母親の妊娠前の過剰体重・肥満は子供の過剰体重・肥満リスクを高める

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2020年01月13日 09:01  妊活・卵活ニュース

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母親の妊娠前の体重による影響
京都大学の研究チームは、「Pediatric Obesity」にて、母親の妊娠前の体重は、子供の幼児期の体重および成人期の肥満に関連性があると発表した。母親の妊娠前の体重が過剰および肥満であった場合、子供の過剰体重・肥満リスクが高まると報告された。

母親の妊娠前の体重と子供の過剰体重・肥満における関係性
研究チームは、日本人の母子1581組を対象に縦断的コホート研究を行い、母親の妊娠前の体重と子供の過剰体重・肥満における関係性を検証した。また、子供が15歳に達するまで追跡調査は継続された。

3歳で過剰体重・肥満であった子供は、15歳での過剰体重・肥満リスクは4.2倍増となった。妊娠前の母親が過剰体重・肥満であった場合、子供の過剰体重・肥満の予想因子は強くなり、2.4倍に増加した。一方、今回の研究では、出生体重と成人期の過剰体重・肥満における関係性は認められなかった。

研究チームは、調査結果より、母親の過剰体重・肥満は、子供が3歳での過剰体重・肥満に影響を与えるが、出生体重との関連性はないと結論付けた。また、母親の過剰体重・肥満と子供が15歳での過剰体重・肥満との関連性も確認された。

(画像はWiley Online Libraryより)

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