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【貧困女子】無職を嘆く母に「ママより先に死ぬから」……アラフォー大卒女子の憂鬱〜その1〜

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2020年01月18日 17:10  Suits-woman.jp

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女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたはずが、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです 。

新谷美津恵さん(仮名・40歳・無職)は、11か月前に会社を辞めて、現在は埼玉県内の実家で両親から月2万円のお小遣いをもらいながら引きこもり生活をしています。貯金は0円です。

「10年近く勤務していたコンサル系の会社を辞めた原因は、あまりにもブラックで、若手がいつかず、雑事ばかりが増えていく現実がイヤになったから。朝7時に出社して、終電帰りでも終わらない。特に日報や業務フローが電子化されてから、書類の業務が煩瑣になり、業績につながらない雑事に仕事時間の大半が奪われ、パンクしたんです。この電子化により、優秀な人材がガンガン辞めていき、会社の業績はガタ落ち。確認、承認、コメント返し……もううんざり」

未来につながる仕事に力を割けないから、若手がいつかないといいます。

「複数のグループチャットでのコミュニケーションに、即レスしなくてはいけないような雰囲気が醸されて、それにもついていけなかった。怖かったのは、業績が下がると、コミュニケーションがどんどん攻撃的になっていくこと。『こんな内容ではクライアントに提出できません』とか、『納期って言葉、わかってます?このままのスケジュールで守れると思っているんですかね』などと、じわじわと相手のことを傷つけるような言い方ばかりしてしまう。業務チャットが導入されてから、明らかに時間効率は下がったと思います」

櫛の歯が欠けるように人が辞め、“そこにいる社員”に業務が集中していきます。

「ずっと会社にこもって仕事していると、変な男女関係が生まれやすくなり、部長と後輩の不倫など様々な不適切な関係が成立していく。私も大嫌いな上司と噂が立ち、そんなこともあって会社を辞めました」

美津恵さんは氷河期世代です。大学を卒業してからのキャリアを伺いました。

「予備校職員6年と、広告代理店に6年、その後に前の会社です。いずれも非正規で、15万円くらいの手取りでこき使われていたから、正社員採用してくれたコンサル会社が神に見えました」

美津恵さんは、両親ともに大卒です。

「団塊の世代にしては珍しい夫婦なんです。父は都立高校在学時から学生運動をしていて、いろいろ目を付けられていたらしいですね。母はすごく貧しい家の生まれでしたが、とても頭が良かったから、町の篤志家のバックアップで東京の大学に進学。父は学習塾を経営し、母は公務員として今もバリバリ働いている。私は兄弟はいますが、兄は高校時代からさまざまな事情で家を出ているので、一人っ子同然で育ちました」

「大学を出て、当たり前」という家庭環境

大卒であるのが当たり前という、家庭の空気。

「子供のころから、当然大学に行くでしょ、って環境で育ちました。私の時代の受験は徹底的な暗記と再生能力が求められる。それは訓練ですから何とかなります。家には書庫があり、膨大な量の本があったので、それを読んでいたこともあって、公立高校から有名私立大学に現役で合格しました。恵まれた環境で育っているとは思います。大学に入って感じたのは、自分にコミュ力がないこと。小さい頃から、両親は仕事漬け、兄弟の関係も薄い。祖母とシッターさんに育てられたようなもの。友達も少なかったから会話らしい会話をした記憶がないんです。父はモテるから浮気もあったし、母も忙しすぎて父を構っていられなかった。お金がない家よりはマシだと思いますが、それなりに苦しみが多い子供時代だった気がする」

コミュ力がないと自覚したきっかけは、恋愛。

「大学の時に初めて付き合った人に、『重すぎて怖い』と言われました。母があまりにもあっさりしている人だったからか、父は家庭的っぽいおばさんと浮気を繰り返していた。そういうこともあって、家庭的だと受け入れてもらえると思ったのかもしれない。自腹で食材を買って、歴代彼氏にせっせと料理して、全員にフラれました」

社会人生活22年で貯金ゼロなのは、貢ぎ体質だからとのこと。

「いざとなったら、親が何とかしてくれるという気持ちはどこかにあったかも。今は、両親を頼り切っているような生活です。

母は65歳、父は67歳、現役です。特に母は公務員だから、年金も手厚い。都内の家を引き払って、実家に帰ってきたときは、割と好意的に見てくれていたんですよ。でも半年経ったあたりに、母から『仕事しないの?』と言われました。母は社会全体の幸福を優先する人で、娘が引きこもっているのが理解できないんです。自分の行動が、誰かの役に立ち、社会の不平等を是正する助けになると信じて疑わないんですよね。あの母の口調から、この人は私の幸せよりも、社会全体の幸福を考えてきて来たんだな……とわかって悲しくなって泣きました」

美津恵さんが口をついで出たのは、『ママ、死なないで』という言葉。

「なんでそんなこと言ったのかわかりませんが、甘えたかったのかもしれない。つい、言ってしまったんです。私の予想では、母は『ママは死なないわよ。一緒に頑張ろう』と、泣きながら言ってくれると思ったんですよ。でも母はうんざりしたような表情で、『何言ってんの。きちんと考えなさい。パパとママだって死ぬ権利はあるのよ!』と怒ったんです。つまり、私は“お荷物”だと内心感じているゆえの発言ですよね。なんか、いろいろ悲しかったですよ。私は母の無私の愛がほしかったのかもしれない。それでつい、悲しさと怒りで『私がママより先に死ぬ』と言っってしまったんです。母はこの発言で傷つくと予想していたんですが、『勝手にしなさい』って、外出してしまったんです」

今、美津恵さんは、実際に働く気力が湧かず、1日中動画配信サイトを見て時間を潰していると言います。

昼間は人に会いたくないから、実家でずっと動画を観て、現実逃避している。

両親が死んだら人生は終わる。結婚のプレッシャーをかけられないのも辛い……。〜その2〜

このニュースに関するつぶやき

  • 【逃げてるだけ、ブラック企業など存在しない。社会とは厳しいもの……云々……】だと?現在の日本に於いて『ブラック企業』など本当に存在しないのだろうか……
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  • 毒両親に育てられて逃げ場がありひんな。実家におっても針の筵やろ。お気の毒に。
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