Snow Man「D.D.」はグループの“これまで”と“これから”を象徴する1曲に 『Mステ』初単独出演に寄せて

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2019年12月13日 06:01  リアルサウンド

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Snow Man

 ジャニーズJr.の人気ユニットSnow Manが、今夜12月13日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)初単独出演を果たす。2020年1月22日に、CDデビューを控えているSnow Man。もちろん披露するのは、デビュー曲「D.D.」だ。


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 「D.D.」とは「ダンシング・ダイナマイト」の略で、アクロバットやダンスパフォーマンスに定評のあるSnow Manらしい、ダンスチューン。11月27日に放送された『ベストアーティスト』(日本テレビ系)で初披露されると、その完成度の高さに注目が集まった。


 さらに12月5日に幕張メッセで行なわれた『YouTube FanFest Music Japan 2019』に出演すると、『ベストアーティスト』のときとは異なるアクロバットを披露。会場に駆けつけた多くの観客、そしてライブ配信で楽しんでいた多くの視聴者から絶賛の声が上がった。


 改めて「D.D.」の見どころについて尋ねられた深澤辰哉は「アクロバットもバリエーション、たくさんあるので」とコメント。もしかしたら、今夜の『ミュージックステーション』でも、新たなバージョンのダンスが見られるかもしれない。


 今夜の『ミュージックステーション』出演を受けて、阿部亮平が「ジャニーズ事務所に入所して15年、 今までたくさんMステに出演してきましたが、それは先輩のバックとしてで、自分たちだけでこの番組に出演するのが憧れでした」と語っている通り、Snow ManはジャニーズJr.として長い間地道に活動を続けてきた。


 タッキー&翼、Kis-My-Ft2、A.B.C-Zなど数々の先輩たちのステージを盛り上げ、滝沢秀明が座長を務めた『滝沢歌舞伎』を筆頭に、ジャニーズ舞台には欠かせない実力派として活躍。だが、一方で自分たちよりも後からジャニーズ入りしたメンバーがCDデビューしていく姿を何度も見送った苦い経験も。責任の大きな役どころ、重要な舞台やステージを任されながらも、CDデビューという夢は近いようで遠い。


 毎年続々と入ってくるジャニーズJr.たち。その中で、選ばれし者だけがCDデビューという夢を叶えられる。長く続けていれば近づくという保証はない。でも、諦めてしまえば、決して叶うことはない。同じ夢を目指してきた仲間が、違う道へと方向転換する場面も多くあった。


 それでも、彼らは自分たちに課されたものを一つずつ丁寧に、そして何より楽しみながら乗り越えてきたのだ。「Snow Manで、てっぺんを取る」という合言葉を胸に。「D.D.」の歌詞にもある〈Two steps forward,one step back. Three steps forward,two steps back.〉とは、まさに彼らの歩みそのもの。そして、〈頂上(てっぺん)見せてあげよう〉という聞き覚えのあるワードも。


 「今回の『D.D.』は、本当に自分たちもいろいろ考えさせてもらって。デビュー曲を決めるときって、こんな自分たちの意見を言ってもいいのかなってくらい」とは、ラジオ『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第1)12月7日放送回で深澤が語った言葉だ。そして、〈てっぺん〉についても、「それは9人満場一致のこと」と宮舘涼太が続けていたのが印象的だ。


 “これまで”とリンクさせた歌詞と“これから”を象徴するようにバージョンアップしていくアクロバット。「D.D.」は、まさにSnow Manの初心ともいえる1曲だ。今夜は、彼らの夢がまた一つ叶う日。ここからまた新たな夢を描くであろう彼らの気合みなぎるパフォーマンスを、歌詞を噛み締めながら見届けたい。(佐藤結衣)


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