ワークマンが楽天市場から撤退、「送料無料ライン」導入を前に

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2020年01月26日 00:32  Fashionsnap.com

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ワークマン楽天市場店のページより
楽天の通販サイト「楽天市場」の全店舗の買い物で、総額3,980円以上を購入した場合に送料が無料になる「送料無料ライン」が3月18日から導入されるのを前に、「ワークマン(WORKMAN)」が2月28日をもって楽天市場店を閉店すると発表した。
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 楽天市場ではこれまで出店者サイドが送料を設定できたが、「送料無料ライン」が適用された場合は全店揃って送料が無料になる(沖縄や離島などを除く/一部商品は対象外)ため、出店者サイドのコスト負担が懸念されている。
 ワークマンの撤退も送料無料ラインが影響していると見られる。ワークマン楽天市場店では注文は1月31日16時まで受け付け、2月14日16時までに支払いが確認できない注文についてはキャンセルするという。
 公正取引委員会が、商品を販売するためにオンラインモールを利用したことがある、または利用申請したことがある事業者を対象に昨年行ったアンケート調査によれば、楽天市場の利用料についてAmazonやYahoo!ショッピングよりも不満の傾向が強く、送料無料ラインの導入には抗議の姿勢を示す出店者も多い。出店者の任意団体「楽天ユニオン」は今月22日に送料無料化に反対する1,700人超の署名とともに、公正取引委員会に対し調査を求めた。
 送料無料ラインは、楽天とECのシェアを争うAmazonへの対抗策と見られるが、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)が有料会員サービス「ゾゾアリガトー(ZOZOARIGATO)」(※現在は廃止)を導入した際に出店者の"ZOZO離れ"が起こったように、"楽天離れ"が広がることが懸念される。
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このニュースに関するつぶやき

  • アマゾンはほぼ無料なので対抗上無料にしたいのでしょうが、楽天などは単なる“モール”なので、すべては出店者の負担になります。 ちょっと無理がありますよね。
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