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36歳貯金700万円。子どもの誕生で将来への不安が。投資もしたいと勉強中ですが…

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2020年01月03日 20:12  All About

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写真お子さんが生まれたことで、お金や投資の勉強に邁進しているという36歳の会社員男性です。これからの家計や資産形成法について、ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。
お子さんが生まれたことで、お金や投資の勉強に邁進しているという36歳の会社員男性です。これからの家計や資産形成法について、ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。

今は1年間で100万円ほどは貯金ができていますが……本を買っては勉強する毎日

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。

今回は、お子さんが生まれたことで、お金や投資の勉強に邁進しているという36歳の会社員男性です。これからの家計や資産形成法について、ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。

相談者

とんまめ さん(仮名)
男性/会社員/36歳
東北/持ち家(一戸建て)

家族構成

妻(31歳)、子ども(0歳)

相談内容  

将来のための投資として、つみたてNISAで投資を考えております。第1子が生まれました。現段階では、毎月最低5万〜10万円+年2回のボーナス含め、1年間で100万円ほどは貯金ができております。

子どもの誕生に伴い、養育費や保育園など出費が増えることは念頭に置きつつ、将来への不安もあり投資もしていかねば……と考え、いろいろと本を買っては勉強する毎日です。

基本的には老後資金と考えておりますが、「いつ何時」のことも考え、60歳までは資金が自由に動かせなくなるiDeCoよりは、つみたてNISAでまずは非課税適用できる最低20年を目安とした運用がいいかな、と思っております。

家計収支データ

相談者「とんまめ」さんの家計収支データ


家計収支データ補足

(1)収支の差額について
貯金は「毎月最低5万円」です。なので、収入−支出の残額は基本的に貯金です。ただし、突発的に必要になる家電や家具、冠婚葬祭費、車の車検などに充てることもあるため、その金額は流動的です。最低5万円貯金+月の残額は基本的に貯金しております。

(2)住居費について
・購入時の物件の状況:新築
・借入時期:2017年
・物件価格:2900万円 
・頭金:0万円
・ローン残高:1100万円 
※本人が途中で大病してしまったため、団信で本人分=6割がなくなりました。残りは妻の4割分=約1100万円
・借入期間:35年
・金利のタイプ:土地:変動金利0.55%/建物:固定金利0.2%(10年固定→2027年になると1.7%くらいにあがるのでそのタイミングで一括繰り上げ返済か借り換え予定) 
・毎月の返済額:3万円 (これが支出の住宅費の項目です)
・ボーナスの返済額:0万円
・固定資産税:14万円

(3)車両費について
普通車1台と軽自動車1台を所有。

【年間支出】
・自動車税:2台で毎年約5万円(田舎暮らしなので1人1台ないと通勤すら不可)
・自動車保険:2台で毎年約8万円(車両保険付き)

(4)加入保険について
【夫】
・医療保険(入院日額1万円、通院なし)=払い済み
・がん保険×2本=毎月の保険料6000円  
※私が早期発見でしたががんを患い(現在は治療も終了し経過観察のみ)一度しか受け取れない一時金などは受け取り済み。がん治療通院日額2万円、抗がん剤治療特約有。
・ドル建て終身保険(44歳までの10年で払込終了、万が一の保険金3万ドル)=毎月の保険料1万3400円 

【妻】
・医療保険=毎月の保険料1万3400円 
・ドル建て終身保険(万が一の保険金3万ドル)=毎月の保険料1万600円
・ドル建て終身保険(万が一の保険金4万2000ドル)=毎月の保険料1万4800円 

(5)教育費について
児童手当のみを毎月の積立としております。出産祝い金等、子ども分としてもらった金額は、すべて子ども用貯蓄しております。

子どもは1人のみで、今後の予定はありません。子どもの進路については、中学校から塾に通い、中学は公立・高校は私立、その後大学へ進学予定。一番費用がかかる私立理系に進んでもよいように、とは考えております。

育児については、基本的には夫婦二人で育てることが主の考え方で、サポートを前提とした生活や資産形成は考えておりません。

(6)ボーナスの主な使い道について
あまり具体的に決めておりません。基本は全部貯金で、外食で1万円、旅行(年1回)10万円程度です。

(7)お勤め先について
妻は育休中です。手取り(手当で)12万円程度になっております。保育園には2020年4月から預けたいと思っております(保育料はおおよそ月4万円の予定)。保育園入園後は、妻もフルタイムで元の月収に戻ります。

私の勤め先は65歳までは働ける会社ですが、退職金は明確にされていないのでないものとして考えております。できればアーリーリタイアをしたく、目標55歳、長くても60歳までしか会社での正規雇用勤めはしない予定です。

そのためにも、つみたてNISAで資産形成をしておきたく、退職後は資産切り崩し&パート(月収7万〜8万円程度)で年金支給の65歳まで暮らすことを考えております(妻と歳の差5歳なので、私が退職後も妻は現役の期間が5年ある計算です)。

FP深野の3つのアドバイス

アドバイス1:毎月貯蓄額とボーナスからの貯蓄を明確にすれば、早期退職も可能
アドバイス2:先取り貯蓄と特別支出用の口座を分ける。40歳からiDeCoも併用
アドバイス3:5年後には引き受け基準緩和型の定期保険に加入を

アドバイス1:毎月貯蓄額とボーナスからの貯蓄を明確にすれば、早期退職も可能

とんまめさん。お子さんの誕生、おめでとうございます。ご病気のアクシデントがありながらも、しっかりとライフプランを考えておられる様子がうかがえます。貯蓄や投資についても、勉強中とのことですから、この調子で続けてください。

毎月の貯蓄は最低で5万円で、残ればそれも貯蓄しているとのことですが、今現在、収支の差が8万7800円あります。年間で出ていく出費などに対応しているようですが、貯蓄額については、明確にしておかれるといいと思います。

水道光熱費がやや高いので(寒冷地で冬季の暖房費がかかるのかもしれませんが)、1万円程度は削減できることも含めて、毎月7万〜8万円は確実に貯蓄するようにしましょう。

また、ボーナスについても、最低限の出費以外は貯蓄とのこと。ボーナスについてもあらかじめ貯蓄額を決め、残った範囲で使い道を決める、という工夫が必要です。

ボーナスから75万円程度貯蓄に回せるようなら、毎月の貯蓄と合わせて、年間で165万円は貯蓄できます。

今後、奥さまが職場復帰すれば、収入が元に戻るとのことですが、その分は、保育園代や家計のバッファーと考え、現在の家計状況で、今後の貯蓄がどうなるか、55歳での早期退職が可能か試算していきましょう。

とんまめさんが仮に60歳まで働いたとして、60歳時点でどれだけ金融資産が残るかといえば、おおよそ2800万円です。年間165万円貯蓄できれば、今後24年間で3960万円、現在の貯蓄700万円を加えて4660万円です。

この間、お子さんの教育費として1100万円、中学3年間での塾代150万円が出ていきます。その他、車の買い換えで300万円×2台で600万円。これらを差し引くと、最終的には2800万円程度は残せるということになります。もし、55歳で退職となると、825万円少なくなり、2000万円弱ということになります。

お子さんの大学進学費用も捻出し、奥さまは現役で働け、とんまめさんも55歳以降、パート・アルバイトで7万〜8万円の収入を得るつもりであれば、年金受給までの10年間、金融資産を取り崩すことなく過ごせるかもしれませんね。

金融資産の取り崩しはできるだけ先送りできることがベストなので、56歳まで、57歳までと退職の年齢を延ばせば、老後資金として2000万円を残しておけます。退職年齢については、今後の貯蓄の状況次第で考えてもいいでしょう。

アドバイス2:先取り貯蓄と特別支出用の口座を分ける。40歳からiDeCoも併用

住宅ローンの繰り上げ返済については、7年後ですから、その時点で1155万円が積み上がっています。十分対応可能です。

ただ、その時点で手元資金が800万円程度になってしまいますが、お子さんの教育費が一番かかる大学進学まで11年ありますから、その間に1815万円貯蓄できるので、こちらも十分対応可能でしょう。実際には、その都度、必要な教育費が出ていきますが、計算上は経済的に困ることはない、といえます。

ここまで60歳までにいくら貯められるのか、途中でいくら出ていくのかと説明してきました。ではどのように貯めていくのがいいかも考えてみましょう。

今現在、老後資金として「つみたてNISA」を始めようとお考えとのことで、これはいいと思います。さらに40歳になったら「iDeCo」も併用されれば、老後資金としての準備は十分でしょう。

その他の貯蓄については、使用目的に応じて口座を分けておくこともオススメです。

今も残った分は貯蓄、ボーナスから明確な貯蓄額を決めていないようですが、住宅ローンの繰り上げ返済用、子どもの教育資金用、年間で突発的に出ていくお金用など、管理しておけば、さらに効率よく貯蓄ができると思います。

アドバイス3:5年後には引き受け基準緩和型の定期保険に加入を

これから順調に貯蓄できれば、それほど問題ないと思われますが、気になるのは保険です。ご夫婦の医療保障については、現在のままで大丈夫です。

ただ、死亡保障がドル建て終身保険のみです。為替を円安で考えておられるようですが、リスクがある商品ですから、仮に1米ドル=100円とすると、とんまめさんの保障は300万円。奥さまの保障は720万円です。二人合わせても1020万円。お子さんへの保障としては、かなり不足しています。

本来であれば、すべて払い済みにして、掛け捨ての定期保険でご夫婦で2000万円を確保したいところですが、とんまめさんの場合は、今新しい保険に加入するのは難しいので、とんまめさんの分は継続。5年後に引き受け基準緩和型の生命保険への加入を検討してください。少し保険料は割高になってしまいますが、5年後でもお子さんはまだ5歳。お子さまが成人、または大学卒業までの保障は確保していただきたいと思います。

一方、奥さまのドル建て終身保険は、現時点で、できれば払い済みに。代わりに1000万〜1500万円の掛け捨ての定期保険に加入を。奥さまの収入も今後家計を支えていくわけですから、万一の保障は確保するようにしてください。新規に加入する定期保険の保険料を差し引いて、浮いた保険料2万円程度は教育費として貯蓄に回せます。

保険で必要な保障を確保することは大事です。ただ、その目的にあった保険商品を使わないと、本来必要な時に必要な保障が得られないことになってしまいます。保険についてはもう一度検討してみてください。

こまやかに、いろいろと考えておられるとんまめさんですから、アドバイスを参考に、マネープラン、ライフプランを整理してみてください。くれぐれも体調管理にはお気をつけくださいね。

相談者「とんまめ」さんから寄せられた感想

ご丁寧なご説明・アドバイスをありがとうございます。ボーナス含め、貯金額の明確化で、最低ラインとして年間165万円の貯蓄を目指します。

アドバイス内には含まれておりませんでしたが、私が55歳となるまでの間は、マイホームの修繕等もあるかと思いますので、そこも視野に入れつつ、つみたてNISAから始めて、現金以外の資産形成にもトライしてみようと思います。

保険についても、子どものためと考えると幾分不足しているように感じはしますが、一方で私に何かあった場合には遺族年金制度で子どもが18歳になるまでの間は、月に最低12万円が支給となるので妻・子どもの生活費ベースはおぎなえるように考えておりました。

妻の万が一に備えては、前述の遺族年金制度が私の場合のようには支給がないので、子どもが大きくなるまでの間に保証適用となる「月額で保険金10万円程度がおりる収入保障」を検討してみようと夫婦で話しておりました(̟+団信保険で住宅ローンも無くなるので)。

私自身のアーリーリタイアについては、「できたらいいな」というくらいに現在はぼんやり思っております。

これを現実のものにするため、前述の165万円の貯蓄内で生活防衛資金を最低確保しつつ、余剰の貯蓄分はリスクが低めのつみたてNISAに取り組み、夫婦で年額上限の40万×2人分=80万円を、年間利回り3%を目標に今から18年ほど運用していければ、この部分だけでトータル資産が1900万円(元本部分約1440万円程なので、約460万円が普通に銀行貯金していた場合に比べての増額分として計算)が形成されるので、現実的に近づけるかな、という思いです。※55歳でのアーリーリタイア後も月に7〜8万円程度はアルバイト等で稼ぐとして。

生活費の細かいところも見直しをかけつつ、しっかりとした家計管理とマネープランを持ついいきっかけとなりました。ありがとうございます。

教えてくれたのは……深野 康彦さん

マネープランクリニックでもおなじみのベテランFPの1人。さまざまなメディアを通じて、家計管理の方法や投資の啓蒙などお金周り全般に関する情報を発信しています。All About貯蓄・投資信託ガイドとしても活躍中。

取材・文:伊藤加奈子
(文:あるじゃん 編集部)

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