海難救助の最前線で活躍!海上保安庁最大のヘリの初女性機長・福田由香里に密着『情熱大陸』

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2019年12月28日 15:32  TVerプラス

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12月29日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00〜※この日は24:00〜)は、海上保安庁最大のヘリの初女性機長となった海上保安庁ヘリコプターパイロット・福田由香里に密着する。

去年12月、海上保安庁が所有する中で最大のヘリコプター、スーパーピューマ225の機長に初めて女性で就任した福田。

小さいヘリより大きいヘリの方が慣性が大きくなる分、操縦は難しいが、福田はそんな大きなヘリを、両手両足をミリ単位で動かし、自在に操る。

ヘリの操縦は福田一人では決してできない。操縦する機長の福田からは見えない死角が多いため、同乗している飛行クルーと連携しながらヘリをコントロールしている。海難救助の要請があれば、特殊救難隊、いわゆる「海猿」をヘリに乗せ、飛行クルーと共に現場へ急行し、救難活動を行う。

ヘリから降りて要救助者の元に行き確保するのは特殊救難隊の任務だが、福田ら飛行クルーはその特殊救難隊を現場に運び、要救助者を釣り上げ、帰還するまでが任務となっている。

特殊救難隊をヘリから海上へ降ろす際に気をつけなければならないのが、「ダウンウォッシュ」。ヘリのプロペラから発生する、海への叩きつける風「ダウンウォッシュ」を要救助者に当てないようにヘリをコントロールしなければならない。もし当たってしまえば要救助者が溺れてしまう危険があるからだ。

また、操縦で最も難しいのが一点に止まる「ホバリング」だ。エンジンは出力最大、空中に止まっているため風の影響を受けやすく、ヘリが最も不安定になってしまう。

福田はこれまで、持ち前の繊細な操縦で数多くの要救助者を助けてきた。だが福田は満足していない。本人曰く「100点満点のフライトはない」と。

福田の所属する第三管区海上保安本部羽田航空基地の守備範囲は、東は茨城県、西は静岡県、南は小笠原諸島までの海上と広大だ。そんな広範囲の海上で、波間にいる要救助者をいち早く見つけ救助する。早く助けなければ低体温症の危険もあり、命に関わる。そんな一刻を争う時間との戦いの中、福田は冷静に操縦を続ける。

番組では、機長としてクルー全員の安全を確保しつつ、要救助者を助ける。そんな海難救助の最前線で活躍する福田に迫る。
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