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『いだてん』ついに最終回 脚本・宮藤官九郎×チーフ演出・井上剛がコメント

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2019年12月15日 06:02  リアルサウンド

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リアルサウンド

写真『いだてん』写真提供=NHK
『いだてん』写真提供=NHK

 本日12月15日に最終回を迎える大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』(NHK総合)。放送を前に、脚本を手がけた宮藤官九郎、チーフ演出の井上剛より、コメントが寄せられた。


参考:『いだてん』は日本屈指の“特撮ドラマ”だった! 最終回の国立競技場にはVFXの総力を結集


 本作は、1964年の東京オリンピックまでの半世紀にわたる日本とオリンピックとの関わりを描くドラマ。先週放送の第46回では、東京オリンピックへの準備を田畑らが着実に進め、開会式前日までの模様が描かれた。最終回となる本日放送の第47回では、いよいよ東京オリンピックの開幕式が描かれる。


 宮藤、井上より寄せられたコメントは下記の通り。


コメント
●宮藤官九郎(脚本家)
歴史の資料を元にドラマを描くのは、僕にとってチャレンジでした。残されている膨大な資料は、たくさんのヒントが得られたと同時に、足かせにもなりました。とはいえ、当然、記録に残っていない部分もたくさんあり、そこは自分で埋めていっていいと都合良く解釈して描いたシーンもたくさんあります。資料はドラマを描くときのヒントであり、材料みたいなものを与えてくれるもの。これとこれを組み合わせたらどうなるだろう?って、自分で考えていく感じです。そのなかに架空の人もいて、絶対に交わらないはずの金栗さんと志ん生が間接的につながるという。それは架空の人物を配置したからこそのおもしろさですよね。ですから、史実に沿ってドラマを描くのも楽しかったです。よくよく考えたらオリジナルのドラマを書いているときも、身近な誰かをモデルにしたり、役者さんにあてて書いている時点でもう100パーセント僕の頭にあるものではないので、ふだんから同じようなことをやっているんだなと気づきました。


『いだてん』の執筆が決まった当初は「最後まで書き終わらないうちに体を壊したらどうしよう」という怖さもありました。でも、全てを終えた今振り返ると、やっぱりいい経験でしたね。今だからできたと思います。歳を取ったらここまで情報処理ができなかったと思うし、逆に若かったらもっと自分を出したくなって、実在の人物よりも自分の頭で考えたことを優先したくなっちゃったかもしれません。そう考えると、この年齢で、この体力で『いだてん』と出会えて良かったなと思います。


●井上剛(チーフ演出)
最初に台本を読んだときは「これだけの内容を60分に詰め込めるかな」と思うような宮藤さんの迫力を感じました。しかも制作陣全員の思いがあふれているので、台本に書かれていること以上に行間を拾っていかないといけないしと意気込みました(笑)。「初回から繋がっている!と感じてもらえるためにどう見せるか」を意識しながら、撮影だけでなく編集や音楽も大車輪の活躍で、何とか凝縮したドラマを60分で描くことができたと思います。


最終回といえばいつもそうですが、終盤のスタッフの疲弊度や差し迫るスケジュールにも頭を悩ませながら(笑)、 それでも“ワンチーム”となって全員が力を出し切ったことで、自信を持ってお届けできる最終回になったと思っています。


これほど身近に感じられる大河ドラマはこれまでなかったと思います。まさに現代を生きる私たちと地続きの物語。それを掲げてドラマを紡いできたので、視聴者の皆さんにとっても過去とのつながりを実感できるドラマであればいいなと思っています。


(リアルサウンド編集部)


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