栗きんとんや伊達巻などを代表とする「おせち料理」。甘くて美味しいけれど、カロリーを考えてしまうと食べるのを躊躇してしまうという人も多いですよね。
おせち料理は、食べる順番や料理の選び方によって血糖値の上がり方やカロリーが違います。
ベジ活アドバイザーの筆者が、太りにくいおせち料理の食べ方を3つご紹介します。
■太りにくいおせち料理の食べ方3つ
(1)なますファーストにする
|
|
「野菜+お酢」は、ゆるやかな血糖値上昇が期待できる組み合わせです。
栗きんとんや伊達巻などを食べる前になますを先に食べておくと食後血糖の急上昇を抑制でき、太りにくい身体をつくることにつながります。なますファーストで体重増加を阻止しましょう。
数の子やかまぼこ、田作りなどのおせち料理の定番メニューは、塩分が多いです。野菜に含まれる「カリウム」は体内の余分な塩分を排出する働きがあるので、お正月は意識してとるようにしましょう。
ゆっくりとよく噛むことも大切
さらに効果を高めたいのなら、ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。
|
|
よく噛むことは満腹中枢を刺激して暴飲暴食予防にもつながります。特に、朝によく噛んで食べることで血糖値上昇がさらにゆるやかになるといわれているので、実践してみてはいかがでしょうか。
(2)お餅を食べるなら、野菜の入ったお雑煮で
お正月は、お餅を食べることが多いと思います。きなこをまぶしたり、あんこをつけたりと食べ方はさまざまですが、野菜も一緒にとれるお雑煮がおすすめの食べ方です。
先にお雑煮の野菜を食べてからお餅を食べるようにすると、食後血糖の急上昇を抑えることができますよ。
(3)絶食時間をしっかりもつ
|
|
お正月に多いのが、だらだら食べてしまうことです。お酒を飲んでいたりテレビを見ていると、食べ過ぎてしまうこともありますよね。
だらだらと食べてしまうとカロリー過多になるだけではなく、胃や腸にも負担がかかってしまいます。お正月は絶食時間をしっかりともつようにするといいですね。
空腹時に糖質の多いご飯などの主食をとってしまうと、血糖値が急上昇してしまいます。絶食時間をしっかりととってから食事をする時は、サラダやなますなどの血糖値が急上昇しにくい料理を選ぶようにしましょう。
いかがでしたか? 楽しいお正月にするためのご参考にしていただければ嬉しいです。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵 「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)