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これはバイオセンサー搭載中のZガンダム? アナハイム「Z開発計画」 技術屋の“物語”を1枚絵で表現

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2020年01月17日 07:00  ORICON NEWS

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写真「Z開発計画」に携わった技術屋と博士たち 作品名:「Legend maker」/制作:EXAM(C)創通・サンライズ
「Z開発計画」に携わった技術屋と博士たち 作品名:「Legend maker」/制作:EXAM(C)創通・サンライズ
 今年40周年を迎える『ガンプラ』の魅力は、妄想した“物語”をその手で具現化できる点にある。そんな“自由なガンプラ”を匠の技術によって再現するトップモデラー・EXAM氏(@Examsystem116)。ガンダムシリーズ屈指の人気を誇る「Zガンダム」製造シーンをジオラマ化した理由とは。

【写真】整備ドックに鎮座するジオング、出撃に備えるアムロ、整備士と話すシャア、バイオセンサー搭載中のZガンダムも…“物語”が詰まった整備ドック

■伝説のMSであるZガンダムと、開発に携わった技術屋を称えたかった

――本作のタイトルを教えてください。

【EXAM】作品名は「Legend maker」です。Zガンダムは劇中で伝説的な活躍をした機体です。そのZガンダムの開発に携わり、その後もZZガンダムなどの名機を手掛けるであろう技術屋たち。その2者がメインとなるジオラマなので、ダブルミーニングでこのようなタイトルにしました。

――本作ではどんなことを表現したいと思いましたか?

【EXAM】このジオラマの元ネタは、ネットで見つけた「組み立て中のパトレイバー」のイラストです。それを基に、Zガンダムを中心に技術屋たちがガヤガヤしている雰囲気を作りたいと考えました。

――こだわりの造形箇所を教えてください。

【EXAM】Zガンダムの脇腹から背中にかけて、内蔵のメカが露出したゴチャゴチャしたところです。様々なジャンクパーツで構成しているのですが、バイクのV-MAXのエンジンをメインに構成しています。理由は都合の良いパーツ分割だったのと、“ZにVを乗せるのは趣があるな”と思ったからで、そこまで深い意味はありません(笑)。

――制作期間と、一番時間をかけた部分は?

【EXAM】制作期間は実質3ヵ月ほどだと思います。一番時間がかかったのが、作業員の配置です。多過ぎるとうるさいし、少な過ぎても作業している感じが出ないしで、増やしたり減らしたり、配置場所を変えたりしてかなり長い時間検討しました。

――人物とMSとの対比を強調するうえで意識した点は?

【EXAM】配色を強く意識して考えました。なるべく清潔感のある工場というイメージを大事にしたいと思った時、Zガンダムのトリコロールカラーを使うと画面がうるさすぎるなと感じました。

――おっしゃる通りZガンダムは未塗装です。

【EXAM】はい。画面がうるさくならないこと、建造中であることを視覚的に分かりやすくするため、Zガンダムを塗装されていない金属の色にしました。しかし、ZプラスC1というZガンダムのバリエーション機がグレーの機体であるため、そちらとたまに間違えられることになりましたが(笑)。作業員は現実に即した青をベースとした作業着にして、なるべくZガンダムの近くに配置しました。また、ホワイトボードや脚立といった小物も寄せることで、対象物の大きさをイメージしやすくしています。

■モノづくりのセンスは天性のものではなく“知識の量”

――これ1枚でストーリーが浮かびます。情景描写のこだわりを教えてください。

【EXAM】本ジオラマはZガンダムと向かい合う2人の博士が主人公ですが、ストーリーらしい設定は殆どありません。「2人の博士が視察に来た」というだけです。ただし、博士に視線を誘導させるために構図と構成にはこだわっています。

――具体的にはどんなこだわりでしょうか。

【EXAM】まず、周りの作業員と博士の服装に大きな差を付けました。作業員は皆作業着を着ていて統一感がありますが、博士には赤色のベストと白衣をそれぞれに着用させました。これなら視覚的に「この2人は他の作業員とは違う」というのを示せていると思います。なおかつ、作業員はみな何らかの作業であったり、会話であったりといった動きがありますが、博士はただ突っ立って見ているだけです。このように色とポージングの落差により、この2人を引き立てています。

――なるほど、博士を引き立てることにより、2人の視線の先にあるZガンダムもセットで目に入るような仕掛けになっているんですね。こうした情景描写で得意な技術は?

【EXAM】得意と言うわけではありませんが、「世界を切り取っている」ということを意識しています。

――1枚絵で“物語”を表現するということですね。

【EXAM】今回であれば、この工場が広大であることを示すために様々な要素をちりばめています。例えば道路標識のような看板を置くことで、通路の先にまだ建造用のスペースがあることを示唆しています。他にも、台車を持って来た人はその背後に道が続いていることを示しています。さらに、一番上のフロアにいる人は、1人は通り過ぎているだけ、もう1人はただ眺めているだけのZガンダムと関係ない人です。このように、ドラマとは直接関係ない要素をちりばめることによって、1枚絵のジオラマの中にいくつもの“物語”を作っています。

――こうした“物語”を作るうえで必要な技術とは何ですか?

【EXAM】私は、“極力改造しないジオラマ”に力を入れているので、ガンプラ制作に必要な技術と言うのは正直分かりません。ですが、どんなジャンルにおいても“目を肥やすこと”は大事だと思います。

――“目を肥やす”とは?

【EXAM】ひたすら模型を作るのではなく、アニメや映画を見たり、本を読んだり、音楽を聴くことだと思います。俗に言うセンスというものは生まれ付いた天性のものではなく、知識の量だと考えています。ジャンルの違う好きなものや”興味を持ったものに突き進むと”、ガンプラを作る時にその要素を反映できるでしょう。また、多くの映像作品を見ていればその中の光景を基にしたジオラマを作ることができます。なおかつ、全く知らない模型のジャンルをやってみるのも大きいと思います。戦車模型をやってみればウェザリングの知識が深まりますし、カーモデルをやってみれば色や磨きの技術が身につきます。「ガンプラが好き!」というのも良いと思いますが、ジャンルの違う好きなものや興味を持つと、そこから必ず良いフィードバックが得られると思います。模型誌は『ホビージャパン』しか読まないという方もいると思いますが、横に並んでいる『アーマーモデリング』(戦車模型の雑誌)や、『スケールアヴィエーション』(飛行機模型の雑誌)を試しに読んでみると、今までにない新しい発見があるかもしれませんね。

(C)創通・サンライズ

このニュースに関するつぶやき

  • 後付設定で下請上りで旧ジオン系工房施設を傘下にしたアナハイムエレクトロニクスはティターンズが多数の工房施設を傘下に収め可変MS&MA開発で優勢で遅れを取り起死回生的にZガンダム開発? https://mixi.at/a1TG6TD
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  • 逆シャアだけど工場のシーンがあって、「納期を三日も繰り上げたんですよ」という工場長(?)の説明があった。こういうのは大人になると唸る。
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