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アナタの観たい彼がココにいる!――田中圭と高橋一生、“いま旬”と呼ばれる理由

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2020年01月22日 10:00  Suits-woman.jp

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Suits-woman.jp

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田中圭と高橋一生、いま大人女子の心をがっつりつかむ二人の新作が相次いで公開されます。『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉監督による『mellow』と、『ロマンス』『お父さんと伊藤さん』のタナダユキ監督による『ロマンスドール』。それぞれラブストーリーに出演する彼らを凝視、なぜいま多くの女性に支持されるのか?探ってみました。

『mellow』

『mellow』
(配給:関西テレビ放送 ポニーキャニオン)●監督・脚本:今泉力哉 ●出演:田中圭 岡崎紗絵 志田彩良 松木エレナ 白鳥玉季 SUMIRE 山下健二郎(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)(友情出演)ともさかりえ/小市慢太郎 ほか ●1月17日から全国ロードショー

(c)2020「mellow」製作委員会

(あらすじ)
夏目誠一(田中圭)が営む花屋「mellow」には姪っ子の小学生さほや、近所の美容室の娘で中学生の宏美らがやってくる。ときどきはさほと一緒に、行きつけのラーメン屋へ行く夏目。そこは亡くなった父(小市慢太郎)に代わり、娘の木帆(岡崎紗絵)が切り盛りしていた。ある日、常連客で人妻の麻里子(ともさかりえ)に、夫同席の上で恋心を打ち明けられる。

ただのいい人、で終わらせない演技力が活きる!田中圭

どんな役柄も器用に、けれど“器用”とは決して思わせない安定感のある演技で着実にキャリアを重ねていた存在から、『おっさんずラブ』でどどど〜ん!とまさかの大ブレークを果たした田中圭。なにかと話題を呼んだ『あなたの番です』を経て、いまや完全に主役級となった彼の最新主演映画が『mellow』です。監督は、いま恋愛モノを撮らせたらこの人!こと今泉力哉。果たして、二人の相性は?気になりますよね。

田中圭が演じるのは花屋「mellow」を営む、独身!彼女ナシ!(←そこ大事!)の夏目誠一。野に咲く花のような抑えた色合いの花たちが並ぶ店をひとりでやっています。ファッションもさりげないけどそこはかとなくセンスがよく、笑顔がステキで。想いを寄せる相手に花束を贈ろうとやってきた客に、「その人のこと、少し聞いていいですか?いい花束をつくるために」なんてナイーブなことをいう……って、少女漫画か!みたいなキャラクターです。でもそこは田中圭。彼が演じると嫌味には感じられず、ああそういう人なんだな〜などと納得させられてしまうから不思議です。

夏目はとにかくいい人。行きつけのラーメン屋で、ワケあり風なカップルの別れ話を小耳に挟み、勝手に感情移入して涙を流してしまうような男です。いやいやそんな男がいたら引くわ!と咄嗟には思うのですが、田中圭が演じると、その涙さえもが本物に見えるのです。スゴイな〜、演技力って。もちろんそんなことは、脚本も手がけた今泉監督にとっては計算済みなのでしょう。

そんな夏目だからといいますか、彼はモテモテです。店によくやってくる中学生の宏美も、夏目が目当て。もうひとり、店の常連で人妻の麻里子からも思いを寄せられ、ついには告白されます。でもそこは今泉監督、このシーンが超ウケる!想いを伝えるのに、麻里子は夫を同席の上だったりするのです。このシーンの会話の妙。純粋に驚き、本気であたふたする田中圭の表情! いいわ〜。  

ラーメン屋で夏目が涙した別れ話をする、山下健二郎演じるカップルの会話も最高なのです。そのあたりはもう完全に、今泉力哉ワールド。映画やドラマに出てきそうな展開とは無縁の会話、それでいてリアルで、おかしな間があって奇妙な空気がつむがれ、やたらに笑えます。そんなシーンがたくさんあるのに、映画全体としては主演の田中圭がとても魅力的に見えるという、まさに彼のスター映画としてもキチンと成立しています。

果たして、夏目の恋の行方は?決して甘過ぎないラブストーリーでもあって、田中圭の、意識的に構築したはずのナチュラルなかわいさが楽しめるつくりになっています。

人妻の麻里子(ともさかりえ)に、夫(斉藤陽一郎)同席の上で告白される夏目(田中圭)。この顔!

『ロマンスドール』

『ロマンスドール』
(配給:KADOKAWA)●脚本・監督:タナダユキ ●原作:タナダユキ「ロマンスドール」(角川文庫刊) ●出演:高橋一生 蒼井優 浜野謙太 三浦透子 大倉孝二 ピエール瀧 渡辺えり きたろう ほか ●1月24日から全国ロードショー

(c)2019「ロマンスドール」製作委員会

(あらすじ)
美大を卒業してフリーターをしていたが、ラブドール職人として働き始める哲雄(高橋一生)。社長(ピエール瀧)の指示でシリコン素材を使ってリアルな人肌に近い人形を開発することになり、師匠の相川(きたろう)と相談。生身の女性から乳房の型どりをすることになる。モデルとしてやってきた園子(蒼井優)に、医療用と嘘をついて型どりをする。哲雄は園子に一目で恋をする。

もはや怪優の域!?の蒼井優とがっつり組んで一歩も譲らない、高橋一生

『おんな城主 直虎』『カルテット』『嘘を愛する女』『凪のお暇』と、最近の高橋一生の出演作を並べるだけでその的確にして、じ――っと見入る価値があると思わせる演技が思い出され、心が躍ります。子役時代から俳優としてのキャリアをスタート。脇を固める実力者的な存在から、いつの間にやら作品の中心を担う存在になった高橋。今年40歳を迎える彼は、「チャラチャラした、中身のない男には興味を持てない!」というアラサー&アラフォー女子のハートをがっちりとつかんでいます。

そんな彼の最新作が、蒼井優と夫婦を演じる映画『ロマンスドール』なのです。監督は『百万円と苦虫女』『蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ』等で、蒼井と組んできたタナダユキ。自ら手掛けた小説を脚色した意欲作で、夫婦という揺るぎない関係にあるはずの男女の、儚くも美しい大人のラブストーリーです。

この映画、主人公がラブドール職人という一見奇抜な設定ですが、とても見ごたえある人間ドラマになっています。その中心を担うのが高橋一生と蒼井優。それぞれの演技は見ものです。蒼井優は映画『宮本から君へ』でも、こんな演技ができるのはこの人しかいないよな!と思わせた女優。生々しくて激しいヒロインを、自身の存在を丸ごと使って表現していました。そして『ロマンスドール』でも同様に、緻密で自然で説得力ある演技で、園子というヒロインを構築していきます。この人がやるとある迫力を伴った生々しさが生まれ、それがそこはかとない色気となって画面からシャワーのように注がれるのです。

そんな園子と対峙するのが、哲雄を演じる高橋一生です。生きることに少しだけ不器用で、でも生身の大人の男らしいズルさがまったくないわけではなく、弱いところもあるけど、やさしい。そんなミラクルなキャラクターをいともナチュラルにつくり上げます。ちょっとした仕草、ある一言をいうときの声の響き、目線の揺らぎ、すべてをそうとは見せないぎりぎりのところで計算していて、ときに意識的に感情を解き放つという大胆な選択をしつつそれを忠実にやり遂げます。マジで、すげぇ。恋に落ちた瞬間の顔、相手に思いを伝えるときの切ない表情、いちばん想う相手に気持ちが伝わらないことのイラ立ち、永遠のような幸せの一瞬、そして海の底にいるような絶望。高橋一生のこんな顔やあんな顔が堪能できます。

結局、俳優が観る人の心を捉えるのは顔カタチじゃなくて演技力、ってこと?2本の映画を観ていて、そう感じました。

初めて会ったその日、恋に落ちてしまう哲雄と園子。駅へ向かうこの階段シーンは、キュン度高し!

文/浅見祥子

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