ヘンリー王子、高位王族からの引退について初めて語る 「大変残念」とも

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2020年01月20日 12:42  Techinsight Japan

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「引退」について初めて口を開いたヘンリー王子(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年12月9日付Instagram「Spotlight on: Endeavour Fund」』のスクリーンショット)
英王室ヘンリー王子が現地時間19日、ロンドンで行われたイベントに出席した。スピーチの冒頭では、このたび正式に決定した高位王族からの引退について初めて胸のうちを告白。「英国は僕の故郷であり、愛する場所であることは一生変わらない」「決して簡単な決断ではなかった」などと語った。

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現地時間19日、チャリティー団体「Sentebale」(アフリカのHIV患者である子供達の心の健康をサポートする団体)のイベントに出席するため、ロンドンの「The Ivy Chelsea Garden」に渦中のヘンリー王子が姿を現した。

スピーチをするため壇上に上がった王子は、「この数週間、皆さんはおそらく色々なことを聞いたり読んだりしたことと思います」と自ら高位王族からの引退に言及、そして「皆さんには公爵でも王子でもなく、あくまでも“ハリー”として、話せる限りの真実を直接お伝えしたい」と続け、およそ4分間にわたり今回の決断に至った思いなどを明かした。

ヘンリー王子はまず、

「英国は僕にとって故郷であり、愛する場所です。それは今後も一生変わることはありません。」
「私はたくさんの人々に支えられて成長し、皆さんはずっと探し求めていた愛と幸せを手に入れた僕を見守り、そしてメーガンを温かく受け入れてくださいました。」

と述べ、母国に対する愛情や人々への感謝の意を表した。ヘンリー王子は続けて妻メーガン妃のことを「自分と同じ価値観を持った女性」として、そんな妻とともに「この国のために、信念を貫き自分達の役割を果たすため、誇りを持って全力を注いでいる」と熱く語った。しかしながら結婚した当初は、自分達に与えられた役割を全うしようと希望に満ちていただけに、結果的に高位王族からの引退という決断に至らざるを得なかったことは「大変残念だ」と本音を漏らす場面も見られた。

さらにこのたびの引退は決して軽率に決めたことではなく、長い期間の話し合いを経た上での結論であること、またそれ以外に選択肢がなかったことなどを明かし、

「私達は決してここから背を向けるわけでも、また皆さんの前から立ち去るわけでもないとハッキリ申し上げたい。」

と力強く述べた。

ちなみにヘンリー王子夫妻は当初、公的資金の後ろ盾を受けずとも、今後も変わらずエリザベス女王やコモンウェルス、そして軍事機関のために仕えていきたいと願っていたが、それは現実的ではないと女王の許可を得られなかったという。そして人々に、今回の最終的な決断に至った背景への理解を求めた。

途中、王子は過剰報道を続けるメディアに触れる場面もあったが、最後はエリザベス女王や自身の家族、これまでに出会った多くの人々へ感謝の言葉を述べ、今後も変わらず母国やチャリティー活動などに尽力していく意思を明かした。

「私達はこれから、自分達の信じた道を歩んでいきます。」
「次なるステップを踏み出す勇気を、ありがとうございます。」

と力強く挨拶をするヘンリー王子には会場から拍手が起こった。

なおスピーチのもようは、ヘンリー王子夫妻の公式Instagramでも公開されている。公開から5時間ほどで290万回以上の再生回数を記録していることから、夫妻の動向には大きな注目が集まっていることがうかがえる。しかし2万3000件超ものコメントのなかには、

「女王や家族、それに母国やチャリティーを大切に思う気持ちがあるなら、普通はこんな風に出ていかないはず。」
「メーガンはアメリカの自分の家族を捨てたけど、まさかハリーまでとはショック。」
「家族やいとこと今後なかなか会えなくなるアーチーくんが不憫でならない。」

など批判的な意見も少なくない。



画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年12月9日付Instagram「Spotlight on: Endeavour Fund」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

このニュースに関するつぶやき

  • 母親をある意味『メディア』に殺されているから、この選択はかれにとっては仕方なかったのかもね。家より妻をとるなんて、漢じゃん。
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