ホーム > mixiニュース > スポーツ > スポーツ総合 > 中央学院大、台風でグラウンドが4m冠水するも箱根駅伝は「負けるわけにいかない」

中央学院大、台風でグラウンドが4m冠水するも箱根駅伝は「負けるわけにいかない」

0

2019年12月25日 08:00  週刊女性PRIME

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

写真水没直後の中央学院大学のグラウンド。11月下旬までは消毒中だった(写真は同校提供)
水没直後の中央学院大学のグラウンド。11月下旬までは消毒中だった(写真は同校提供)

 箱根駅伝に20回出場、うちシード権を10回獲得。過去最高順位は3位。中央学院大学は、まぎれもなく箱根駅伝の常連校だ。

冠水したグラウンドを目にして、呆然

 10月12日、台風19号が関東を直撃し、各地に凄惨な爪痕を残した。

「うちのグラウンドは利根川の堤防の内側にあるんです。台風直撃の日は練習は中止となり、寮で過ごしていました。翌朝、いつもどおり練習をするつもりでいたところ、グラウンドの様子を見に行ったマネージャーから衝撃画像を見せられました……」

 と、有馬圭哉主将は話す。一夜にして、いつもの練習場所は大海原に。千葉県我孫子市にある同校駅伝部のグラウンドは4mの冠水被害を受けた。

「ただただびっくりというか、こんなことが起きるのか……と。これまで何度も台風はきてましたが、我孫子の被害はゼロだったので。本当に、予想だにしていませんでした」

 利根川からの水に加え、下水も流れ込んだ。水は数日で引いたものの、泥や堆積物でグラウンドは真っ黒。年内復旧は難しいと報じられていた。

「“これからどうやって練習していこう?”、まず最初に浮かんだのはそれでした。とりあえず、寮から4キロほど離れた手賀沼公園にはランニングコースがあるので、そこでやっていくことになりました」

 市民の憩いのコースゆえに、のんびり散歩をする老人もいれば、サイクリングを楽しむ若者もいる。

「やっぱり自分たち専用のコースではないので、スピード練習はできません。危険なので。また、常に硬い路面を走るため、脚へのダメージはグラウンドよりもやっぱり大きいですね

 川崎勇二監督やコーチ陣の掛け合いにより、流通経済大学陸上競技部のホームグラウンドである“たつのこフィールド”(茨城県龍ケ崎市)へ週2日ほど通っていたという。

選手同士の面識はほとんどなかったのに快く貸していただき、感謝しかありません。スピード練習もできるようになりました。ただ、移動に時間が取られるのはキツイですね。バスで片道40分かかるので」

 寮に戻り、食事と入浴をすませるとバタンキュー。テレビを見る時間もなくなったと笑う。ただ、チームの雰囲気はずっと明るいと誇らしげ。

「箱根駅伝に出場する全チームの中で、いちばん明るいチームだと思います。上下関係はほとんどなく、本当に仲がいいので」

“しぶとい中央学院”復活を目指して

 気になるのは、現在のグラウンドの状態。

「泥を排出した後は、ずっと消毒していました。当初、年内は難しいと聞いていたんですが、おかげさまで12月2日から使えるようになりました!」

 箱根駅伝への仕上がりは順調だと胸を張る。前回大会は10位だったが、

「総合6位が目標です。今年は台風の被害もあり、チームの柱だった2選手が抜けるなど、いろんな出来事が重なった年でしたが、それに負けるわけにはいかない。僕らに尽力してくれている人たちのためにも。ここ数年、ちょっと低迷してはいますが、“しぶとい中央学院”を復活させられるように、頑張りたいと思っています!」

 ホームグラウンドから、箱根路へと駆け出す──。

【PROFILE】
中央学院大学陸上競技部 有馬圭哉主将 ◎ありまけいや。過去の箱根駅伝では、2年時は8区、3年時は4区を力走。「今大会は4区で、主将の走りをしたい」。卒業後は、マツダで競技を続ける

    あなたにおすすめ

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定