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「24時間全力でプッシュ」小林可夢偉、デイトナ2年連続優勝はチームワークのおかげ

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2020年01月27日 17:51  AUTOSPORT web

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写真それぞれの国旗を手に勝利を喜ぶコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rのドライバーたち。左からライアン・ブリスコー、ランガー・バン・デル・ザンデ、スコット・ディクソン、小林可夢偉
それぞれの国旗を手に勝利を喜ぶコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rのドライバーたち。左からライアン・ブリスコー、ランガー・バン・デル・ザンデ、スコット・ディクソン、小林可夢偉
 1月25〜26日、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで2020年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースが行われ、小林可夢偉を起用したコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックDPi-V.Rが2年連続となる総合優勝を飾った。チームとともに日本人ドライバーとして初めての複数回勝利を連覇で達成した可夢偉は、レース後「この勝利はチームワークのおかげです」と語った。
 
 北米耐久レースシリーズの2020年シーズンに、ランガー・バン・デル・ザンデとライアン・ブリスコーという布陣で臨むコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.R。名門ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)が運営するチームは2019年のデイトナ24時間を制しており、連勝が懸かった2020年大会に向けては可夢偉を2年連続で起用すると同時に、5度のインディカ―・シリーズチャンピオン、スコット・ディクソンを加え強力なドライバーラインアップを完成させた。

 そんな彼らがドライブする10号車キャデラックは予選5番手から24時間に及ぶ長い戦いをスタートさせると、序盤からトップ争いに加わりスタートから3時間を迎える直前には可夢偉のドライブで総合首位に躍り出ることに成功する。
 
 その後、10号車キャデラックはピットレーン速度違反によるドライブスルーペナルティを受けて一度順位を下げたものの、夜間走行で光った他を圧倒するスピードでポジションを回復。首位で迎えたレース開始から16時間後にはピットレーン出口のレッドシグナルを無視したために60秒のストップペナルティを受けるが、運にも助けられ三度トップに返り咲いた。
 
 そうして迎えたレース終盤は危なげない走りで2番手以下とのギャップを広げ、最終的に2位となったマツダ・チームヨーストの77号車マツダRT24-Pに65秒の大量リードを築いてトップチェッカーを受けた。
 
 なお、この4年間で3回目のデイトナ制覇を成し遂げたWTRは今レースで、デイトナ24時間の歴代最長距離のレコードを打ち破ることに成功。2018年に更新された従来の最多周回数808ラップを大きく上回る833ラップを重ね、合計2965.5マイル(約4772.5km)の新記録を残している。

「私はいま、世界の頂点にいるような気分だ」と喜びを表現するのは、チームの共同オーナーを務めるウィン・テイラー氏。

「このレースはひとりでは勝つことができない、チームでのイベントなんだ。キャデラックとコニカミノルタ、私と私の家族を長年支えてくれたリック・テイラーとマイク・マスに深く感謝している。また、CITグループやAMETEK|Powervar、ESPのサポートなしでは勝つことはできなかった」

「今日、我々が成し遂げたことは非常に歴史的なものだ。私はここでドライバーとして2回、チームオーナーとして3回優勝した。これで都合5勝! 人生の残りの期間は毎年勝ちたいと思うようになったよ」

■「こんなにも良いクルマに乗ったことがない」とバン・デル・ザンデ

 今季からチームに加わったブリスコーは「まさに素晴らしい勝利だ。コニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの一員であることをとても光栄に思う」とコメント。

「エンジニアからメカニック、そして僕のチームメイトまで、誰もが素晴らしい仕事をしてくれた」

 可夢偉と同様に2019年、2020年大会で連覇を果たしたバン・デル・ザンデは「デイトナであるいは、他の場所でもこんなにいいクルマをドライブしたことは一度もない」とチームが作り上げたキャデラックを絶賛した。

「僕たちは昨年学んだことをすべて取り入れ、大きな一歩を踏み出した。これは始まったばかりのシーズンに向けて、とても励みになるよ」

 インディカー・シリーズの“レジェンドドライバー”のひとりであるニュージーランド人は、チームの結束の強さが困難な状況から巻き返す力になったと述べた。

「僕はこれまでのキャリアの中で何度も24時間レースに参加してきたが、今回のレースで多くの不利な状況から立ち直ることができたのはチームの絶対的なコミットメントがあったからだ」とディクソン。

「そんなチームの一員として戦えたことを誇りに思うよ。僕を迎えてくれたウェイン(・テイラー)、マックス(・アンジェレッリ)、コニカミノルタの皆、レースに参加せてくれたチップ(・ガナッシ)に感謝している。僕たちはウイナーだ。それだけが重要なことだ」

■小林可夢偉「クルマが速く、運転するのが楽しかった」

 レース序盤と中盤の活躍に加えて最後はチェッカードライバーの大役を務めた可夢偉は「2年連続でデイトナを勝利することができて本当にうれしいです」と喜ぶ。

「2019年大会は雨でしたが、今年はコンディションもよく24時間全力でプッシュして戦い続けました」

「ロア・テスト(1月3〜5日にデイトナで行われた公式テスト)の後、レースに向けていいアイデアが見つかり、それをレースウイークに持ち込んだところ走り始めからクルマがとても速くて、運転するのが楽しかったです」

 勝利を決めるアンカーの役目については「みんなのためにチェッカーフラッグを受けることができたのは素晴らしい経験でした」と語った。

「とにかくこの勝利はチームワークのおかげです。日本から応援メッセージを届けてくれたコニカミノルタさま、そして長時間ずっと応援してくださったファンのみなさま、本当にありがとうございました」

 終始晴天に恵まれた第58回デイトナ24時間を制したコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のランキングリーダーとして3月21日に行われるシリーズ第2戦セブリング12時間レースに臨む。舞台はアメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイだ。
 
 なお、この週末はWEC世界耐久選手権第6戦セブリング1000マイルが同コースで行われ、可夢偉はTOYOTA GAZOO Racing WECチームのドライバーして7号車トヨタTS050ハイブリッドをドライブする。

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