KDDI含む32社が渋谷で「5G」用いた“エンタメ×テック”プロジェクトを始動 ハチ公・須田景凪・EVOなど続々展開へ

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2020年01月25日 17:31  リアルサウンド

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「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」会見の様子。

 KDDI株式会社と一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会による、第5世代移動通信システム「5G」(以下、5G)を活用し、渋谷区が推進する創造文化都市事業への貢献を目的とした「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」。同プロジェクトの記者発表会が24日、「渋谷PARCO」内にあるeスポーツカフェ「価格.com GG Shibuya Mobile esports cafe&bar」で行われ、東急株式会社、株式会社パルコ、株式会社ベイクルーズなど、32社・団体とともに、始動することをアナウンスした。


(参考:渋谷再開発で「ビットバレー」はどう復興するか? 東急電鉄担当者に聞く


 「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」は、「au 5Gで渋谷の街を創造文化都市へ」という理念に賛同したランドオーナーやテクノロジー企業など多岐にわたる企業が参画するもの。各社のアセットとau 5Gを融合することで、アート、音楽、ファッションといった渋谷が有するエンターテイメントなどのさまざまな文化を深化させる取り組みを実施していく。


 また、本日1月25日には、渋谷にて開催されるライブイベント『uP!!!NEXT 須田 景凪〜晩翠〜 powered by au 5G』と、参画企業である株式会社丸井と株式会社Psychic VR Labが連携し、渋谷の街を活用した新しいライブ拡張体験を提供。1月26日には格闘ゲームの祭典『Evolution Championship Series : Japan 2020』決勝戦の模様をダイナミックに楽しめる、au 5Gを活用したe-SPORTSライブ中継イベントを実施する。


 1月24日から1月25日には、渋谷駅ハチ公前広場に5G可搬型基地局を設置し、一般社団法人1964 TOKYO VR協力のもと、1964年の渋谷の街並みへタイムスリップできるau 5Gを活用したXR体験ブースを開設。1月24日から3月31日の期間中には、渋谷駅ハチ公前広場の象徴である観光案内所「青ガエル」(通称)が、XR技術やAIを実験的に活用し、国内外のパートナー企業とともに今後実施する5Gによる拡張体験施策をガイドする案内所として期間限定でオープンしていく。


 会見には、渋谷区長の長谷部健氏や、渋谷未来デザインのメンバーであるタレントの若槻千夏、KDDI株式会社 取締役執行役員常務の森田圭氏、KDDI株式会社 ビジネスアグリゲーション本部 アグリケーション推進部部長の繁田光平氏、渋谷未来デザイン 渋谷区観光協会 代表理事の金山淳吾氏、渋谷未来デザイン 理事 渋谷道玄坂商店街振興組合 理事長の大西賢治氏が登壇。


 長谷部氏は「2020年は渋谷区にとって様々なイベントが起こる年で、オリンピック・パラリンピックのあとは明治神宮の100周年もある。多くの企業の皆様に賛同していただいて、多様性、新しい価値文化を世界に発信していける予感にワクワクしている。渋谷で混じり合いながら一緒になって、区も寄り添いながら盛り上げていきましょう」と鼓舞し、森田氏も「スローガンである『面白い方の未来』』を共に作っていきたい」、繁田氏は「“渋谷区全てをエキシビジョンと考える”理念に共感しました。いろんな新しい実験をやりながら、新たな文化が生み出される場を」とコメント。


 金山氏は「5Gという通信規格は目に見えない、ある種『素材』のようなもの。これからどんどん発想やアイデア・技術が持ち込まれることを期待しています」と語り、若槻は「ダイバーシティーを掲げる渋谷がママや子供にとっても良い街になれば」と前置きした上で、地球の裏側にいても遠隔で手術ができるようになるなど、調べれば調べるほど『5G』は世界が変わるくらいの変化だとワクワクしました」と述べるなどした。


 なお、一連のイベントについては、追ってレポート記事を掲載予定だ。(リアルサウンド編集部)


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