今世紀最高の映画に「マッドマックス 怒りのデスロード」

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2020年01月21日 10:15  ナリナリドットコム

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「マッドマックス 怒りのデスロード」が、エンパイア誌が行った「今世紀最高の映画100選」投票でトップの座に輝いた。

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同誌の批評家と読者は、荒廃した近未来を描いたヒットシリーズのジョージ・ミラー監督(74歳)による2015年作品を、過去20年に公開された映画の中で最高作品に選出した。トム・ハーディとシャーリーズ・セロンが主演しアカデミー賞6賞を獲得した同作品は、トップ5入りした「ロード・オブ・ザ・リング」「ダークナイト」「インセプション」「ムーンライト」を抑えて首位となっている。

「ベイブ」などでも知られるミラー監督は、その喜びを同誌に次のように語った。

「素敵な誉め言葉ですね。映画の価値はどう計ると思いますか?」
「考えてみましたが『映画館を出てからどれだけ長い間付きまとってくるか』ということだと思います」
「駐車場に着く頃には忘れてしまっている映画もあれば、生涯ずっとついてくる映画もあります」

また、製作までには数年にわたる苦労があったそうで「何度もダメになりそうでしたが、この作品が頭から離れることはありませんでした。そう簡単に諦められるものではなかったのです」と続け、さらにフュリオサ大隊長を演じたシャーリーズを「シャーリーズが運転する戦闘車の後ろに座ってセットに戻って行く時『もし今荒廃した近未来にいるとしたら、戦闘車を運転しているのがシャーリーズで良かった』と思うだろうと考える時がありましたね。彼女こそ、フュリオサでした」と称賛していた。

「マッドマックス 怒りのデスロード」が、批評家投票で最高作品に選ばれた一方、読者投票では「ロード・オブ・ザ・リング」がトップの座に輝き、「マッドマックス」が後に続いた。J.R.R.トールキンの同名小説を原作にしたピーター・ジャクソン監督の同シリーズは、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」が43位、「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」が53位に入り、3部作全作が同リストに入っている。

また、故ヒース・レジャーがジョーカー役を演じアカデミー賞を受賞したクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」が3位となった一方で、ホアキン・フェニックスがタイトルロールを演じ、暴力描写が昨年論争を呼んだトッド・フィリップス監督の「ジョーカー」は39位にとどまった。

女性監督としては、ソフィア・コッポラが「ロスト・イン・トランスレーション」で10位となり、トップ10入りを果たしている。


☆エンパイア誌「今世紀最高の映画100選」の上位10作品

1位「マッドマックス 怒りのデスロード」
2位「ロード・オブ・ザ・リング」
3位「ダークナイト」
4位「インセプション」
5位「ムーンライト」
6位「ソーシャル・ネットワーク」
7位「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
8位「ゲット・アウト」
9位「パンズ・ラビリンス」
10位「ロスト・イン・トランスレーション」


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20200158050.html


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