インターコンチネンタルGTチャレンジに規則変更。ジェントルマンの参戦を促す

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2020年01月22日 23:21  AUTOSPORT web

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2020バサースト12時間は2月1〜2日にマウント・パノラマ・サーキットで開催される
インターコンチネンタルGTチャレンジを運営するSROモータースポーツ・グループは1月22日、2020年シーズンから、ドライバーに関するスポーティングレギュレーションを変更すると発表した。プロ-アマのドライバーズチャンピオンシップが創設されたほか、メーカーポイントを獲得できる車両の枠も変更される。

 インターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)は、世界中で愛用されるGT3レーシングカーで争われるシリーズで、オーストラリア、ヨーロッパ、アメリカ、アジア(鈴鹿10時間)、アフリカと5大陸で開催される5レースで構成される。これまでは登録マニュファクチャラーの選手権と、ドライバーズチャンピオンシップのふたつで争われていた。

 そんなIGTCを運営するSROモータースポーツ・グループは、2020年に向けプロ-アマのドライバーズチャンピオンシップを創設し、いわゆるジェントルマンドライバーの参加を促すことになった。このプロ-アマのエントリーは、IGTCの全体の選手権とは異なり、メーカーを代表する必要はない。また、2名のブロンズグレードのドライバーと1名のシルバー、ゴールド、プラチナで構成されるドライバークルーも、各ラウンドで変更できる。

 一方、各ラウンドでメーカーポイントを獲得できるプロドライバーの最大数は削減されることになった。IGTCのうち、シリーズ最大の一戦であるスパ24時間をのぞき、フルシーズン参戦するマニュファクチャラーは、IGTCエントリーの4台の中で最大3組のプロクルーを組むことができるが、残りの1組はシルバー、プロ-アマ、アマ-アマのマシンとなる。2019年同様、そのうちベストリザルトの2台がメーカーポイントを獲得することができる。

 スパ24時間では、最大6台のIGTCエントリーを行うことができる。そのうち4台はプロクルーを組むことができ、IGTCポイントを獲得できるマシンも3台に増えることになる。

「すべてのGTカーレースは、アマチュアや若手ドライバーで支えられている。その多くのドライバーは、IGTCが訪れるサーキットで戦うことを願っているんだ。プロ-アマ、およびシルバーのクルーに、グローバルタイトルに貢献する機会を提供することは、世界的にもユニークだと思う」とSRO代表のステファン・ラテルは語った。

 IGTCは1月31日〜2月2日に、オーストラリアのバサースト12時間で開幕する。

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