JR東日本、常磐線3/14全線運転再開 - 仙台駅発着「ひたち」は3往復

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2020年01月17日 15:32  マイナビニュース

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JR東日本は17日、常磐線富岡〜浪江間の運転再開日を2020年3月14日と発表した。常磐線は全線で運転再開となり、これに合わせて仙台駅発着の特急「ひたち」を3往復運転。運転再開する富岡〜浪江間では、普通列車が11往復運転される。

常磐線富岡〜浪江間は東日本大震災などの影響で運転見合わせが続いていたが、「富岡町、大熊町および双葉町に設定された帰還困難区域の一部(特定復興再生拠点区域内の先行解除エリア)において、避難指示が解除される期日が決定した」(JR東日本)ことを受け、3月14日の運転再開が決定した。

全線運転再開後の常磐線では、品川・上野〜仙台間の特急「ひたち」を上下各3本設定。下りは上野駅8時0分発・仙台駅12時31分着「ひたち3号」、品川駅12時45分発・仙台駅17時26分着「ひたち13号」、品川駅15時45分発・仙台駅20時28分着「ひたち19号」、上りは仙台駅10時13分発・品川駅14時51分着「ひたち14号」、仙台駅16時11分発・品川駅20時52分着「ひたち26号」、仙台駅18時2分発・品川駅22時53分着「ひたち30号」を運転する。常磐線の特急列車は全車指定席。車両はE657系を使用する。

仙台駅発着の「ひたち」が設定されることを受け、常磐線の特急列車で導入されている着席サービスをいわき〜仙台間にも拡大。普通車指定席の特急料金は指定席特急券・座席未指定券ともに同額、年間を通じて同一料金とされ、東京駅から乗車した場合、営業キロ300km以内の原ノ町駅まで事前料金2,550円・車内料金2,810円、営業キロ400km以内の仙台駅まで事前料金2,900円・車内料金3,160円。グリーン車は営業キロ300kmまで5,170円、営業キロ400kmまで6,560円となる。

普通列車は運転再開区間も含むいわき〜原ノ町間の列車を上下各11本(一部列車は水戸駅発着)設定し、車両はE531系を使用。原ノ町駅でいわき・水戸方面および岩沼・仙台方面へ、それぞれ折返し運転を行う。なお、いわき〜富岡間と浪江〜岩沼間は3月14日以降も普通列車の本数に増減はないとのこと。

常磐線の全線運転再開に合わせ、「Suica」の利用可能エリアも拡大。いわき〜浪江間は首都圏エリア、小高〜原ノ町間は仙台エリアとなり、いわき〜原ノ町間の途中駅のうち、桃内駅を除く計15駅で「Suica」および相互利用を実施している他の交通系ICカードの利用が可能(首都圏エリアと仙台エリアをまたがっての利用は不可)となる。あわせて首都圏エリア・仙台エリアの「大都市近郊区間」も拡大される。

3月14日に運転再開する区間の大野駅、双葉駅をはじめ、広野駅、富岡駅、浪江駅の計5駅にて、JR東日本管内では初となる「話せる指定席券売機」が導入される。通常の指定席券売機としての機能に加え、受話器や液晶モニター、証明書などを確認するカメラ機能も備え、オペレーターとの会話を通じて「みどりの窓口」のようにきっぷを購入できるという。これら5駅は「Smart Station for EXPRESS」(「話せる指定席券売機」「多機能券売機」「自動精算機」「簡易Suica改札機」のほか、列車の時刻や列車在線位置情報を把握できる「どこトレ」のモニター等の機器の総称)として整備される。(上新大介)

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