特にオブライエン氏がアピールしたのが、新しいアップルストアの特徴となっている「フォーラム」の存在。木で作られたキューブ型の腰掛けや革張りの腰掛けをいくつも用意し、目の前にある大きなビデオウォールでToday at Appleのセッションを楽しめるようにしています。セッションが開かれていないときは、来店客がスタッフと相談する際などに使うほか、自由に休憩することも可能。人が集うスペースを店舗の中心に用意する、というお店作りはApple 川崎にもしっかり受け継がれていました。
Apple 川崎がメインターゲットとしているのは、ズバリ子どもを持つファミリー層。子どもや祖父母も一緒に、家族全員で来店したくなる店作りにした、とオブライエン氏は語ります。
家族での来店を誘う呼び水としているのが、ストア内で毎日開催している「Today at Apple」のさまざまな無料セッションです。ほかのアップルストアでも、写真の撮り方や音楽の作り方、絵の描き方、プログラミングなどのセッションを実施していますが、Apple 川崎ではオープン直後の12月に特別なプログラムとして、コーディングが学べるプログラミング関連のセッションを大いに充実させたと胸を張ります。
2020年に小学校でプログラミング教育が必修化されることが決定し、政治の世界でも「学校に1人1台のパソコンやタブレットを導入しよう」という声が上がっています。これを受け、子どもを持つ親もプログラミングへの関心が高まっているのは間違いなく、「今からプログラミングに慣れさせておきたい」と考える家庭も増えています。そのような親にとって、専門知識を持つスタッフがプログラミングのイロハを無料で楽しく教えてくれるToday at Appleのセッションは魅力的な存在となりそうです。
Apple 川崎が入るラゾーナ川崎プラザには、家電量販店のビックカメラが入居しています。集客力の高いビックカメラの存在があるからラゾーナ川崎プラザを選んだのでしょうか? また、Apple 川崎ではToday at Appleなどの体験を重視し、製品やアクセサリーの購入はビックカメラに任せる、といったすみ分けを考えているのか、聞いてみました。
Apple 川崎は、12月14日の午前10時にオープンします。当日、先着順でオリジナルトートバッグなどが入った記念品がプレゼントされる予定なので、早めに足を運んでみてください。Today at Appleのセッションは、すでに満員になった回もありますが、キャンセルが出た場合は飛び入りで参加できる可能性もあります。