日向坂46、今年のクリスマスライブはどんな公演に? 『ひらがなくりすます』を振り返る

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2019年12月12日 13:02  リアルサウンド

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日向坂46『こんなに好きになっちゃっていいの?』

 日向坂46が、12月17日・18日に幕張メッセ国際展示場にて『日向坂46 ひなくり2019 〜17人のサンタクロースと空のクリスマス〜』を開催する。彼女たちにとってクリスマスライブといえば、けやき坂46時代に行われた『ひらがなくりすます2018』(以下『がなくり』)だろう。


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 ファンタジックな演出と共に、過去・現在・未来、彼女たちの分岐点ともなる内容で感動を呼んだ同公演。ツリーや城がセットされたクリスマス仕様のステージの上で、1stアルバム『走り出す瞬間』収録曲を中心にパフォーマンス。加藤史帆、齊藤京子のソロ曲が日替わりで、そして佐々木美玲のソロ曲が連日披露された。さらに長濱ねるのソロ曲「100年待てば」も。2017年9月に欅坂46専任となったひらがなけやき創始者・長濱ねる。同曲では長濱の不在を補うかのように1・2期生が全員で歌い、観客はバルーンで武道館を彩った。こうした演出は、長濱がずっと“ひらがなの一員”だというメッセージであると同時に、彼女への恩返しのようにも感じた。一方で、ライブ初披露となった「君に話しておきたいこと」と「JOYFUL LOVE」では、二期生の小坂菜緒が初センターに。ひらがなの“これまで”と“これから”を描いたライブとなった。


 『ひなくり』について金村美玖が「『お空のサンタさん』ってイメージです!」と、これまでのライブとはまたひと味違う演出があることを示唆(参照:https://www.nikkansports.com/entertainment/column/sakamichi/news/201912100000065.html)。だいぶ前から入念にリハをしていることも伝わっているだけに、演出にこだわったライブになるだろう。そして気になるのはセットリストだ。富田鈴花と松田好花によるはなちゃんずによる「まさか 偶然…」や、日向坂としてはまだ披露されていない加藤、斎藤、佐々木美玲のソロ曲など、様々な楽曲に期待したところだが、筆者が特に注目したいのは上村ひなのによる「一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」だ。今年早くもソロ曲を与えられ、バラエティでも特異なキャラで才能が開花。日向坂を代表する1人に成長しているだけに、同曲を歌唱する姿を見てみたい。


 昨年の『がなくり』でキャプテン佐々木久美は「来年は皆さんが想像する以上のひらがなけやきになって、もっともっと全速力で坂を駆けのぼっていきます」と宣言(参照:https://natalie.mu/music/news/312127)。それから1年、これ以上のない飛躍を遂げた。同公演はそれを締めくくる集大成のようでもある。欅坂における『欅共和国』のように、日向坂にとって『ひなくり』が毎年恒例の一大イベントになっていくことに期待したい。(本 手)


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