ママ友LINEグループに招待されてあぜん! 「うちの夫の素性」を詮索されていたことが発覚

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2019年12月15日 21:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

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今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 ママ友同士のLINEグループチャットでは、雑談の一環として「夫」について話題に上ることもあるという。しかし、ママ友の「夫」という存在については、どこまで踏み込んでよいのか難しいものだけに、「モヤモヤしている」 というママたちは少なくないようだ。今回、そんな悩めるママの声を集めた。

「旦那さんが育児に協力的でいいなぁ」ママ友の自虐にうんざり

 今日子さん(仮名)は、都内にある幼稚園に4歳になる男児を通わせている。その園では、幼少期の親子関係がのちの人格形成に影響するという考えから、未就学期のうちは、母親は就労せずに、子どものそばにいることを推奨しているそうだ。

「普段から保育参観や家庭訪問があるなど、普通の幼稚園より園と保護者の関係が濃いかもしれません。もちろん、ママ友付き合いも濃密で、お迎え時の立ち話から始まり、グループチャットでのやりとりも盛んなんです」

 しかし、よその家庭の夫婦関係に首を突っ込んでくるママ友がいて困っているという。

「彼女は20代後半くらいの若めのママで、旦那さんが忙しいらしく、ずっとワンオペ育児みたいなんです。一方うちは、夫がフレックス制の企業に勤めているため、平日の保育参観などに参加することもよくあるのですが、そのたびに彼女が『今日子さんはいいなあ。今日も旦那さんが保育参観に来ていたよね』とメッセージを送ってきて……この前も、夫に保護者会へ出てもらったら、『旦那さんがそういうのに出てくれるのうらやましい。うちの夫はダメ、そういうの絶対無理』と。正直、何と返したらいいか悩んでしまいます」

 対面であれば、別の話題などにすりかえて、やり過ごすことができるが、「LINEの場合は、終わりがないのが苦痛」だという。

「そのママさんは、グループチャットでも『うちは今日もママだけだよ(笑)』とか、夫が行事に来られないアピールをしてくるんです。最初はみんな気を使って『うちも次は来られないかも』と返信していたのですが、卒園までのあと1年ちょっと、このやりとりが続くと思うと、付き合いが面倒に感じています」

 このように、ママ友グループ内では、送迎や行事参加といった育児を、夫がどの程度担当しているのか、話題に上がることが多いようだ。

「このママさんは、若いのにほぼ1人で育児や家事をしていて大変だろうなって、最初は同情していたんです。でもあまりに『うちの夫は非協力』という自虐がすごすぎて、最近ママ友たちの間では、逆マウンティングしているんじゃないのって、話題になるようになりました。よその家の夫を『育児や家事に協力的だよね』と褒めているようで、その実、『私は1人で頑張っている』ことを主張したかったのではないか、と。まぁみんなに『すごいね』と認めてほしかったのかもしれませんが……そう考えると、ちょっとかわいそうにもなりますね」

 都内にある認証保育園に、1歳になる息子を通わせている真奈美さん(仮名)。彼女は、出版社勤務だった経歴を生かし、出産後はフリーで書籍の編集や、ライターとして取材などを行っている。一方、彼女の夫は、フリーランスで映像制作などを手掛ける仕事をしているそうだ。

「夫婦ともにフリーランスだったので、保育園に入れるかは不安だったんです。入園前から、ベビーシッターさんを頼んだり、短期で無認可保育園に預けたり、点数につながる保活を頑張ったせいか、なんとか0歳から認証保育園に入所できました。最初、0歳児は3人しかいなかったので、ママ友付き合いのしがらみに巻き込まれることもなくてほっとしていたのですが、自分の知らないところで、夫のことがうわさになっていたみたいです」

 真奈美さんの夫は、取材の予定が入ることがある真奈美さんに代わって、子どもの送り迎えなどを積極的に行っていたそうだ。

「夫は、天然パーマに、黒ぶち眼鏡。ちょっと小太りなのですが、派手目な柄の服が好きで、映画をモチーフにしたTシャツや、迷彩柄のパーカーなどを好んで着ていたんです。撮影以外は、編集など自宅作業が多いため、夏はサンダルで迎えに行ってました」

 そんな中、彼女が知らない間に、ママ友のグループチャットで、夫の仕事を詮索するやりとりが行われていたという。

「うちの園では、1歳から園児数が増え、そのタイミングで運動会など行事への参加が始まります。それをきっかけに、あるママさんから声をかけられて親しくなり、その流れでママ友のグループチャットにも招待されました。ただ、途中参加だと過去のやりとりが見られないので、ママさんにお願いして、今までのトーク履歴を送ってもらったんです。そうしたら、なんとうちの夫について『あの人、なんの仕事をしているんだろうね』『この前、夕方に駅前で見かけたよ』というやりとりをしているのを見つけてしまって……! グループチャットでコソコソ詮索するくらいなら、直接聞いてくれればいいのに。特に私からは何も言わず、知らんぷりをしていますが、ママ友グループって何だかなと思ってしまいましたよ」

 美波さん(仮名)は、関東近県にあるベッドタウンで3歳の女児と暮らしている。離婚を機に、都内にある園から地元の大型保育園に転園したそうだ。

「子どもが1歳の時に離婚して、それ以来シングルマザーです。今は実家で暮らしながら、ECショッピングサイトの仕事をしています。娘のクラスで、シンママは私だけなのですが、ママ友とのグループチャットで、ちょっと気になることが。運動会の親子競技や遠足に夫婦で参加するかどうかなどの話題が、急に途切れたりすることがあって、どうやら私に気を使っているみたいなんですよね。逆にモヤモヤしてしまいますよ……」

 子どもを迎えに行った際、仲の良いママ同士が、「親子競技は夫に参加してもらおう」と話していたのを見かけたという美波さん。しかし、グループチャットでは夫の話題があまり出ないのは「私のせいだな」と感じたそうだ。

「グループチャットには、閲覧だけで何も発言しないママもいるんです。気を使われない方が、こちらもいいのですが……」

 各家庭、さまざまな事情がある中、夫のことに立ち入りすぎるのも、はたまた気を使いすぎるのも、ママを困惑させる可能性があるようだ。適度な距離感を保った付き合いができるといいものだが……。

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