元サッカー日本代表が悔しくて「今夜は寝られない!」フットゴルフの魅力とは?

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2019年12月15日 10:12  TVerプラス

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世界中で競技人口が増えている注目の新競技フットゴルフを、12月7日と14日の2週連続でサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京、毎週土曜24:20〜)が特集した。

フットゴルフのルールは基本的にゴルフと同じで、ゴルフクラブの代わりに足を使い、5号球のサッカーボールをカップに入れるまでの数を競う。2009年にオランダでルール化されると人気に火が付き、現在ではヨーロッパを中心に世界40カ国以上でプレーされ、サッカーの母国イギリスでは学校の授業で採用。さらに、2020年には日本でワールドカップ開催が決まり、2024年のパリ五輪では正式競技入りを目指している。

今回の特集では、番組MCの勝村政信と鷲見玲奈をはじめ、元日本代表の名波浩、名門・仙台育英のサッカー部で10番を背負っていたパンサーの尾形貴弘、番組でブレインスカウターとして活躍するJリーグ名誉マネージャーの佐藤美希、元乃木坂46でサッカー経験者の伊藤かりんらゲスト陣。そして、番組アナリストで元日本代表の秋田豊が、いつものスタジオを飛び出し、ワールドカップ会場となる栃木県さくら市セブンハンドレッドクラブへ。来年のフットゴルフワールドカップのエキシビションマッチ出場権をかけて4ホールのガチンコ対決を実施することに。

7日の放送では、鷲見アナの進行のもとチーム分けが行われ、勝村・尾形ペア、名波・佐藤ペア、秋田・伊藤ペアに決定。前半2ホールを終え、名波・佐藤ペアと秋田・伊藤ペアがイーブンパーで並び、勝村・尾形ペアは6オーバーと出遅れた。

14日は後半戦の模様を放送。第3ホール(パー5)は、6打差で追う勝村・尾形ペアの尾形が長い助走からのキックを披露。しかし、ボールは左に大きく逸れ、OBの判定。その後も打数を重ね+5でホールアウトし優勝戦線から脱落してしまう。名波・佐藤ペアもアンジュレーションやパットに苦しみ+4でホールアウトした。

そんな中、輝きを放ったのが伊藤。秋田が放った第5打が、フェンスのすぐ横につけてしまい蹴ることができない状態に。しかし、このように人工物がボールの近くにあり蹴られない場合などには、ボールをカップに近づけなければ罰則なしで動かすことができる“ニアレストポイント”というルールがあり、結果的に残り15mの好位置に。キッカーの伊藤は狙いを聞かれると「決めますよ!」と力強く宣言し、優しいタッチで放たれたボールはカップへ向かって転がっていく。カップの目前で惜しくも逸れたものの、他チームが苦戦しているパットで好プレーを披露。続く第7打を秋田が難なく決めて2打差で首位に躍り出た。

最終第4ホールでは、名波・佐藤ペアと秋田・伊藤ペアがカップの奥に配置されたバンカーの餌食に。フットゴルフのバンカーショットは、軸足をボールの横に固定し、助走や足元からすくい上げるような蹴り方はNG。強く蹴ることが難しく、佐藤と名波が連続でミスしバンカー地獄にはまってしまう。一方、秋田・伊藤ペアは、伊藤がここでもナイスアプローチを見せ、続く第4打を秋田が冷静に決めて勝負あり。

見事、秋田・伊藤ペアが優勝を決め、来年のフットゴルフワールドカップのエキシビションへの出場権を獲得した。試合を終えた名波は「サッカーをちょっとかじっていたので、ミスをするほどストレスが……。今夜は寝られない」と悔しさを滲ませ、勝村は「見ている側に立つと、あの名波があそこでミスを犯すというスリリングさが面白かった」と語り、老若男女、経験を問わずに楽しめるフットゴルフの魅力を伝えていた。
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