桂雀々が寅さんに！『男はつらいよ』が現代の大阪によみがえる

プレミアムドラマ『贋作 男はつらいよ』（BSプレミアム・毎週日曜22時）が、1月5日（日）22時からスタート。同日は、第1回「大阪の寅やん」が放送される。

1969年8月、山田洋次監督、渥美清主演の映画『男はつらいよ』が公開され、大ヒットとなった。以来、寅さんと妹さくらとの情愛や、瞼の母・お菊との丁々発止、マドンナとの出会いと別れなど お決まりの人情話は日本のお盆や正月に無くてはならない風物詩となった。

そして、映画第49作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』から約四半世紀。2020年、舞台を大阪に変えて、「贋作 男はつらいよ」として寅さんが現代によみがえることに。

寅さんを演じるのは、関西の落語家・桂雀々。寅さんにふんして注目を集めた落語会「桂はつらいよ」。その風貌が似ていることで、山田監督自らが新しい寅さん像を着想した『贋作 男はつらいよ』。

ほかに、常盤貴子、綾田俊樹、松寺千恵美、北山雅康、笹野高史が出演。寅さんの妹のさくら役の常盤とそのファミリーも、みんな大阪弁をしゃべる。設定を現代に置き換え「贋作」をうたうが、“本物の本物による「贋作」”であることが、ドラマの一番の見どころだ。

＜ストーリー＞
秋の観光シーズンを迎える箱根の旅館。関西から来た高見歌子（松下）たち3人組を部屋に案内する車寅次郎（桂）。地元が大阪という共通の話題から大いに盛り上がる。父親と大げんかをして家を出てからたった一人の妹さくら（常盤）を残して30年近く経つが、歌子との出会いで里心が芽生える。偶然、父親の三十三回忌に東大阪市・石切神社の参道にある甘味処"くるまや"に寅次郎が帰ってきて……。