台湾・台中市新社区で20日、39歳の男性が自宅3階のベランダから転落し、受け止めようとした父親(65歳)もケガをする事故が起きた。男性は意識不明、父親は後頭部などを負傷したが意識ははっきりしているという。『自由時報』『三立新聞網』などが伝えた。
事故があったのは20日の午後4時頃。一戸建て住宅の3階ベランダの塀に男性が座っているのを近所の住民が目撃した。危険を感じた住民が急いで男性の父親に知らせ、父親が様子を見に外に出ると男性が転落した。父親はとっさに両手を伸ばし受け止めようとしたが、体重が100キロを超えている息子を受け止められず、下敷きになってしまったとみられている。
駆けつけた救急隊員によれば、男性は頭部損傷により意識不明、父親は頸椎の痛みや後頭部の腫れなどがあるものの命に別状はないという。
警察の調べによると、この男性は両親と同居しており、過去に交通事故に遭ってから精神的に不安定な状態が続いていたようだ。父親はそんな息子を普段から気にかけて何かと世話を焼いていたという。警察は転落の原因について、親子の状態が落ち着くのを待ってから調べを進めるとしている。
画像は『三立新聞網 2019年12月21日付「兒坐女兒牆不慎從3樓墜落 六旬勇夫當肉墊救兒遭慘壓」(圖/翻攝畫面)」のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)
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