忘年会やクリスマスなどのイベントが多い年末は、体重管理がむずかしい時期ですよね。そんな時期に増えてしまった体重を元の体重に戻すためにおすすめしたいのが「朝のスープ」です。
あたたかいスープは少量でもしっかりとした満腹感を得ることができますし、ヘルシーな野菜や豆を加えれば太りにくい身体作りに役立ちます。
ベジ活アドバイザーの筆者が、体重管理に役立つ朝スープのルールをご紹介します。
■野菜たっぷりのスープにする
野菜に含まれる「食物繊維」には血糖値の上昇をゆるやかにし、コレステロールの吸収を抑える働きが期待できます。
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忙しい朝は火の通りの早い野菜(キャベツ、ハクサイ、ニラ、ネギ、ホウレンソウ、コマツナ、ブロッコリー、キノコ類等)を活用しましょう。キノコ類は低糖質&低カロリーな食材なので、食べても罪悪感が出にくいです。
キノコ類のなかでも「マイタケ」がおすすめ
キノコのなかでも特におすすめなのが「マイタケ」です。
マイタケにしか含まれない「MXフラクション」には、太りにくい身体にサポートするそうです。1日、約50g前後(約2分の1パック)のマイタケを摂取するだけでOKなので、朝スープに入れてみてはいかがでしょうか。
また、緑色の野菜に多く含まれる「クロロフィル」は、デトックス作用が期待されている成分です。ホウレンソウやコマツナなどの緑色の野菜を加えてもいいですね。
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■咀嚼回数がアップする食材を入れる
よく噛むことは肥満の防止や胃の働きをスムーズにするなど、さまざまな健康効果をうむといわれています。
最近の研究で、よく噛んで食事をした際の食後血糖にもたらす効果は、朝と夜で違うことが明らかになりました。よく噛むことのメリットとして知られる「食後血糖急上昇の抑制作用」は、夜ご飯よりも朝ご飯の方が効果が高いそうです。
血糖値の急上昇は「インシュリン」を大量に分泌することにつながり、肥満の原因につながることが知られています。血糖値を急上昇させないためにも、咀嚼回数UPが狙える食物繊維たっぷりの野菜をはじめ、豆類などをスープに加えるようにすると体重管理に役立ちます。
野菜は煮込んでくたっとさせるよりも、シャキシャキ感が残るように調理すると噛む回数が増えますよ。
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■「ショウガ」を加えて代謝UPと冷えとり対策を
「ショウガ」には血行をよくする働きがあるため、血行不良から起こる冷えや肩こり改善に役立ちます。ショウガを食べると3〜4時間ほど保温効果が継続するともいわれており、代謝を上げることにもおすすめです。
スープに加えることで、朝の血行促進と冷えとりも対策に期待ができますね。
いかがでしたか? 体重増加が悩ましい年末年始は朝スープでカロリーダウンさせ、太りにくく痩せやすい身体をつくりましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵 「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)