プレミアリーグ第21節が1日に行われ、マンチェスター・Cとエヴァートンが対戦した。
マンチェスター・Cは29日に行われた第20節シェフィールド・U戦からスターティングメンバーを5人変更。フィル・フォーデンが第17節アーセナル戦以来2回目となる先発出場を果たしたほか、ジョアン・カンセロらがスタメンに復帰した。一方で、出場停止明けのエデルソンは病欠でベンチ外となり、クラウディオ・ブラーボが引き続きゴールマウスを守ることになった。
8分、アウェイのエヴァートンがマンチェスター・Cのゴールに迫る。人数をかけて敵陣深い位置まで押し込むと、ギルフィ・シグルドソンが左足で浮き球のスルーパス。DFの背後から飛び出したシェイマス・コールマンは太ももでトラップしてから左足でループ気味のシュートを放ったが、相手GKの好守に阻まれた。
すると13分、マンチェスター・Cにも決定機が到来。カンセロがリヤド・マフレズとのワンツーパスで右サイドを攻略すると、グラウンダーで折り返し。飛び込んだフォーデンが合わせてネットを揺らしたが、マフレズの位置がオフサイドだったためにゴールとはならなかった。
前半をスコアレスで折り返すと、51分にマンチェスター・Cが先制する。イルカイ・ギュンドアンの縦パスを受け取ったG・ジェズスは、ファーストタッチで相手DFに背中を向けさせると、そのままゴール右上隅を狙ってシュート。回転のかかったボールは相手GKの指先をかすめてゴールに吸い込まれた。
マンチェスター・Cは58分に追加点を獲得する。細かいパス交換でファイナルサードに侵入すると、中央で受けたマフレズが左前を走り出したG・ジェズスへスルーパス。G・ジェズスはダイレクトでゴール左下隅に流し込み、この試合自身2得点目をマークした。
エヴァートンは71分に1点を返す。リチャーリソンが体を投げ出してブラーボのパスミスをインターセプトすると、こぼれ球を拾ったモイーズ・キーンがゴール前で粘りを見せてボールをキープ。ボールは右にいたセオ・ウォルコットまで繋がり、ウォルコットの放ったシュートが相手DFに当たって角度が変わると、最後はファーサイドから飛び込んだリチャーリソンがゴールに押し込んだ。
77分、G・ジェズスがまたしてもエヴァートンのゴールを脅かす。マフレズのラストパスを受け取り、左足でのフィニッシュに持ち込んだが、強烈なシュートは左ポストに直撃。ハットトリックとはならなかった。
新年最初の試合はこのまま終了。マンチェスター・Cは2連勝を果たし、エヴァートンはカルロ・アンチェロッティ監督就任後初黒星を喫した。1月最初の週末はFAカップ3回戦が行われるため、プレミアリーグは一旦お休みに。次節は10日から12日にかけて行われ、マンチェスター・Cは12日にアウェイでアストン・ヴィラと、エヴァートンは11日にホームでブライトンとそれぞれ対戦する。
【スコア】
マンチェスター・C 2−1 エヴァートン
【得点者】
1−0 51分 ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・C)
2−0 58分 ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・C)
2−1 71分 リチャーリソン(マンチェスター・C)