『麒麟がくる』鮮やかすぎる衣装に賛否 「綺麗」「ファンタジーっぽく見える」

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2020年01月20日 19:02  Techinsight Japan

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明智光秀を演じる長谷川博己
19日に放送が始まったNHK大河ドラマ『麒麟がくる』は平均視聴率19.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、同時間帯横並びトップとなり好スタートを切った。特にネット上で話題になっていたのが、出演者のカラフルで鮮やかな色の衣装だ。武士だけでなく農民までも色とりどりの着物を身につけていることに違和感を覚えた視聴者も少なくなかったようだが、チーフ・プロデューサーの落合将氏によると「時代考証に基づいての演出」だとしている。

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ドラマ冒頭の田園畑を明智光秀(長谷川博己)が穂を触りながら歩くシーンから、ツイッターでは「なんか色合いがポップ」「色鮮やか〜」と衣装の色に関する声が次々とあがった。なかには「衣装の感じがこれ思い出した。黒澤明“乱”」というコメントも見受けられた。黒澤明氏が監督した最後の時代劇『乱』(1985年)は色彩豊かな衣装が話題になったものだが、『麒麟がくる』の衣装デザイナー・黒澤和子さんは黒澤明監督の実娘なのだ。屏風絵、資料などから日本の歴史の中でも派手な色使いが多かった戦国時代の衣装を、登場人物のキャラクターに合わせ演出家と相談しながら和子さんはデザインしたそうだ。

ネット上ではこの多彩な色の演出に、賛否両論の意見があがっている。「衣装の色彩が鮮やかで見ていてすごく楽しかった」「色彩が美しくて、楽しみが増えました」「衣装の色味が目新しい。目を引く鮮やかな色味が多くて現代的」「見てて綺麗だからこういう彩度が高い鮮やかな色合いの画面もいいと思う」といった賛成派と、「大河ドラマ、衣装の色使いが本当にNGだと思う。なしです!」「なんか着物の色も、風景も、色が鮮やかすぎて違和感」「映像や衣装の色が綺麗すぎて、ファンタジーっぽく見えてしまう」「鮮やかすぎて目がチカチカしてくる」と否定派のなかには“目が疲れる”という意見が非常に多かったのだ。また明智光秀の水色、黄緑、ピンクの衣装の場面では「マジでサランラップのくまに見える」、「ほんとにサランラップのくまさんみたい」とツイッターで大いに盛り上がっていた。

だからこそ渋い色合いの着物姿だった斎藤道三(本木雅弘)と松永久秀(吉田鋼太郎)が、初回で厳かな雰囲気と威圧感を漂わせていたのだろうか。

ちなみに明智光秀役の長谷川博己は『【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送』Twitterにて、衣装について「こういう派手な色はあまり着たことがないですけども、気持ちも若返りますね」と明かしている。



(TechinsightJapan編集部 みやび)

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  • 明るい衣装でもかまいません。テンポが早くて良かったです。
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