集中力を発揮し、まるで阿部さん演じる桑野と会話をしているような雰囲気で撮影をすることができました。パグと対峙した時、桑野はほかの人には決して見せない表情をすることがあります。桑野信介の普段なかなか見られない一面を引き出す存在という点でも、太郎演じるタツオは重要な役割を担ってくれていると思います」(米田氏)

『まだ結婚〜』の公式SNSでは、深川や吉田羊、草笛光子らキャスト陣とのオフショットが度々アップされていたが、現場では「スタジオセットに太郎が来ると、役者のみならずスタッフも自然とそばに集まって、皆で可愛がっていました。それぞれ抱っこしたり、撮影大会みたいになったり、本当に現場の癒しでしたね。また、座長の阿部寛さんも小さい頃から犬を飼われていたので、犬との距離感や接し方を十分に理解されてとても可愛がっていました」と米田氏。物語はもちろん撮影現場でも、太郎くんは“陰の座長”のような役割を果たしていたようだ。なお、持田香織が歌うドラマの主題歌「まだスイミー」のジャケット写真にも、太郎くんが起用されており、このことからも太郎くんがどれだけ作品のアイコンとして浸透しているかが窺い知れるだろう。

◆小さい頃は「悪魔の申し子みたいな子で」 大好きな“食べること”が名シーンの誕生につながる

 俳優デビュー作にして、いきなり注目を浴びることになった太郎くんだが、普段は保護猫のキジトラ兄弟3匹と共にのどかな生活を送っている。飼い主のケイコさんによると、意外にも(!?)小さい頃は「悪魔の申し子みたいな子」だったといい、それがきっかけでしつけ教室に通うように。特別、撮影の仕事を意識して活動していたわけではないが、教室に通う日々などの様子をインスタ(@tarou1204)にアップしていたところ、結果として今回のドラマ出演につながった。

 太郎くんの演技の才能について、ケイコさんは「性格的に元々何事にも物怖じせず、好奇心旺盛。そのうえ、教えたことをすぐに理解する頭の良さもあったため、芸達者になれたのかもしれません」と分析。それまで、特別に演技指導などはしていなかったというが、「お仕事の話があってからドラマで必要になるかもしれないと思い、吠える(吠えろと言ったら吠える)、お辞儀(頷き)、首輪を嫌がる真似、リードを引っ張られても動かないなど、いくつか新しいことを教えました。太郎は練習も本番もすごく頑張ってくれました」(ケイコさん)

 太郎くんのプライベートを尋ねると、飛んだり跳ねたりすることが好きで、遊びでアジリティ(障害物競走)やスケボーをやっているそう。そして、何より大好きなのが「食べること」だといい、この“食欲”が良い演技にもつながった。

「撮影中は、おやつを見せて“待て”をかけることが多かったのですが、そのおやつへのさまざまな感情が顔に出たのかもしれません。なぜなら、太郎は尋常ではないくらい食べ物に熱い思いがある子なので(笑)。例えば、『こんなに待っているのにおやつはまだ?』という時は切ない表情、『今日は大好物の焼き芋だ!』という時はウハウハな表情と言った具合に。ですが、これほどまでに太郎の演技が注目されたのは、出演者の皆さんや制作スタッフの皆さんのお力があってこそです。皆さんが太郎の良さをうまく引き出してくださったと思っていて、とても感謝しています」(ケイコさん)

 ドラマでは、後半にかけてタツオの“恋の行方”もポイントの1つに。最終回では、「すごく大変なシーンの撮影があった」(太郎くんのマネージャー)というが、太郎くんが恋心をどのように表現するのか? 物語の展開とともに、その演技に注目したい。

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