リヨン、ビジャレアルからエカンビを獲得…買取OP付きのローン移籍に

リヨンは20日、ビジャレアルからカメルーン代表FWカール・トコ・エカンビを今シーズン限りのローン移籍で獲得したことを発表した。移籍金は400万ユーロ（約4億9000万円）となっており、1150万ユーロ（約14億円）に加えてボーナス400万ユーロ（約4億9000万円）を支払うことでシーズン終了後の買取オプションも付随している。

　現在27歳のエカンビはパリFC、ソショー、アンジェでのプレーを経て2018年夏にビジャレアルへ完全移籍加入した。スペイン初挑戦となった昨シーズン、リーガ・エスパニョーラで34試合に出場し10得点をあげる活躍を見せた。今シーズンは第20節終了時点で18試合に出場し6ゴールを記録。10月にはラ・リーガの月間最優秀選手にも選出されていた。

　リヨンは昨年12月、攻撃の核であるオランダ代表FWメンフィス・デパイが前十字靭帯断裂の大ケガを負った。今シーズンは残りの全試合を欠場するものと見られており、今冬の移籍市場では新たにチームの中心となるアタッカーの獲得を目指していた。

　今シーズン、リーグ・アン第20節終了時点でリヨンは7位につけている。後半戦の巻き返しを狙うフランスの強豪にとって、頼れるストライカーが加入することとなった。