『ゆるキャン△』。作品を彩る楽曲を生演奏『ゆるキャン△音楽会2019』開催

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2019年12月10日 11:02  マイナビニュース

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2018年1月から3月にかけて放送されたTVアニメ『ゆるキャン△』。その作品を彩った数々の楽曲を生演奏で楽しめるコンサート『ゆるキャン△音楽会2019』が2019年11月24日にLINE CUBE SHIBUYAで開催された。

当日は劇伴を制作した立山秋航とゆるキャン△アコースティックバンドによる生演奏のほか、オープニングテーマを担当した亜咲花、エンディングテーマを担当した佐々木恵梨によるライブや、各務原なでしこ役の花守ゆみり、志摩リン役の東山奈央、大垣千明役の原紗友里、犬山あおい役の豊崎愛生による朗読劇もあり、『ゆるキャン△』の世界をたっぷりと堪能できるコンサートとなった。ここでは、昼夜行われたうちの昼公演の模様を紹介しよう。
○●『ゆるキャン△音楽会2019』

音楽会は影ナレによるドラマパートからスタート。なでしこ・千明・あおいが『野外活動サークル』の部室でキャンプの雑誌を見つつクリスマスキャンプを振り返る。そしてなでしこの食欲の話から食欲の秋、雑誌を読む3人から読書の秋という話になり、千明が音楽会のチケットを商店街の福引で当てたという話へ。芸術の秋ということで野クルのメンバーとリンが音楽会に訪れるというストーリーで、4人が座っていると思われる客席に照明が当てられるといった演出も行われた。

リンの「しずかに!そろそろ始まるよ」の合図で冬用のアウトドアファッションに身を包んだ立山やバンドのメンバーが、ウッドデッキが組まれたステージに登場。音合わせが始まりばらばらに音合わせをしていたかと思えばメリーさんの羊のワンフレーズになるなどチームワークの良さが垣間見えた。

『キャンプ場のテーマ〜本栖湖〜』から音楽会は始まり、アコースティック楽器ならではの温かみのある音や、お鍋を叩くパフォーマンスもあり、楽しそうに演奏する姿と野クルのメンバーたちがキャンプを楽しんでいる姿が重なり、アニメの様々なシーンが蘇っていく。さらに背景の富士山も時と共に景色が変わり、朝焼けの富士山、青空の中の富士山、夕焼けの富士山、夜の富士山などまるで本栖湖でキャンプをしながら優雅に音楽を聴いているかのような演出の中、コンサートが進められていった。

MCで立山は「『へやキャン△』の楽曲を絶賛制作中で、ショートアニメとあなどるなかれ、音楽も色々な仕掛けをしているので楽しんでほしいです」とアピール。また『ゆるキャン△』の楽曲はアイリッシュ系の音楽やカントリー、フォークを意識して作っていると紹介し、その中でもアイリッシュの音楽でよく使われるティン・ホイッスルの音色について、よく知られている楽曲として映画タイタニックのテーマを塩谷信洋が演奏して見せる場面も。

続いて花守、東山、原、豊崎のキャスト陣がステージに登場すると、作品の中で好きな曲や演奏された中でお気に入りの楽曲についてトークを展開。映画タイタニックのテーマが聴けて良かったと盛り上がるキャストたちに立山は「頑張ってたくさん作曲をして、頑張って演奏してきたのに一番印象に残った曲がタイタニック!」と悔しがり会場は笑いに包まれた。また立山は「皆さんの演技が付いた状態の映像に音楽を付けるわけではないのでオンエアで音楽とお芝居が一つになった映像を観ると感慨もひとしお」と話し、対してキャスト陣も「音のない状況でアフレコをしているので完成した映像を観て感嘆の声を上げていました。」と振り返った。

アフレコの話題が出たということで、ここからはゆるキャン△アコースティックバンドの生演奏にのせて生アフレコを楽しむ贅沢なコーナーへ。内容は本編から抜粋した3シーンで、第8話『テスト、カリブー、まんじゅううまい』から野クルメンバーがアウトドアショップ『Caribou』でキャンプ椅子に座り会話をしているシーン、第7話『湖畔の夜とキャンプの人々』からリンとなでしこが四尾連湖で焚火をしているシーン、4人が揃っているシーンを演じたいということで第4話『野クルとソロキャンガール』から霧ヶ峰のライブカメラに手を振っているリンが映っているシーンを再現。お互い成り行きの尺で演奏・朗読をしているのにも関わらずタイミングよく演奏を終えるゆるキャン△アコースティックバンドに「なんで?(タイミングが合うの)」と不思議がるキャスト陣。ミュージシャンと役者のプロの妙技に客席からは大きな拍手が贈られました。キャストパート最後には『踊ろよフォークダンス』が演奏され、花守はシェイカーを、東山はトライアングルを、原はタンバリンを、豊崎はカスタネットを手に演奏に加わりステージに花を添えた。

続いてオープニングテーマ『SHINY DAYS』を歌う亜咲花がMVでも着用している白いセーターに赤のスカート姿で登場。昨年身延町で行われた音楽会で楽屋が体育館だったこともあり『SHINY DAYS』チームと『ふゆびより』チームに分かれてバスケや卓球をしていたエピソードを紹介。ライブでは軽快な楽曲にパワフルな歌声を披露するとそれに応えるかのように客席からも大きな手拍子が。続いての佐々木もMVで着用していた白のニット帽とニットのワンピース姿で登場。「身延町観光大使の佐々木です」と最前列のお客さんに名刺を配る一幕もあり笑いを誘った。優しさあふれる歌声でエンディングテーマの『ふゆびより』を披露し、「ららら〜♪」と観客と共に歌を楽しみ、最後に『ゆるキャン△のテーマ』が演奏され本編は終了となった。

このまま終了かと思われましたがスクリーンには2020年1月より放送が開始される『へやキャン△』のPVが。その後アンコールとして亜咲花が再び登場。『ゆるキャン△』のイメージソング『Isn't It Fun』と本イベントが楽曲初お披露目となる『へやキャン△』の主題歌『The Sunshower』の2曲を歌唱した。そしてラストは出演者全員がステージに大集合し『SHINY DAYS』を観客と共に大合唱。キャストも歌に合わせ息の合ったダンスを披露しエンディングを盛り上げた。

■「ゆるキャン△ 音楽会2019」開催概要
【開催日程】2019年11月24日(日)
【会場】LINE CUBE SHIBUYA
【出演者】立山秋航+ゆるキャン△アコースティックバンド
亜咲花(「ゆるキャン△」OP担当)
佐々木恵梨(「ゆるキャン△」ED担当)
花守ゆみり(各務原なでしこ役)、東山奈央(志摩リン役)
原紗友里(大垣千明役)、豊崎愛生(犬山あおい役)
【主催】フリュー株式会社

(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会

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