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注目の2歳牡馬ランキング。ディープインパクトの後継がついに登場か

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2019年12月11日 06:12  webスポルティーバ

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 ここ数年は、牝馬の存在感が上回っていた2歳戦線だが、今年は3戦無敗のマイラプソディ(父ハーツクライ)をはじめ、GIII東京スポーツ杯2歳S(11月16日/東京・芝1800m)で脅威のレコード勝ちを収めたコントレイル(父ディープインパクト)など、牡馬にも期待の素質馬がズラリ。来春のクラシックに向けて、非常に楽しみな状況にある。

 そんななか、今週末にGI朝日杯フューチュリティS(12月15日/阪神・芝1600m)が、年末にはGIホープフルS(12月28日/中山・芝2000m)が行なわれる。どちらも、今後の行方を占う注目のレースである。そこで、それら重要な2歳GI戦を前にして、現時点での2歳牡馬の『Sportivaオリジナル番付(※)』を発表したい。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、独特なデータを駆使するパソコン競馬ライターの市丸博司氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、来春のクラシックを目指す2歳牡馬の、現時点における実力・能力を分析しランク付け。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。

 断然の1位となったのは、コントレイル。好メンバーがそろった東スポ杯2歳Sを圧勝し、選者全員が高評価を与え、23ポイントを獲得した。

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「祖母フォルクローレは、アメリカの2歳GI BCジュヴェナイルフィリーズの覇者。現役時の映像を見直すと、勝ちっぷりがとにかく派手です。さらに、そのフットワークはコントレイルにかなり似ていて、コントレイルが活躍するのも納得です。同馬のスケール感からして、距離うんぬんとかで測られるレベルの馬ではないように思います」

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「東スポ杯2歳Sについては、勝ちタイムばかりがクローズアップされすぎの印象があります。高速馬場の東京・芝1800mのレースにあって、前半から縦長にならず、馬群全体で飛ばしていけば、タイムが底上げされるのは当然ですから。そういう意味では、タイム自体に驚きはありません。

 ただし、同レースを勝ったコントレイルのTF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)だけは、この時期としては驚くべき高さでした。まだ、2戦を消化したばかりなので、断定するわけにはいきませんが、このままいけば”1強”状態でクラシック戦線を引っ張っていく可能性があります。それだけの力を秘めていると思います。

 ディープインパクト産駒は、これまでに5頭のダービー馬がいますが、クラシックを2勝した牡馬はまだいません。今夏、ディープインパクトは惜しくもこの世を去ってしまいましたが、いよいよ来年、三冠馬となるような後継馬が誕生するかもしれない――そんな期待が膨らんでいます」

 2位は、GIIIサウジアラビアロイヤルC(10月5日/東京・芝1600m)をレコード勝ちしたサリオス(父ハーツクライ)。こちらも、粒ぞろいのメンバー相手に快勝し、多くの選者から高評価を得た。

吉田順一氏(デイリー馬三郎) 
「現2歳世代は、性別にかかわらず、ハーツクライ産駒の質が高く、早くから活躍している馬がたくさんいます。そのうち、牡馬の大将格と言えるのが、サリオスでしょう。

 540圓板饗膩診呂蕕靴、新馬戦(6月2日/東京・芝1600m)にしても、サウジアラビアロイヤルCにしても、かなり余裕のフォルムでした。また、前腕に比べると、まだトモのボリュームは物足りず、飛節がぐらついていることから、トモ腰に甘さが残っている現状です。いずれにしろ、こうした馬体面を踏まえれば、本格化するのは古馬になってから、と思わせます。

 しかしそれでいて、東京のマイルを1分32秒7のレコードで駆け抜けたパフォーマンスを披露。『怪物』と言っていいでしょう。脚もとに関して言えば、つなぎは少し短めですが、クッション性があり、角度も適性できれいな脚をしていますから、今後がますます楽しみです」

市丸氏
「サウジアラビアロイヤルCでは、道中3番手から残り400mまでは追い出さずにじっとしたまま。残り400mを切って、外からクラヴァシュドールが来ると仕掛けて、追い比べで譲らず、あっさりと抜け出していきました。3着以下との着差(およそ5馬身)を考えても、かなりの器。朝日杯FSでは、戴冠への最有力候補と考えていいでしょう」

 3位は、マイラプソディ。前走のGIII京都2歳S(11月23日/京都・芝2000m)も難なく勝利を飾って、デビュー3連勝で重賞制覇を遂げた。

木南氏
「新馬(7月7日/中京・芝2000m)、オープン特別の野路菊S(阪神・芝1800m)、京都2歳Sと、3戦連続でメンバー最速の上がりをマークして3連勝。道悪もこなすバランスのよさがいいですね。京都2歳Sで2着に退けたミヤマザクラは力のある牝馬ですから、それを相手にしなかった内容は相当濃いと思います。武豊騎手+キーファーズ(馬主)ですから、目指すは世界の舞台になるのでしょうか」

本誌競馬班
「オープン特別の野路菊Sを圧勝し、京都2歳Sも楽勝。完成度の高さはピカイチではないでしょうか」

 4位にランクインしたのは、オープン特別のアイビーS(10月19日/東京・芝1800m)を勝ったワーケア(父ハーツクライ)。2戦2勝で、ともに圧勝しており、こちらも選者のほとんどがポイントを入れた。

吉田氏
「サリオス、マイラプソディ同様にハーツクライ産駒ですが、2頭とはまたタイプが違う印象があります。つなぎは少し短めで、柔らかみがあるのは一緒ですが、どちらかと言うと、ワーケアはストライドを伸ばすより、(脚の)回転の速さでスピードを上げていくタイプ。また、この馬もハーツクライ産駒らしく、折り合い面には苦労せず、鞍上のゴーサインによって、しっかりとギアを上げられるセンスがあります。

 前向きさがあり、アイビーSでは抜け出す脚が速かった。その点にも、大いに魅力を感じました。馬込みでの競馬はまったく問題なく、切れる脚が使えるハーツクライ産駒ゆえ、今後への期待は増すばかりです」

市丸氏
「2戦2勝で、その勝ち方がケタ違いでした。ホープフルSでコントレイルに挑むことになりますが、どこまで迫れるか、興味深いところ。もし逆転があったりすると、2歳牡馬戦線は、とんでもなくレベルの高い群雄割拠の状態になっていくのではないでしょうか」

 5位は、GIII札幌2歳S(8月31日/札幌・芝1800m)の勝ち馬ブラックホール(父ゴールドシップ)。フリーライターの土屋真光氏が唯一1位で評価し、ランクインとなった。

土屋真光氏(フリーライター)
「新馬(7月7日/函館・芝1800m)では、僅差の2着となりましたが、その後は、未勝利(7月20日/函館・芝1800m)、札幌2歳Sと快勝。この2歳世代が初年度産駒となる父ゴールドシップに、早くも重賞タイトルをもたらしました。晩成のイメージがあるゴールドシップですが、自身がそうであったように、産駒の旬も意外に早いかもしれません。

 一方、母系は活躍馬を多数出している名門の牝系。祖母の父がフジキセキ、母の父がキングカメハメハ、そして同馬の父がゴールドシップと、日本で長く血をつないできた血統構成も気に入っています。GIレベルになったときに求められる、軽快さにも対応できれば、かなり活躍するのではないかと期待しています」

 その他、高ポイントを得たランク外の馬も多く、牝馬同様、2歳牡馬戦線もまだまだ混戦模様だが、まずは有力馬が集う目前に迫った2つのGI戦に注目である。

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