ホーム > mixiニュース > スポーツ > 野球 > ロッテの情報戦略がすごすぎる! 戦力流出すら有効活用する手腕で、まさか鳥谷も?

ロッテの情報戦略がすごすぎる! 戦力流出すら有効活用する手腕で、まさか鳥谷も?

6

2020年01月22日 16:00  AERA dot.

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

写真誰もが幸せな形でロッテからFA移籍となった鈴木大地 (c)朝日新聞社
誰もが幸せな形でロッテからFA移籍となった鈴木大地 (c)朝日新聞社
 千葉ロッテマリーンズ広報部がすごい。情報戦略やイベント企画能力などで他球団より一歩先を走っている。今オフも球団主導で多くの話題を球界へ提供し、大きく取り上げられてきた。

【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!

 最もインパクトがあったのは、FAで楽天に移籍した鈴木大地をめぐる一連の動向だった。舞台となったのは、11月17日にZOZOマリンスタジアムで開催されたロッテのファン感謝イベント『スーパーマリンフェスタ2019』である。

「内容は言えないが、いろいろな話をさせていただいた。2球団だけではなくロッテもそう。簡単に決められることではない」。国内FA権を行使し、自身の去就について熟考中のチームリーダーはそう話した。

 当時の報道では巨人、楽天と交渉中とされる一方、所属球団のロッテもFA残留を認めるという形で伝えられていた。そのため、『スーパーマリンフェスタ2019』では、ファンから大声援も起こるなど慰留ムードが漂った。「本当にありがたかった。ここまでは選手会長として、この感謝デーをしっかりやることばかり考えていた」という本人のコメントを聞く限り、この時は進路について迷っているようにも見えた。

 しかし水面下では、さまざまなことが同時進行だったようだ。イベント閉会式では自らがマイクを持ち、自身が発起人となった勝利後にファンと共に喜びを分かち合うパフォーマンスも見せた。結果的にこれが最後の別れの儀式になった。

「鈴木退団はイベント開催時ですでに決定事項でした。鈴木もお世話になったロッテのために一肌脱いだんです。この日限定グッズも発売されるなど球団は最後のビジネスを行い、鈴木はファンとのお別れを済ませることができた。両者にとって良いことだったと思います」

 ロッテ担当記者が語るように、最終イベントとして誰もが喜ぶ形の着地点となった。

「鈴木はかなり早い時点で他球団移籍を決めていたようです。しかし、生え抜きのチームリーダー流出は球団にとってもイメージが悪い。鈴木も『お金に目がくらんだ』と思われかねない。両者にとって最も良い形を入念に模索したようです」

 ロッテ球団のPR部隊が先頭に立ち、情報をうまく活用しながら、今回の移籍騒動をプラスに転嫁した。そして翌18日には楽天移籍が発表された。実にスムーズな流れであった。

 ロッテ球団広報部はここ数年、さまざまな形で独自の情報提供を行い、球団を盛り上げてきた。常時「広報カメラ」を帯同させ、動画でチームの裏側まで見せる。「謎の魚」と呼ばれる意味不明なキャラクターは、他球団のファンまで取り込んだ。また「売り子ペナントレース」と題し、球場売り子たちの売り上げ数を競わせることのイベント化も話題になった。

「広報トップがアイデアマンで行動力がある。他球団ではできないような企画も、それまでのさまざまな成功企画を生み出してきた実績があるので実現できる。これがロッテの名物。ファンからも好評で、チームが勝てなくても客足が伸びている要因の1つです」(前出ロッテ担当記者)

 その陣頭指揮を執るのは、広報メディア室室長・梶原紀章氏。スポーツ新聞記者を経てロッテ入り。第1回WBC日本代表でも広報の重責を任され、世界一にも立ち会っている。そういった経験を生かし、チームをうまく露出させる方法に長けている。「広報カメラ」を撮影するのも、もちろん梶原氏だ。

 そして毎年手がける著書『千葉魂』は6年連続で発売されるほどの長寿本。千葉近辺ではプチベストセラーとなっているほどである。「梶原さんの本は新聞記事などでは読めないような深い話が多い。毎年、買っています」とロッテファンの多くが口にする。

 本拠地ZOZOマリンスタジアムには、本塁打増産を願い『ホームランラグーン』を新設。長打力アップで上位進出を目指した。結果として今年もBクラスに終わったものの、チームが勝てない時にこそ露出を増やすのが、広報としての腕の見せどころ。鈴木の件以外にも、オフの動きは活発であった。

 10月17日のドラフト会議では4球団競合の末、163キロ右腕の佐々木朗希(岩手・大船渡高)を獲得すると、高校生ナンバーワン投手をこれでもかというほど露出するとともに、12月9日の新入団会見をCS局で緊急テレビ生中継。11月25日には楽天からFA宣言していた美馬学の入団を発表すると、その後の12月3日には入団会見を大々的に行った。年末には各媒体で井口資仁監督のインタビューが掲載されたことも記憶に新しい。

 シーズンが終わり、野球ネタが少なくなる時期とはいえ、毎月のようにロッテの話題がマスコミを賑わせた。ロッテ広報部の周到でしたたかな情報戦略が見て取れる。

 年が明けた2020年、世間は五輪一色であるが、ロッテも負けていない。新人合同自主トレにおける佐々木の一挙手一投足を詳細にレポート。その様子はたびたびスポーツ紙に取り上げられている。

 そして、ここへきて、もう1つ大きな爆弾が用意されているのでは、という話がある。

「阪神を自由契約になった鳥谷敬です。球団は異なりますが、井口監督が現役時代からの師弟関係。早い段階でのロッテ入りが囁かれていながら決定に至らなかったんですが、ここにきて諸事情をクリアしたという噂もある。仮にロッテ入団決定ならば、キャンプイン前の最高のネタだと思います」(ロッテを長年追いかけるフリーライター)

 実際のところはどうなのか。「鳥谷? 何も聞いていない。でも、ロッテの名前が取り上げられるのは良いことだね」。球団関係者に鳥谷の件を聞くと、そう笑い飛ばされてしまった。ただ、これまでの情報戦を考えると、額面通りには受け取れないところだが……。

 鳥谷の件の真偽はともかく、日本シリーズ前後からロッテネタで球界は毎月のように盛り上がっている。ロッテ広報部としては「してやったり」ではなかろうか。

 注目は集めた。あとはチームの結果が伴えば、言うことはない。

このニュースに関するつぶやき

  • そーだよ、鳥谷の動向忘れてたw なんか、しばらく前、ドラが中村ノリをゲットしたときみたいな契約もあるんかなぁ。。。この先、気にしますわ。
    • イイネ!0
    • コメント 0件
  • 水上の現役時代からオフのロッテは変わっとらんようなwww
    • イイネ!4
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(5件)

あなたにおすすめ

ニュース設定