片付けは「押入れ」からが正解! 家事と育児がラクになる“汚部屋”スッキリ収納法

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2020年01月13日 22:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

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汚部屋まるごと片付けます! 連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォーアフター」、第5回目のクライアントは葛飾区・3LDKのマンションに暮らす主婦Mさん(32歳)です。

片付けの順番を教えて!(主婦Mさん・32歳)

 前回に続き、第5回目のクライアント・東京都葛飾区の3LKに住むMさんのマンションです。

[Before]

 「怒った夫が、部屋中のモノを片っ端からゴミ袋に入れたこともありました。泣きながら止めたものの、片付け方がわかりません」とMさん。ここまで荒んでいれば、どこからやるべきか、迷うのは当然です。

床が見えない! リビングへの「通り道」はどこ?

[Before]

 押入れから散乱したモノと、木の板(子どものベビーガード)が障害物となり、リビングへの「通り道」を塞いでいます。このレベルだと、「作業スペースの確保」が先決です。次に、溢れたモノを収納できる「押入れ」を空にすることで変わります。どうやるのか? 次章より、「片付けの順番」をレッスン!

[計画図]

 まずは、床の上に散らかるモノを一時的に撤去して「作業スペースの確保」を目指します。大きめの家具も部屋の角へ移動(or使わない部屋へ)して、作業しやすい動線を作ること。細かいモノは、紙袋へザッとまとめると簡単です。

[Step.1]押入れからぜんぶ出し!

 散乱したモノを部屋の角へ寄せて、3畳ほどの「作業スペース」を作りました。次に、押入れの中のモノをぜんぶ出します。床にならべる時は、グループ別に分類してまとめます。例えば、加工食品、お菓子、缶詰といった感じです。

 グループ別に分けたモノの山を、「必要・不要」と分けていきます。分別するときは、ペットボトルのダンボール(必要)と、ゴミ袋(不要)を用意すると効率的です。ペットボトルのダンボールは、そのまま収納ボックスとしても活用できます。モノの仕分けが済むまでは、収納グッズを買わないように。

[Step.4]押入れの収納容量を確認

[不要品]

 空っぽになった押入れです。収納の役割を持たなかったラックは、ジモティーで現金にチェンジ。変わりに、大きな空間をフル活用できるラックを用意してもらいました。

[Step.5]スチールラックで空間を分割!

[新しいラック]

 ニトリのスチールラック(W84.5×D29.5×H115.5cm)を2つ用意して、空間を前後に分けた5分割収納に改善。組立時のポイントは、ファイルボックス(約H24cm)の高さ以上(H28〜32cm)にして、棚板を同じ高さにすること。手前に使用頻度の高いモノ(消耗品)、後ろに使用頻度の低いモノ(保管品)を置いて、スライド式で使います。

[Before]

 以前の押入れは、奥のモノが取り出しにくい(モノの回転率が低くなりがち)、在庫内容がわからない(同じモノを何度も買いがち)、半端な空間が多い(余計なモノを詰め込みがち)など散らかる原因ばかりでした。これぞ、Mさんが忙しくなる仕組み。

[After]

 役割を持たない押入れを、生活倉庫(食品ストックと生活用品入れ)にしました。これで、家族の「あれどこ?」もなくなります。必要なモノが見つからないストレスは、家族間の争いを増やすだけ。独りよがりの収納より、家族でわかりやすいを優先に改善できました。

[After 上段の後]

[After 下段の前]

 空間を前後に分けて収納するときは、後ろに「保管品」、前に「消耗品」が鉄則です。回転率が早い「消耗品」は、透明の収納ボックスがオススメ。中身の見えない収納法は、家族のストレスになります。中を開けて確認する手間を省くことで、家族の自主性も得られます。

[After]

 玄関からリビングへの「通り道」もできて、安全になりました。家族の反応はどうでしょう? 「娘は何も悪くないのに、来ちゃダメ! 触っちゃダメ! と叱ってばかりでした。片付けしてからは叱ることもなくなり、娘もうれしそうに走り回っています。夫もご機嫌で、もっと家のことを協力すると言ってくれました」とMさん。

 変わっていく家とMさんに、家族で喜んだそう。これで、Mさんのやる気もマックスに! これから、どんどん「明るい家」に変わるので、乞うご期待。

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