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“デブ味覚”を変える! 飲めばやせる「出汁」の作り方、肥満とやせ型の空腹度の違いに注目

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2019年12月23日 11:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

写真※写真はイメージです
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 自身もかつて25キロの減量に成功し、数々のダイエット法を考案してきた工藤孝文先生。そんな“ダイエットマスター”が考案したのが、1日1杯飲むだけで脳をコントロールして食欲を制御し、なおかつ脂や濃い味を好む“デブ味覚”を改善するという『やせる出汁』だ。

 ストレスを軽減し、なおかつ身体にもいい最強のダイエット法。作り方は簡単、今日から“出汁活”を始めよう!

“究極”にたどり着いた『やせる出汁』

我慢から生じる“ストレス”、食べてしまったときの“自己嫌悪”、そして“飽き”、この3つがダイエット失敗の原因にあげられると思います。ひとつの方法を一生続けていかなければならないと考えると、やはり非現実的ですよね」

 そう話すのは、福岡県みやま市にある工藤内科の副院長で、肥満治療評論家としても各メディアで活躍する工藤孝文医師。今でこそスリムな工藤先生だが、医師として働き始めた救急病院時代、激務で体重は92キロまで増えたそう。

 その後、生活習慣病やダイエットを指導する側に立つと、数々のダイエット法を生み出し、自身もマイナス25キロの減量に成功。そしてたどり着いたのが、“究極”とも言える『やせる出汁』なのだ。

「今までのダイエットといえば、こんにゃくなどを入れたかさ増し、糖質制限、腸内環境を整える、などがあげられます。私自身も“おからパウダー”などを提案してきましたが、『やせる出汁』のすごいところは、これまでのダイエットでは決してできなかった食欲を制御、コントロールすることができるのです

必ず空腹感をもって3食を迎えよう

 工藤先生によると、そもそも太る原因の90%以上が「食事の量」で、肥満の人は毎食を「腹九分、十分」まで食べて、さらに少しでもお腹が減れば何かつまむ習慣ができてしまっているのだ。対して、

やせている人は空腹を感じたらその感覚がなくなるまでの“腹一分、二分”の量を食べ、また1日3食を必ず空腹感をもって迎えています。これが非常に大事。お腹をしっかりすかせてから食べないと、ミトコンドリアがうまく働かずに脂肪を燃焼させるエネルギー効率が悪くなるのです

 言われてみれば、肥満の人はお腹が鳴らないように思えるが、それは空腹になる前に食べ物を手にしているから。とはいえ、年末年始においしいものをたくさん食べたいし、揚げ物や甘〜いスイーツへの欲求はつのるばかり……。

「なぜ脂っこいものや甘いものが食べたくなり、また過食してしまうのかというと、それはセロトニンやドーパミンなどの“幸せホルモン”とも呼ばれる物質が不足するからです。特に日照時間が短縮する冬場はセロトニンが減りやすくなっているのです。

 そして、このセロトニンやドーパミンの代替えとして、グルタミン酸やイノシン酸などの物質が有効であると考えました。これらは人間が本来安心できる、幸せになる“うまみ”成分を含んでおり、脳に作用するホルモンのような働きを見せます。母体の羊水や母乳にも、うまみは含まれているんですよ

 この「うまみ」こそ、やせる出汁の正体だ。材料であるかつお節には「ヒスチジン」、煮干しには「イノシン酸」、刻み昆布には「グルタミン酸」、緑茶には「テアニン」とそれぞれにうまみ成分が含まれている。

 これらは食欲を抑え、なおかつストレスを軽減し、心のバランスを整えて精神を安定させてくれるのだ。

肥満の人は“第6の味覚”を持っている

 そして、出汁がもたらすもうひとつの効果というのが、

“味覚の正常化”です。脳に作用して食欲をコントロールするのと同時に、味覚を司る味蕾に作用することで自然と脂っこい、甘ったるいものが食べられなくなるのです

 “食べられなくなる”とは? 工藤先生は、肥満の人は第6の味覚と呼ばれる、濃い味や高カロリー食を感知する「脂肪味」の感受性が低下している人が多いと話す。

この脂肪味がマヒしてしまうと、普通は“脂っこくてもう食べられない”とやめるところを、閾値が上がり感受性が落ちていることから際限なく脂をとってしまいます。これを“デブ味覚”と呼んでいますが、このマヒした味覚を出汁で改善できるのです

 出汁を1日1杯飲んで3〜4日、当初は感じられなかったうまみがわかるようになり、敏感になった味覚は次第に濃い味や脂っこいもの、ソースやマヨネーズまでも受け付けなくなる。

 そして続けること2週間。

味覚とは後天的に食べるものに影響されて形成されますが、その味覚を感じる器官である味蕾が生まれ変わるのに要する期間が2週間です。デブ味覚の人が出汁を飲み続ければ、脂肪味を敬遠する“やせ味覚”に2週間で変わることができるのです。

 すると食べる量が減り、脂や糖も抑えられておのずと食事制限になり、うまみによって心も満たされるので食への依存からも脱することができるでしょう。仮に食事量が変わらなくとも、低カロリー食を好むようになります」

「やせる出汁を飲むだけでやせる」のメカニズムは、「食欲の制御」「味覚の調整」だった。また、このダイエットの便利なところは、例えば忘年会や新年会が続いたとしても、また出汁を飲めば2週間でリセットできることだ。

「私は、寒いときは水筒に温かい出汁を入れて持ち歩き、毎食前や小腹がすいたときに飲んでいます。就寝前に飲めば気持ちが落ち着くのでよく眠れると思いますよ。また粉をおにぎりにまぶしたり、お味噌汁に入れても効果があります。要は脂や糖のかわりに出汁粉を使うようにすれば、日常に取り入れやすいですね。

 材料は自然の素材ですし、刻み昆布も塩分抜きなので患者さんやお子さんの食育にもすすめています。お菓子を食べすぎるお子さんが出汁を飲んでやめられたなど、ダイエットだけでなく万人が健康になれる出汁だと思います」

 これで年末年始も怖くない。次ページの『やせる出汁』の作り方を参考に、心と身体、味覚を整えよう!

『やせる出汁』を作ってみる

【1】煮干しとかつお節を炒める
1.フライパンを中火にかけ、煮干しをちぎってからいりする
2.パチパチと音がしてきたらかつお節を入れ、かき混ぜながらさらにからいり
3.かつお節を軽く握って崩れる状態になったら火を止める

【2】刻み昆布と緑茶葉を加えてミキサーに
ミキサーに刻み昆布、緑茶葉、【1】の順番に入れて細かく攪拌(かくはん)する

【3】パウダー状になれば完成
密閉容器やビンなどに入れて冷暗所で保存する。

※2週間ほど常温保存が可能。夏場は冷蔵庫に入れるのもよい。

毎朝1杯! やせる出汁の飲み方

 マグカップや湯飲みに大さじ1杯の「出汁」を入れて、お湯を150〜200ml注いで1分ほど待てば(刻み昆布がやわらかくなる)完成。

※1日1杯だけでなく朝昼晩の1日3回、また料理に適量の使用であれば摂取量に問題なし。

教えてくれたのは 

工藤孝文医師

 


福岡県みやま市にある工藤内科副院長。糖尿病内科、ダイエット外来、漢方治療を専門とし地域医療に尽力する。一方で、テレビやラジオなどの各メディアで肥満治療評論家、漢方治療評論家として出演。著書に『ミートファーストダイエット』(ワニブックス刊)など多数。

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