スヌーピーミュージアムは、原作「ピーナッツ(PEANUTS)」とスヌーピーの魅力を原画や資料を通じて紹介するカリフォルニアの「チャールズ M. シュルツ美術館」公式サテライトとして、2016年4月に2年半の期間限定で六本木にオープン。全5回の企画展を開催し、累計約130万人を動員した。期間終了後は六本木に代わる新たな場所を探し、館長の中山三善氏がいくつかの候補地の中から、緑豊かな大きな公園と賑やかなショッピングモールに挟まれた立地、最寄り駅からのアクセスの良さ、そして六本木の施設より約2倍の広さを確保できることなどから、11月に開業した再開発エリア「南町田グランベリーパーク」内の「パークライフ・サイト」を移転先に選んだという。
>>都内最大のアウトレット複合施設と公園が一体に、「南町田グランベリーパーク」のレポートはこちら
スヌーピーミュージアム外観
新生スヌーピーミュージアムの延床面積は約2,600平方メートルで、地下1階、地上3階で構成される。展示は企画展と常設展の2種類で、常設展では巨大なマルチスクリーンを使用した「オープニンシアター」、作者のチャールズ M. シュルツの生涯や作画のテクニックを紹介する「チャールズ・シュルツ・ルーム」、複製原画やヴィンテージグッズ、映像を通してスヌーピーとピーナッツ・ギャングの定番エピソードやトリビアが楽しめる「ピーナッツ・ルーム」、大きな白い部屋で全長8mの巨大スヌーピーをはじめとするユニークなスヌーピー全6種を設置した「スヌーピー・ルーム」を公開する。
全長8mのスヌーピーが横たわる「スヌーピー・ルーム」
企画展は、シュルツ美術館が所蔵するコレクションの中から展示品を半年ごとに入れ替えていくという。初回は「ビーグル・スカウトがやってきた!」をテーマに、ビーグル・スカウト誕生のエピソードやマシュマロの焼き方、テントでの生活、厳しい自然の中での心得やリーダーの憂鬱といったストーリーの原画を展示する。
企画展「ビーグル・スカウトがやってきた!」の様子
ミュージアムショップ「ブラウンズストア(BROWN'S STORE)」ではオープン記念し、赤いパーカを着用したスヌーピーとウッドストックのぬいぐるみ(4,000円〜5,000円)をはじめ、コラボグッズとしてスウェーデンのアウトドアブランド「フェールラーベン(FJALLRAVEN)」のアイコンバッグ「カンケン(Kanken)」(各1万4,000〜1万6,000円)や、ドイツの老舗魔法瓶メーカー「ヘリオス」の魔法瓶(各3,000円)、森永のミルクキャラメル(650円)とミルクココア(1,300円/すべて税別)などを販売する。