試合中盤にやや不安定さが目立った巨人・メルセデス

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2019年12月20日 10:10  ベースボールキング

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巨人・メルセデス(C)Kyodo News
巨人のメルセデスは今季8勝8敗、防御率3.52と、苦しい先発台所事情のなかまずまずの成績を残したが、昨季の投球から比べるとやや物足りなさが残った。

 今季の投球を振り返ると試合序盤は安定した投球を見せるも、5回や6回に突如失点するシーンが目立った。イニング別失点を見ても、6回が最も多い14失点だった。

 7月17日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト−巨人戦』で解説を務めた江本孟紀氏は「体にどうも締まりがない。悪口じゃないですよ。鍛えればいいんですよ。キャンプ、オープン戦で相当投げ込んだり、走り込んでいる選手は体つきが違う」とチクリ。メルセデスが投げるボールについても「ボールに威力がない。手投げで、ボール自体にキレがない」と厳しい言葉をおくった。「本来はコントロールが良くて、ボールが両サイドに切れていました。潜在能力がありますから、(厳しく)言ってあげる価値のある選手」とメルセデスを厳しい指摘した理由について説明した。

 真中満氏も、3回途中2失点で降板した9月3日の中日戦の投球に「失点は2点ですけど、7本のヒットですよね。ストレートの走り、スライダーのキレを見ていても、今日のメルセデスは厳しいなと感じましたね」(9月3日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』)と振り返った。

 今季投手三冠に輝いた山口俊が、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を表明。来季はエース・菅野智之とともに、先発陣を引っ張る存在にならなければならない。江本氏が話すように、潜在能力はある。来季は昨季見せたような安定した投球を披露してほしい。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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