解説陣がみた巨人・大城卓三

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2019年12月12日 10:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

巨人・大城卓三(C)KYODO NEWS IMAGES
巨人の大城卓三は来季から中畑清氏、高橋由伸氏らが現役時代に着けた“24”を背負う。“24”という番号を着けるだけでも、球団から大きな期待を受けていることがわかる。

 プロ2年目の今季、メルセデスが先発の時に主にスタメンマスクを被ったが、打撃力を活かし一塁での出場も多く、109試合に出場して、打率.265、6本塁打、30打点の成績を残した。

 ショウアップナイター解説陣の大城の打撃への評価は高い。井端弘和氏は「昨年はストレートにだいぶ苦労したと思うんですけど、その辺がだいぶ改善された。十分期待に応えていると思います。いいところで打つということに集中して、クリアしたときに初めてホームラン、プラスアルファで考えていけばいいかなと思います」(7月2日放送の『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』)と評価。

 6月7日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ロッテ戦』で解説を務めた真中満も、ロッテの先発・二木康太が投じた低めのフォークをうまくあわせてレフト前に落ちるタイムリーに「片手でバットを出して、食らいついたバッティングでしたよね。良く拾いましたよね。難しいフォークでした。ストレートをマークしなければいけない中の対応ですからね。懐もありますし、スイングも早いですしパワーもある。楽しみなバッターですよね」と期待を寄せた。

 打撃面での評価は高いが、捕手の守備では厳しい指摘もある。8月24日のDeNA戦では、3−1の6回一死一塁の場面、DeNAの2番・筒香嘉智を3ボール2ストライクから147キロのストレートで空振り三振。スタートを切っていた梶谷を刺そうと捕手・大城が二塁へ送球するも間に合わずセーフとなってしまうことがあった。

 この送球に同日解説を務めた大矢明彦氏は「フルカウントでのスチール。オートマチックで走らせたんだけど、ランナーはそんなにいいスタートが切れないんですよね。キャッチャーの大城が、今のはいいボールを投げなきゃいけない。ワンバウンドに放っているようじゃレギュラーで出られないですね。キャッチャーの見せ所の場面ですからね」と厳しく指摘していた。

 ただ、大城の一塁の守備について井端氏は「昨年もその案はあったので、万が一のときに私も(巨人コーチ時代の昨季は)ファーストのノックを打っていました。なかなかキャッチャーをやりながらのファーストの守備だったので、そこまで多くはノックを打てなかったんですけど、昨年に比べてファーストの守備はだいぶ上手くなってきている。完全にうまくなるには、キャンプで内野手としてやっていないので、そういうのを経験すると守備はどんどん上手くなっていくと思う。打撃を多いに活かしてもらえたらいいかなと思います」(6月12日放送の『ニッポン放送ショウアップナイター 西武−巨人』)と話している。

 攻撃面では高い評価を受ける大城。課題の守備面を向上できれば、一気に正捕手の座も狙える位置にいる。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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