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宮沢氷魚&藤原季節、ゲイ役に苦悩「初日迎えたくなかった」

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2020年01月25日 16:49  シネマトゥデイ

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シネマトゥデイ

写真共に役に向き合った二人 - 宮沢氷魚&藤原季節
共に役に向き合った二人 - 宮沢氷魚&藤原季節

 俳優の宮沢氷魚と藤原季節が25日、都内で行われた映画『his』の公開記念舞台あいさつに登壇し、初のゲイ役に苦悩したことを打ち明けた。この日は、キャストの松本若菜、子役・外村紗玖良、今泉力哉監督も出席した。


 本作は、二人の青年の恋愛を題材に、彼らの抱える葛藤をはじめ、親権獲得や周囲の人々への理解を求めて奮闘する姿を描く物語。


 周囲にゲイだと知られることを恐れ、東京から田舎にやって来た主人公・井川迅(しゅん)役の宮沢は「初主演映画ということでプレッシャーも感じましたし、LGBTQというセンシティブなテーマなので、そこに向き合っていけるかなと思っていました」と当初の心境を吐露。しかし、幼稚園から高校まで男子校に通い、身近に同性愛者がいたことから、「少しでも(彼らが)生きやすい世界を作りたいと思っていたので、このタイミングでこの話をいただいた喜びの方が大きくて、前向きに作品に入れました」と充実した表情をのぞかせた。


 一方の迅の忘れられない恋人・日比野渚役の藤原は、役同様に憶病さや弱さを持っているそうで、「宮沢氷魚くんに感謝の気持ちでいっぱいです。弱さを光で照らしてくれました」と思いを打ち明け、宮沢を喜ばせた。


 とはいえ、初のゲイ役はやはり難しかったようで、「どんなに準備しても自分が渚になれている気がしなくて、(撮影)初日を迎えたくなかった」と語る藤原。さらに「本当に準備ができていなくて、わからないまま撮影に入って、わからないまま突き進んで、最後までわからず、今もわからない」と苦笑いすると、宮沢も「すごくわかる、初日迎えたくなかった」と同調した。


 すると「現場でOKを出した後も『今のじゃないかも……』と話して、夜中、二人が酒を飲みながら『正解何なんだよ……』と迷わせることをずっとしていた」といたずらな笑みを浮かべた今泉監督。その一方で、LGBTQというテーマのため、自身もいろいろな迷いの中で撮影をしていたのだとか。


 また、もともと事前に作ってきたものではない、その瞬間に出る役者本人の感情が混ざった芝居を大事しているという今泉監督は「ちょっと酔っ払って帰って来た時の二人のキス(シーン)で、氷魚さんの耳がメチャクチャ赤くなっていたけど、それはお芝居じゃなく、感情が動いているからで、それがうれしい」と宮沢の生の演技を称賛していた。(取材:錦怜那)


映画『his』は公開中


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