メジャー移籍前年にタイトルを獲得した投手のメジャー1年目は?

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2020年01月17日 09:11  ベースボールキング

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ベースボールキング

ブルージェイズに移籍した山口俊
ポスティングシステムを利用して大リーグ・ブルージェイズと正式契約を交わした山口俊。ブルージェイズでは、背番号『1』を着けてプレーする。

 昨年11月22日に放送された『ザ・フォーカス フライデースペシャル』に出演したショウアップナイター解説者の江本孟紀氏が、山口について「通用しますね。日本のエースクラスのピッチャーは、私は前から言っているんですけど、ほとんど通用します。日本の球界のレベルはあがっている。あとはコンディション、慣れとかありますので、そういうことさえ上手くいけば、程々やれると思います」と太鼓判を押した。

 山口は巨人でプレーした昨季、最多勝利、最多奪三振、最高勝率の投手三冠に輝いた。当時の環境、選手などは異なるが、メジャー移籍前にタイトルを獲得した先発投手のメジャー1年目の成績を振り返っていきたい。

 06年の井川慶、11年のダルビッシュ有が最多奪三振、13年の田中将大、15年の前田健太は最多勝利、13年の田中が最高勝率に輝いた。田中はメジャー挑戦前の13年に、最優秀防御率、最多勝利、最高勝率で山口と同じように投手三冠を手にし、メジャーに挑戦している。ちなみに、野茂英雄、松坂大輔、黒田博樹、岩隈久志などは、メジャー挑戦前の年にタイトルを獲得していない。

 タイトルを獲得した選手を見ても、田中、ダルビッシュ、前田といった何年も日本で実績を残した右投手は、メジャー1年目からしっかりと結果を残してきた。山口はメジャー挑戦1年目から結果を残すことができるだろうか。

▼伊良部秀輝 ロッテ−ヤンキース
96年:23試 12勝6敗0S 防2.40(ロ)
97年:13試 5勝4敗0S 防7.09(ヤ)
※96年:最優秀防御率

▼井川慶 阪神−ヤンキース
06年:29試 14勝9敗 振194 防2.97(神)
07年:14試 2勝3敗 振53 防6.25(ヤ)
※06年:最多奪三振

▼ダルビッシュ有 日本ハム−レンジャーズ
11年:28試 18勝6敗 振276 防1.44(日)
12年:29試 16勝9敗 振221 防3.90(レ)
※11年:最多奪三振

▼田中将大 楽天−ヤンキース
13年:28試 24勝0敗1S 防1.27(楽)
14年:20試 13勝5敗0S 防2.77(ヤ)
※13年:最多勝利、最優秀防御率、最高勝率

▼前田健太 広島−ドジャース
15年:29試 15勝8敗0S 防2.09(広)
16年:32試 16勝11敗0S 防3.48(ド)
※15年:最多勝利

【リリーフ投手】
▼高津臣吾 ヤクルト−ホワイトソックス
03年:44試 2勝3敗34S 防3.00(ヤ)
04年:59試 6勝4敗19S 防2.31(ホ)
※03年:最優秀救援投手

▼薮田安彦 ロッテ−ロイヤルズ
07年:58試 4勝6敗HP38 防2.73(ロ)
08年:31試 1勝3敗H0 防4.78(ロ)
※07年:最優秀中継ぎ投手

(ニッポン放送ショウアップナイター)

このニュースに関するつぶやき

  • 最初はともかく中継ぎが多くなるんだろうが、一年目からやられてたら話しにならないのがMLB。良かったとしても真価は2年目以降に問われる。
    • イイネ!1
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