南原清隆「時代が変わったぜ!」西野七瀬「グランドピアノが見えた」 『歌唱王2019』で感動の連続

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2019年12月28日 16:02  Techinsight Japan

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「南原さんと桝さん お二人の優しさにも安心しながら収録できました」と西野七瀬(画像は『にしのななせ 2019年12月26日付Instagram「「歌唱王」日テレにて 今夜19時から放送です」』のスクリーンショット)
歌唱力に自信がある出場者がカラオケで歌い審査員が判定する、日本テレビ系の全日本歌唱力選手権『歌唱王』第7回が12月26日に放送された。今年は応募総数1万4350件から勝ち抜いた10人が出場したが、ファーストラウンド1回戦で最初に歌った埼玉県の小学4年生・北本莉斗くん(10)が『さよならエレジー』(菅田将暉)を子どもとは思えぬ圧倒的な歌唱力で度肝を抜いた。ただその後もハイレベルな出場者が続き、審査員が「甲乙をつけたくない」という大熱戦になった。

たとえば福岡県の救急病院に勤務する診療放射線技師・中尾京梧さん(25)がさだまさしの『いのちの理由』を語りかけるように歌うと、MCの南原清隆は「心にしっとりと入って来るような歌声だったね」と魅了されていた。さだまさしと親交がある審査員の高見沢俊彦は「日常の何気ない風景を感情を込めて歌うさださん特有の歌詞で、非常に難しい歌なのに歌いこなしていた。もしかしたらオリジナルより超えてるような印象を受けました」という。

そのように「語りかけるように歌って心に染み入る歌声」と、一方では「迫力のある圧倒的な歌声で魅了する」2つのパターンによるパフォーマンスが目立ち、審査員泣かせな対決が続いた。

大きなヤマ場は北海道の高校3年生・駒津柚希さん(18)が歌った『Bang Bang』(Jessie J ・Ariana Grande・Nicki Minaj)でやって来た。英語の原曲をノリノリでソウルフルに歌い上げる姿に「もうライブだよ」と声が漏れ、南原などはプロのようなパフォーマンスに圧倒され「やばい…時代変わったぜ」と口にしたほどだ。ゲストのDA PUMP・KIMIが「英語の歌詞をビートにはめるってすごい難しいのに、なんなくこなすのがすごい。俺も頑張んないとなと思った」と感心すれば、審査員の音楽評論家・湯川れい子は「ラップまで入れるとね、これをやっちゃわれたら勝てない! ほんとにすごかった」とコメントした。

審査員の判定が「5対0」で駒津さんに完敗した東京都の小学6年生・假屋絵莉菜さん(12歳)だが、『アナと雪の女王2』日本版の主題歌『イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに』を熱唱して素晴らしいパフォーマンスを見せただけに、湯川は「これをやっちゃわれたら勝てない」と暗にフォローしたのだろう。

続けて登場した神奈川県の大学2年生・小豆澤英輝さん(20)は、駒津さんと対照的に語りかけるような歌声で中島みゆきの『時代』を歌い上げると全員が聴き入った。高見沢俊彦が「声質というのはトレーニングではどうにもならない、天性のものですごい」と唸れば、今回からMCを務めている西野七瀬は南原に感想を聞かれて「めちゃくちゃ繊細な歌声で、私にはこのへんにグランドピアノが見えました」という。

対して小豆澤さんは、南原に「どう? 生の七瀬ちゃんを横で見て」と聞かれ「いや、顔ちっちゃい!」と答えて大ウケした。人生を知り抜いたような歌声とピュアな人柄のギャップが微笑ましいではないか。

ファーストラウンド全5回戦を終えて5人が決勝戦に進み、駒津柚希さんは昨年8月に亡くなったソウルシンガーのアレサ・フランクリンが映画『ブルース・ブラザース』(1980年)で歌った『Think』をソウルフルにパフォーマンス。審査員5人による計「494点」の高評価を得た。対して小豆澤英輝さんは竹内まりやが2012年にセルフカバーした名曲『いのちの歌』をしっとりと歌い上げて会場を魅了したが、結果は「493点」で駒津さんが1点差で優勝した。彼女が泣きながら「信じられないです。嬉しいとかもうそういう感情じゃないくらいで…」とコメントしたことが激戦を思わせる。

僅差で敗れ「もっと頑張りたいと思ういいきっかけになった。これからも精進していきたい」という小豆澤さんに、南原が「きみの歌に励まされた人もいっぱいいると思うよ」と声をかけたのは印象的だった。

Twitter上では「歌唱王本当にすごかったな〜 駒津さん惹き込まれる歌い方するね 日本語の歌も聴いてみたい」、「歌唱王の北海道の子、うますぎて Bang Bangのカバー発売しないのかな?」や「歌唱王、小豆澤くんの歌が綺麗すぎて泣いてしまったな…」、「小豆澤君は歌はもう完璧だからダイエットして早くデビューして」といった声が見受けられた。

2人のSNSを見ると個人でライブ活動を行っているようだ。審査員の大友康平が「2人が持ってる声はご両親が授けてくれた宝物。授かったものを大事にして可能性を広げてほしい」と評していたように、これからの活躍を期待したい。

画像は『にしのななせ 2019年12月26日付Instagram「「歌唱王」日テレにて 今夜19時から放送です」』『日テレ公式@宣伝部 2019年12月26日付Twitter「【よる7時】「#歌唱王 〜歌唱力日本一決定戦〜」」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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  • 感動を伝えるのは分かるけど、語り過ぎるとシラけるんだよなぁ。
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