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SCB最終戦:グランドフィナーレ2位表彰台のダニエル・セラが父チコ・セラに並ぶ3連覇達成

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2019年12月23日 14:11  AUTOSPORT web

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写真2019年もSCBシリーズを制覇し、父のチコ・セラに並ぶ3連覇を達成したダニエル・セラ
2019年もSCBシリーズを制覇し、父のチコ・セラに並ぶ3連覇を達成したダニエル・セラ
 SCBストックカー・ブラジルの2019年シーズンファイナルとなる第12戦インテルラゴスが12月14〜15日に開催され、このグランドフィナーレで選手権タイトルを争う両雄が直接対決を繰り広げ、勝利を挙げたチアゴ・カミーロ(イピランガ・レーシング)は惜しくも届かず。2位に入ったダニエル・セラ(ユーロファーマRC)が、元F1ドライバーの父チコ・セラに並ぶシリーズ3連覇を達成した。

 シリーズカレンダーでは土日2ヒートのフォーマットを標準とするSCBシリーズだが、この最終戦“グランドフィナーレ”は土曜にノックアウト方式の予選3セッション、日曜に24周の決勝スプリントというレースフォーマットが採用される。

 さらに通常戦ではウイナーに30点が与えられるのに対し、最終戦では一発逆転が可能な“ダブルポイント制”が導入されている。そのため、ウイナーには一挙60点が与えられる緊張感高まるレースウイークとなった。

 この週末までに、選手権首位を行く335点のダニエル・セラを中心に、同2位のカミーロ(306点)、リカルド・マウリシオ(292点/ユーロファーマRC)、ルーベンス・バリチェロ(284点/フルタイム・スポーツ)、そして同ポイントに並ぶフリオ・カンポス(293点/プラティ・ドナウージ・レーシング)とフェリペ・フラーガ(293点/シムド・レーシング)の6名にタイトル獲得の可能性が残された。

 そのタイトル争いの鍵を握る重要な予選では、2019年のブランパンGTアジアで坂本祐也と組んで、フェラーリ488 GT3をドライブしたマルコス・ゴメス(KTFスポーツ)が、公式練習からの好調を維持してポールポジションを獲得。2015年SCB王者の彼にとっては通算15度目の最前列確保となり、4番手にもチームメイトのディエゴ・ヌネスが続くなど、KTFスポーツとインテルラゴスの相性の良さを感じさせる結果となった。

 一方で明暗分かれたのがタイトルコンテンダーの6名で、今季“予選最速男”の称号を欲しいままにするカミーロは、最前列のフロントロウ2番手を獲得。セカンドロウ3番手に強豪シムドのフラーガが続き、同点ランク6位のカンポスが6番手。

 しかし、SCBシリーズ連覇中のディフェンディングチャンピオン、セラはQ2敗退の7番手に終わり、バリチェロもネルソン・ピケJr.(フルタイム・スポーツ)の後塵を拝す10番手、マウリシオはさらに後方13番手と、予選トップ10圏外に沈む苦しい展開となった。

 明けた日曜、今季最後のレースとなったグランドフィナーレは、5位入賞で無条件タイトルのセラに対し、選手権2位からの逆転を期すフロントロウのカミーロが勝利を狙ってフルプッシュの展開が予想された。

「もちろん、予選の時点では目標を達成しQ3に進出できたけど、レースではダニエル(・セラ)は6位に終わればよく、僕は勝つ必要がある。さらに予選トップ6にはパルクフェルメが適用され、燃料量やタイヤ使用制限など無視できない"変数"も残っている。明日はとにかく全開でいくしかない」と決勝前に語ったカミーロは、その言葉どおりにポールシッターのゴメスを執拗に追っていく。

 そしてルーティンピットのウインドウが開いたタイミングでカミーロは真っ先に動き、教科書どおりのアンダーカットに成功。逆転タイトルへの必須条件であるトップランを手に入れる。

 しかし、Q2敗退により燃料満載の状態でスタートを切っていたセラは、序盤戦をポジションキープでしのぐと、迎えたピット作業で無給油を選択し最短の停止時間でトラックへと復帰。この時点で3番手に浮上し、ポジションキープで王座防衛という盤石のレース運びを見せる。

 さらに最終ラップには2番手を走行していたフラーガがトラブルでスローダウンし、首位カミーロの背後2.594秒差まで迫ったセラは2位でチェッカー。チャンピオン争いを繰り広げた選手権首位と2位のドライバーが直接対決を繰り広げ、王者セラがSCBシリーズ40周年記念の節目を飾る3連覇を達成。父であるチコ・セラのシリーズ連覇記録にも並ぶこととなった。

「本当にうれしいの一言だ。心の底からほっとしたし、ユーロファーマRCのメンバー全員にありがとうを言いたい」と、喜びを語ったダニエル・セラ。

「近年はWEC世界耐久選手権でも貴重な経験を積み重ねてきたが、このSCBシリーズは年を追う毎に競技レベルが高まっていることを実感してきた。簡単でない道のりだったが、最高の仕事環境を与えてくれたチームに感謝したいし、父ともこの素晴らしい瞬間を祝いたい」

 一方、ランキング2位に敗れながらシーズン最多勝の6勝、7度の表彰台、そして6回のポールポジションを記録して、同カテゴリーの“マン・オブ・ザ・イヤー”に等しい活躍を演じたカミーロは「全12戦中で50%の勝率を記録できたのは、本当にハッピーだった」と振り返った。

「最初からこの戦績を残す自信があったし、素晴らしいチャンピオンシップになった。でも、通算19勝を挙げながらタイトル獲得の経験がないのは、本音で言えば悔しい。でも手の届くものだという手応えは確実に得られたよ」

「シーズンを通じて僕を応援し、ファン・プッシュに投票してくれたすべての人にありがとうを言いたい。(タイトル争いに敗れた決勝終了後)あと1時間もしたら、必ず観客のみんなの前に姿を現して、声援に応えることを約束する。それまでは少しの間だけ落ち込ませてくれ」

 来季2020年はSCB大変革のシーズンに位置付けられ、ここ数年の間続いてきたシボレーのワンメイク時代に終止符を打ち、TOYOTA GAZOO Racingブラジルがトヨタ・カローラを投入する。その2020年開幕戦ゴイアニアは3月29日の開催となり、その直前となる同月8日にはSCBシリーズ合同テストの開催も予定されている。

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