改良型MV-22Bオスプレイ アメリカ海兵隊に初納入

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2019年12月16日 17:02  おたくま経済新聞

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改良型MV-22Bオスプレイ アメリカ海兵隊に初納入

 アメリカの航空機メーカー、ベルとボーイングは2019年12月10日(現地時間)、MV-22Bオスプレイを最新のC型相当にアップグレードした最初の機体をアメリカ海兵隊に納入したと連名で発表しました。今後もB型のアップグレード改修は続く見込みです。


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 このアップグレード改修は、運用事績に基づく「Common Configuration – Readiness and Modernization(CC-RAM)」と呼ばれるもの。アメリカ海兵隊が2005年に最初に就役させた型であるMV-22Bを、現在調達中の最新型、MV-22C相当に能力を向上させます。


 改修対象となる最初の機体が、ノースカロライナ州ジャクソンビルにあるニューリバー海兵隊航空基地からボーイングのフィラデルフィア事業所に到着したのは2018年のこと。既存の機材を改修することで、新規調達するより低いコストで最新型(相当)を揃え、運用上の柔軟性を持たせることができます。


 アメリカ海兵隊でV-22統合計画のプログラム・マネージャを務めるマシュー・ケリー大佐は、最初のオスプレイCC-RAM改修機の受領に際し「このCC-RAM改修機が海兵隊のV-22戦力において、能力や運用共通性、そして稼働率改善に寄与してくれるものと期待しています。今後、B型をC型相当に改修した機体が揃うのが楽しみです」とコメントを発表しています。


 2019年11月、アメリカ政府は総額1億4603万9547ドル(約160億円)で、9機のMV-22に対してCC-RAM改修を行う契約をベルとボーイングとの間で締結しています。次のCC-RAM改修機がアメリカ海兵隊に引き渡されるのは、2020年初めごろの見込みです。


<出典・引用>
ベル ニュースリリース
ボーイング ニュースリリース
Image:Bell/Boeing


(咲村珠樹)


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